*ドゥービー・ブラザーズの新作
9月21日にドゥービーの新作「Sibling Rivalry」がビクターから国内発売されました。メンバーはトム・ジョンストン、パット・シモンズ、ジョン・マクフィー、キース・クヌードスン(こう読む方が近い)、マイケル・ホサックの5人で、音のほうも、AORというよりは、アメリカン・ロック。でも、オーガニックな楽器を前面に出していてさすがヴェテランの貫禄!、そんな1枚です。プロデュースはグループの面々とガイ・アリソン他。ビル・チャンプリン夫妻も2曲共作&コーラスで参加、マイケル・ラフも1曲共作で参加してます。日本盤のみボーナス・トラック1曲収録。
*BMGファンハウス、AORリイシュー・ラインナップ!
10月25日に目出たく発売されたのが以下の3タイトル。  ホワット・イフ「What If」(RCA:1987)  ル・ルー「Last Safe Place」(RCA:1982)  ランディ・エデルマン「If Love Is Real」(Arista:1977)  中でも話題はやはり、ホワット・イフですね。Tommy Funderburkが元Seawindの2 人:  Bob Wilson & Larry Williamsと結成したアメリカン・ロック・グループ。  アメリカ盤は以前CDがありましたが、かなりのレアものだったので、  これは嬉しい日本初CD化。ライナーは、中田めが書かせていただいておりま すが、  実はこのグループ、RCAと契約した時はMichael Thompsonを加えた4人組だ った、  なんて話しも出てきますので、乞うご期待。
*そして、ユニバーサルも、11月からいよいよリイシュー始動!!
こちらは、Faragher Bros.の1st&2nd、そしてそして、待望のRobert Byrne "Blame It On The Night"、そして、「Light Mellow - AOR Groovin' & Breezin' -」ユニバーサル編が11月末に登場。さらに12月はKeane Bros.の1st、リサ・ダル・ベロの1st(デヴィッド・フォスター:プロデュース)、マーク=アーモンド「Other People's Room」の再発、さらにイヴォンヌ・エリマン「Yvonne」なんてのも出ます。A&Mものの美味しどころがいつ登場するのか....今後も目が離せません。
*ジェイのおっさん、久々に始動!!
Jay Graydonが久〜〜しぶり新曲を書きました。すでに多くの方がご存じだと 思いますが、  それは、Brenda Russellの最新作「Paris rain」に入っている<She's In Love>で、  ジェイが元リッピントンズのMark Portmanとトラックを作り、それを気に入っ たブレンダが  歌詞を書いた、という経緯だそうです。  細かな事は、今月の中田利樹(8月21〜31日)に掲載したジェイからのメール をご覧下さい。

*最新輸入盤から
VARIOUS ARTISTS "Child Of The Promise"
マイケル・オマーティアンが総指揮を務める壮大なCCMオペラ。ドナ・サマー、リチャード・マークス、マイケル・W・スミス、エイミー・グラント、デヴィッド・パック、ラス・タフ他、とにかく錚々たる顔ぶれが揃っています。全作詞はストーミー・オマーティアンが久々に担当。
STOLENFISH "Give Me A Ride"
マイケル・ランドウのニュー・グループは、スキン・ヘッドの女性シンガー、  赤毛のベース、日本人ドラマーと結成したアートなオルタナ系ロック。  ランドウ氏はほとんどピックレスで弾いていて(多分)、音の感じがいつもと  多少違います。プロデュースもエンジニアもミックスも全てランドウが担当。
TOMMY SIMS "Peace And Love"
エリック・クラプトンの大ヒット曲<Change The World>の作者の1人で、  マイケル・マクドナルドの最新作「Blue Obsession」のメイン・プロデューサ ーでもある  トミー・シムズ、初のリーダー作。大半の曲を1人で作詞・作曲し、歌も楽器 もなんでも  こなす、まさにマルチな才能を発揮した1枚。スティービー・ワンダー他、ゲ スト陣も  なかなか。でも、ちょい、渋すぎですかね、音自体は。
BOB CARLISLE "Nothing But The Truth"
CCM界が誇る激ウマ・シンガー、ボブ・カーライルの2年ぶりとなる新作。  Reggie Hammがプロデュースを手掛けかなりモダンな仕上がりです。  話題はBryan Duncanとのデュエット<Love Is The Answer>。  トッド・ラングレン作の名曲をこれまたかなり硬派にカヴァーしてます。
AURORA "Aurora"
こういうのまで買っていたらお金が幾らあっても足らないのですが、  John & Dino ElefanteやMichaelの息子Christopher Omartianがプロデュース に  参加しているというだけで購入した白人女性トリオ。ダンス系ポップ&ロッ ク。
STACIE ORRICO "Genuine"
CCM界のクリスティーナ・アギレラ、といった感じが強い、話題のニューカ マー。  Michael W.Smith、Tedd T.、Mark Heimermannといったヒットメイカーが全面 バック・  アップしていますので、ブレイクは必至。名前くらいは覚えておいて損はない です。
RACHAEL LAMPA "Live For Joy"
ちょっと待った〜! CCM界のアギレラは私よ! と、メジャーから名乗り を  あげたのがこの人。何と言ってもBrown Bannister全編バック・アップと来れ ば  CCM界では恐い者なし。歌唱力も群を抜いていて、私はこちらの方が全然好 み。  お、AORファン好みのバラード..と思ったらChris Eatonの曲でした。さら にChrisは  4曲を作・共作。他にも、Brent Bourgeois、Cindy Morgan、Chris Rodriguez が大活躍。