<5月21日(金)>
「今日の出来事」
●今日から5泊7日のハワイ出張がスタート。前回同様、吉田の鐘ちゃんを伴っての渡米ですが、前回はメインランドの後に寄ったこともありホノルル・ステイはわずかに2泊だけ。全く寛げなかったわけですが、その分、今回リヴェンジ?に燃える我々です。
 さて、例によって、出張の当日も番組の選曲だ何だに追われ、午後3時くらいまで仕事。その後、1時間くらいで準備をして、愛車で鐘ちゃんをピック・アップ。今日は首都高も湾岸も非常にスムースで予定より30分以上早く着くことに。その分、チェック・イン後、レストランでのんびり呑み会! そして、デュ−ティー・フリー・ショップでレイバンのサングラスを3つも買い込み、その他にもお土産系をチェック。ちなみに、このところの円安状態も関係して、現地で買うよりも成田で買ったほうが賢明だったりします。若干荷物にはなりますが。
 飛行機はいつものノースウエスト。もちろん、エコノミーですが、知り合いが席の調整をしてくれるので、ジャンプ・シート前の足が伸ばせる所を今回も確保できました(ありがとうございます!)。6時間くらいの長くはないフライトですが、今回はいつも以上に短く感じました。好いことです。
 ホノルルに着いてからはいつものアラモ・レンタカーに直行。例によって早朝に着くフライトの関係でホテルにチェック・インできる午後3時頃まで時間をつぶさなくてはなりません。で、最初に行ったのは〜〜、ウォード・センターの所にあるボーダーズ。本とCDの専門店でもちろん我々はCDフロアに直行します。で、そこで中田は非常に興味深い2枚の新品CDを買いました。

Captain & Tennille「More Than Dancing...Much More」(Australia : Raven 2002)
ご存じ、キャプテン&テニールは、AORファンにとって近いのか違うのか微妙な位置に居るポップ・ユニットですが、なんと、元々は1982年に出ていたこのアルバムはAORファンのチェック事項が非常に多い作品でした。今まで全くに気にしていなかった自分を恥じる限りですが、まず、ボビー・コールドウェルの名バラード<Come To Me>をカヴァーしていること、そして、ナントそれをボビー本人とのデュエットで演じている、という点で非常に美味。さらに、他の曲ではリチャード・ペイジとのデュエットも聴けるんです。これで絶対に買い!。また、バックはマイケル・ランドウ、ニール・スチューベンハウス、トム・スコット他の一流どころが固めています。それに加えて、2002年のCD化の際に実に11曲のボーナス・トラックが追加されました。80年代の未発表音源もあれば、90年代前半の音源もある、嬉しいマテリアルの数々。有名曲のカヴァーも多く、パティ・オースティンとジェイムス・イングラムの<Baby Come To Me>、ヴァネッサ・ウィリアムスの<Save The Best For Last>、ベット・ミドラーの<Wind Beneath My Wings>、カーリー・サイモンの<Nobody Does It Better>、そして、ジェイムス・テイラー<How Sweet It Is(To Be Loved By You)>等が絶妙のポップ感覚で再現されています。ボートラでも、ランドウのギターが随所でフィーチャーされています。しっかし、テニールさんの声、歌い方、ってメリサ・マンチェスターに非常に近いものがありますね。ということは、AORファンにとっても絶対に"あり"なアーティストと言うことになりますかね。

Dion「Born To Be With You / Streetheart」(UK : Ace 2001)
そしてもう1枚はヴェテラン、ディオンの再発物。タイトルどおり2 on 1のお得なCDですが、前者がフィル・スペクター(75年)、そして、後者がスティーヴ・バリ&マイケル・オマーティアン(76年)というプロデュース陣に惹かれてしまいます。後者アナログでは持っていましたが、CDで所有するのはこれが初めてなのでなんか嬉しいです。もちろん、内容的にAORを期待してはいけませんが....。

 この他にもスムース・ジャズ系の新譜でマリオン・メドウス「Player's Club」(Heads Up)、それから、シャドウズのギタリストだったハンク・マーヴィンの2枚組コンピ盤「Guitar Ballads」(UK : Union Square Music)を買いました。後者は有名曲をこれでもかとカヴァーした曲の寄せ集めで、大半は1990年代前半から中盤にかけての録音の模様。買おうと思った決め手はスティーリー・ダンの<Rikki Don't Lose That Number>とクイーンの<We Are The Champions>を演っていた、という部分でしょうか。しかも、後者はブライアン・メイをゲストに迎えているのがポイント。それ以外にも、大好きなクリフ・リチャードが2曲ゲスト参加している、という点が美味でした。

