1951年2月7日テキサス州アビリンの生まれ。1970年代始めからコンポーザー、キー
ボード奏者としてナッシュヴィルの音楽シーンで活躍。エルヴィス・プレスリーと 出会い、 彼のアルバム「Promised Land」(1975年)にも曲を提供している。同じく1975年、
マイケル・ロイド、ダリル・コットンの2人と共に、コットン、ロイド&クリスチ ャンでアルバムをリリース。さらに1976年には、クリスチャン系の名レーベル
Myrrhから初の ソロ作「Chris Christian」を発表。シンガー、ソグライターとしての地位を確立す る。 1981年にはセキュラー・レーベルBoardwalkからアルバム「Chris
Christian」を発 表。 シェリル・ラッドのコーラスをフィーチャーした<I Want You, I Need You>が全 米 ポップ・チャートで37位、AC=Adult
Contemporaryチャートで8位まで上がる スマッシュ・ヒットを記録。その後もエイミー・ホーランドとデュエットした< Ain't Nothing
Like The Real Thing 〜 You're All I Need To Get By>のメドレ ーが再び チャートを賑わし、その人気を決定的なものにする。そのアルバムは当時のCBSソニ
ーが「出逢い」という邦題で日本盤LPをリリース。優しさ溢れるヴォーカルが大 きな評判となり、AORのマスト・アイテムと呼ばれるようになる。 また、クリス・クリスチャンはプロデューサーとしても大活躍。エイミー・グラン
トを 発掘・育成した他、BJトーマス、ダン・ピーク(元アメリカ)、マリリン・マッ クー (元フィフス・ディメンション)…ゆうに100枚を越すアルバム制作にタッチしてい
る。 メロディメイカーとして、ヴォーカリストとして、プロデューサーとして、さらに インストゥルメンタル奏者として、アメリカのポップ・シーン、CCMシーンに輝
かしい 足跡を残している。
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