<ピーター・フリーステット>
 1973年、スウェーデンのストレムスタッド生まれ。10歳でピアノを始め、15歳でギターもプレイするように。Gothenbourg Jazz Academy, Skurup Music Conservatory, そしてthe Haparanda Music Conservatoryといったスウェーデンにあるいくつもの学校で音楽を学んだ後、1998年に今度はアメリカに渡り、Los Angeles Music Academy(通称LAMA)に入学。フランク・ギャンバレをチーフとするクラスでギターのレッスンを受け、また、名ドラマー:ラルフ・ハンフリーが指導する4人の生徒の1人にもなっています。
 スウェーデンでは自らのバンドを組む以外にも、ゴスペル系アーティストのパー・エリック・ハーリン、ジャズ・ファンクの大御所ニルス・ラングレン、そしてバディ・リッチ・トリビュート・ビッグ・バンド等に参加。
 そうして育んできた音楽的なアイデアをLAで得たコネクションで表現したアルバムが今回の作品「The LA Project」。まさに1980年代初頭のAORシーンを思わせる、オーガニックで緻密、しかし、心地好い風を忘れない、極上の一品に仕上がっています。自らのアコースティックが奏でるインスト・チューンももちろん含まれていますが、全体的にはギタリストとしての主張よりは、ソングライター、プロデューサーとしての表情をより強くアピールし、LAのトップ・ミュージシャンを適材適所で起用。とても20代のアーティストとは思えない、熟練した音楽を生み出しています。
 今後が最も期待されるAORアーティスト、それがこの人、ピーター・フリーステットなのです!