<カレン・ブレイク>
1957年9月23日LA生まれ。
少女時代は乗馬が一番の楽しみで、ハイ・スクールの頃 まで特に歌手になりたいという願望はなかったという。しかし、ジョニ・ミッチェルの レコードに合わせて歌いながら掃除をしていたところ、たまたまそれを聴いた友人に勧められ、音楽の道を目指すことに。サン・フランシスコ郊外にある高校卒業後、LAに戻り、本格的にシンガーを目指す。そして、サンタ・モニカ市立大学に籍を置きながらやがて デモ・シンガーの仕事を得る。その後はMCA、UA、モータウンなど、メジャー・ レーベルからもデモを歌う仕事が舞い込み、また、ライヴ・ハウスにも積極的に出演。 そうして、自己のヴォーカル・パフォーマンスに磨きをかけていく。
 そうして、1983年、当時の恋人で後の旦那様フィリップ・ギフィンが東京音楽祭で 来日した際にカレン・ブレイクの売り込みを行い、そうしてポニー・キャニオンとの 契約が成立。ウィルソン・ブラザーズの「Another Night」やボビー・コールドウェルの「August Moon」、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーの一連の作品、さらに、パーカー・マッギー、アン・マレー、ファイアーフォール、数々のアルバムを 手掛けてきたカイル・レーニングをプロデュースに迎え、LAとナッシュヴィル、この 両方でレコーディング。スティーヴ・ルカサー、マイケル・ランドウ、ダン・ハフ、 ロビー・ブキャナン、ピーター・ウォルフ、ジェイムス・ニュートン・ハワード、 カルロス・ヴェガ、ネイザン・イースト、ニール・スチューベンハウス他、“超”が付くほど豪華なミュージシャンが揃い、さらに大御所ビル・シュネーがミックスを担当。 完成したアルバム「Just One Heart」は1984年にポニー・キャニオンからリリース、 さらに、その2年後にはアメリカのCafe Recordsからも発売されている。残念ながら、 その後は、これといったニュースが入っていない。