<ブルース・ヒバード>
1953年6月2日オクラホマ・シティ生まれのCCM系シンガー/ソングライター。 音楽的なルーツはジャズやR&Bに代表される黒人音楽。 13歳からベースを始め、14歳くらいから作曲も始める。 70年代中盤から他のアーティストに曲を提供するようになり また、プレイヤーとしてセッションもこなすように。 自身のソロ作を出したいとデモ・テープを作っていたところ、たまたまその スタジオに出くわしたCCMシンガーのポール・クラークがブルース・ ヒバードのサウンドを気に入り、彼のレーベル:Seedの第2号 アーティストとしてサイン。77年に「A Light Within」をリリース。 その後LAに移り、今度は80年に第2作「Never Turnin' Back」を リリース。レーベルがCCM系の大手:Wordに変わったこともあり、 日本にも輸入盤が入荷。渋谷辺りのお店ではかなりのベスト・セラー を記録している。そのアルバムと前後して、他のアーティストへの 曲提供、ヴォーカル・セッションを多くこなすなど、確実にその 知名度を増していくが、続く第3作制作中に歯車が乱れ、全てが ストップしてしまう。一節によるとプライヴェート上での問題も 左右したとかしないとか....。 80年代中盤には、あのクインシー・ジョーンズのレーベル:Qwestの スタッフ・ライターに招かれるが、これといった作品を残せずに またまた水面下へ。いつの間にか、その名前は人々の脳裏から忘れ 去られ、幻の名アーティストとなってしまう。