<ブルース・ガイチ>
1953年2月7日シカゴ生まれ。ロックやR&Bに大きな興味を持ち、ギターを始める ようになる。当時のアイドルはジミ・ヘンドリックスで、彼が亡くなる少し前にN Yの空港で 偶然ジミを見つけサインをもらったことが自慢の一つになっている。 1970年代中盤からシカゴのスタジオ・シーンでセッションに明け暮れ、CM音楽や ジングル作りを中心に約3,000のレコーディングに参加。また、後にサヴァイヴァー を結成する ジム・ピートリックのソロ作「Don't Fight The Feeling」でもギターをプレイして いる。 その後、1984年にLAに進出。ステファニー・ミルズとイヴリン・シャンペン・キ ングのアルバムに参加するほか、バーブラ・ストライサンドのアルバム「Emotion」 でも堂々たるプレイを披露。1986年には、かつてのバンド仲間:パット・レナード がプロデュースを手掛けたマドンナのアルバム「True Blue」にギタリスト及びコン ポーザーとして参加。 パット&マドンナと共作した<La Isla Bonita>が大ヒットし、ソングライターと しての 評価も一気に上昇する。また、1987年にはこれまたシカゴ時代からの親友リチャー ド・ マークスの1stアルバムで<Don't Mean Nothing>をリチャードと共作。全米 Top3入りする大ヒットとなる。さらに、ティモシー・B・シュミットのスマッシュ ・ヒット<Boys Night Out>(1987年:25位)を作・プロデュース。他にも、ザ・フィクス、カンサ ス、 フィリップ・ベイリー、ジェニファー・ラッシュ、シカゴ、ジャーメイン・スチュ ワート 他、数々のアーティストに曲を提供。セッションでも、マイケル・ジャクソン、チ ャカ・カーンから、ケニーG、フリオ・イグレシアスまで、数々のスーパースター をバック・ アップ。<ヒットメイカー:ブルース・ガイチ>の名前はLAのスタジオ・シーン に響きわたる。 その後、エアプレイのアルバムでリード・シンガーを務めたトミー・ファンダーバ ークと出会い、意気投合。ベーシストのジョージ・ホーキンス、そしてナイトレン ジャーの ドラマー:ケリー・ケイギーと共にキング・オブ・ハーツを結成、レコーディング を 行う。さらに、1995年には初のソロ・アルバム「A Lyre In A Windstorm」を発表。 リチャード・マークスやマーク・ジョーダン、ビル・チャンプリンをゲスト・シン ガーに 迎え、トータル・アーティストとしての魅力を十分にアピール。1996年にはキング ・オブ ・ハーツでの2ndアルバムを発表し、また、その合間を縫って2ndソロ作の準備に 取り掛かる。その年の暮れにLAからナッシュヴィルに移り、新たなる活動をスタ ート。 本作「Aphasia」リリース後も、スウェーデンのギタリスト:トミー・デナンダーと の 双頭リーダー作「Counterparts」を1998年に発表。さらに1999年には早くも3作目 となるソロ・アルバム「Nightingale」をリリース。また、私生活のパートナーでも ある シンガー&キーボーディストのジェイニー・クルーワーとの初デュオ・アルバム「 One On One」もこの夏リリースが決定。泉のように湧き出るメロディーを、様々な シチュエーションで届けてくれる。 今回のアルバム「Aphasia」の日本盤には世界初披露目となるブルース・ガイチ自身 の ヴォーカル・トラック<Strangely Familiar>を収録。人間味溢れる歌声が多くの ファンにアピールすることは間違いないであろう。