<スティーヴ・アーチャー>
1953年1月5日、5人兄妹の4番目(四男)として南カリフォルニアで生まれる。父親 が牧師だったこともあり小さい頃から教会でいろいろなゴスペル・ソングに親しみ 、9歳の頃には本格的に人前で歌うようになる。15歳の時にすぐ上の兄:ティムと 一緒にタレント・コンテストに出演。堂々第2位の成績を収める。そして10代の終 盤には、そのティムと共に、長男ゲイリー・アーチャーのバック・ヴォーカルを務 めるようになりこれが発展する形でヴォーカル・グループ:アーチャーズを結成。 1973年に、アルバム「The Archers」でデビューを飾り、クリスチャン・ミュージッ ク・シーンに新風を巻き起こす。1977年の4作目「Fresh Surrender」(Light Records)から妹のジャニス・アーチャーが参加。ティム、スティーヴ、ジャニスの 3兄妹による新生アーチャーズがスタートする。1980年と81年、続けてグラミー賞 にノミネート。 その対象となった81年の名作「Spreadin' Like Wildfire」(MCA/Songbird)で、ひと つの区切りを迎え、 グループ活動をいったんストップ。翌82年にスティーヴは初のソロ・アルバム「 ...Solo」をリリースする。以後、83年の「Through His Eyes」、85年の「Action」 、87年の「Off The Page」、88年の「Hits」 (レーベルは何れもHome Sweet Home)と、コンスタントにアルバムを発表。順調なソ ロ飛行を続ける。 また、一方で、84年にはアーチャーズでアルバムを発表、さらに、91年にはエイミ ー・グラントのマネージメントを手掛けるマイケル・ブラントンからの強い要請も あり、再び兄妹で集結。リユニオン・アルバム 「Colors Of Your Love」(Reunion)を発表し、トゥアーも行う。その後、再びソロ に戻り、1998年には 久しぶりのソロ・アルバム「Stay Right Here」(Kle Toi)を発表。変わらぬ優しさ 、瑞々しい歌声で、 スティーヴ・アーチャー健在なりを強くアピールしてくれた。