商品番号 COOL-080
アーティスト名 アラン・ソレンティ
アルバム・タイトル Sienteme, It's Time To Land (1976年 EMI Italy)
価格 ¥2,400(税抜き)

収録曲
1. Alba
2. The Prisoner And The Dancer
3. Island Queen
4. Sienteme
5. Try To Imagine
6. Seagull Song
7. Sliding On The Wire
8. Listen
9. Your Love Is Magic

 All compositions by Alan Sorrenti
 English words and arrangements by David Kahne

 Produced by Corrado Bacchelli

メンバー
Bass
Jeff Neigher, Mike Howlett

Drums
Steve Mitchell, John Lingwood

Percussion
Bobby Hall, Kent Middleton

Keyboards
David Kahne, Gianni Leone

Guitars
Corrado Rusitici, Roger Voudorius, Gianni Leone

Background Vocals
The Waters

◆1976年にリリースされた4作目。
 アランにとって初めてのサン・フランシスコ録音で歌詞も大半が英語で歌われています。まさに、タイトル通り“(アメリカ)上陸の時だ!”という意気込みが伝わり、サウンドの方も以前とは較べものにならないアメリカナイズされたサウンドが顔を見せています。

★特にそれが顕著に現れているのが(5)。メロディー自体、実に明るく親しみ易いものですが、イントロのブラスの使い方などはまさに70年代のシカゴそのもの。1972年のデビュー時にはイタリアン・プログレの範疇で語られていたアラン・ソレンティが、完全なるポップ・シンガーに転身した証と言っても好いでしょう。
 また、(2)も哀愁を漂わせながら、英語の歌詞とナチュラルな旋律が実にマッチした英米ポップス的な1曲。
 逆に(3)はより内省的な感じを漂わすアラン節がよく出たナンバー。
 またタイトル曲の(4)は英語ではなくナポリ語で歌ったフォーキーなポップ・チューン。
 (7)は16ビートのグルーヴを醸し出しつつもポップでロック寄りのユニークなサウンドが楽しめます。
 ラストの(9)はインスト中心のアグレッシヴなファンキー・ポップ・チューン。ラテンのムードも盛り込んだ、異色ながら聴き応え十分の1曲です。

◆プロデュースはイタリアのコラード・バッチェリながらアレンジと英語の歌詞はデヴィッド・カーンが担当。彼はロジャー・ヴードゥリスとのデュオで2枚のアルバムを出していますが、むしろ、この後に手掛けた数々のプロデュース作品---バングルス、フィッシュボーン、ショーン・コルヴィン、トニー・ベネット、プレジデント・オブ・USA、シュガー・レイ他---で高い評価を得ている人です。そのカーンがキーボードを担当。さらにカーンの旧友ロジャー・ヴードゥリスが ギターで参加。

◆また、当時Novaというバンドでアルバムを出し、後にナラダ・マイケル・ウォルデンのおかかえギタリストになるイタリア人、コラード・ラスティッチも参加。そしてファンキーなコーラスをつけているのは西海岸きってのファミリー・ヴォーカル・グループ:ウォーターズ。何れもが良質なプレイ&コーラスで、アラン・ソレンティのアメリカ上陸を迎え入れます。
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