 と、そうこうしている間に午前11時を回ったので早速ブランチ・タイム! なにもホノルルに着いていきなり日本食は無いだろ!と思われるかもしれませんが、行きつけのうどん屋、Jimboで、豪快にかつ丼セットを食しました。ここのうどんは京都風の薄味でお出汁がメチャ効いています。その美味しさは日本で食べるのと変わらないほどで、今日も早くから満席状態になっていました。場所はキングス・ストリート沿い。マッコリーとの交差点より30mくらい西側に位置します。お値段はうどんだけだと$6くらい。セットでも$7〜$9といった感じです。
 そして、食べたら食後の運動が大事! ということで早速中古レコード店へGo! Jimboから車で5分位のところにあるCheapoで漁り大会をスタート! ホノルルで一番大きな中古店なのでくまなく見たら3時間は掛かるであろうヴォリュームです。ま、今回は5泊もあるので、何も今日全てを見る必要は無い、と軽く1時間コース。とりあえず、Smooth Jazz系を充実させるのが目下の使命なので、そこから始めました。特に大物食いは無いですが、アレックス・ブーニョンの昔のものとか、ブライアン・カルバートソンの買い損なっていた1999年物とか10数枚購入。ここ数年、プロデューサーとしても大活躍のデヴィッド・マン(サックス)がベーシストのネッド・マンと組んだユニット:ザ・マン・ブラザーズのアルバムがあるなど知らなかったので、それがかなり嬉しかったです。サウンド的には聴き易いフュージョンで、1994年にDMPから出ていたものです。あとは、ピーター・ホワイトとの絡みが絶品のデイヴ・キャンプ「Night Fall」(Blue Orchid)も嬉しい1枚でした。値段的には$6.95とか$7.95が大半ですので、安くなく高くなく、というところでしょうか? 最低あと1回は戻ってくるしかないですね、Cheapo。ユニヴァーシティとキングが交差する所にあります。

 で、2時を過ぎたのでホテルにチェック・インを試みるも、まだ3時まで部屋は空かない、と言われ、最上階にあるラウンジで休憩。ソファーにもたれているうちに軽寝状態に。あ、ホテルは定宿のアストン・パシフィック・モナークです。ここのワン・ベッド・ルームは非常にゆったり出来るのに、お値段も実にリーズナブル。海を見たり、の景色も抜群ですし、たいていはまずここをご指名してしまいます。そして、またまたうたた寝。夕方にランス・ジョーから電話が入り、ほな、今日はチャイニーズで、と、決まりアラモアナ・ショッピング・センターの裏手にあるタワー・レコードの前で待ち合わせ。そして、ウォード・ウエアハウス内にあるBuffet 100という所に行き、ガツンと食事。着いた初日、ということもあり、今日はここ一軒で解散。明日以降も頻繁に会うことになりそうですからね。

<5月22日(土)>
「今日の出来事」
●予想通りというか、やはりあまり眠れませんでした、夕べは。で、二度寝三度寝を繰り返し、あっと言う間に午前10時を過ぎてしまったのでシャワーを浴びて行動開始! 今日最初に向かった先は.....またまたJimbo !!!!!! なんか能が無い、という気もしますが、鐘ちゃんもJimboに行きたい、しかも、「今日はカレー+うどんという気分」、と語り、中田も大納得。かつカレーに温かいうどん、というセットは平日のランチ・タイム料金が適用されないので(今日は土曜日です)$9.50だったかそれくらいでした。美味しいから問題ないですが。で、その後、ドライヴを兼ねつつ、ハワイカイ・タウン・センターにあるRoss Dress For Lessでサングラス1個とアロハ・シャツ3枚を購入。さらに海岸線をドライヴするかたちでココ・マリーナやいろいろな見晴らし所に寄りつつ、目的地であるカイルアのHungry Earに到着。ここはなかなか充実した品揃えを見せる新品&中古CDショップでお値段もCheapoよりは$1くらい安い、良心的なお店です。特に掘り出し物は無かったですが、ドナルド・バードの昔のものからエイジアの2枚組ベスト(笑)まで、ジャンルを問わず、の買い方で楽しませていただきました。そして、帰りはヌアヌ・パリの展望台を経由してまさに旅行者気分。そしてホテルで小休止した後、今夜はアラモアナ地区にある牛角に行きました。これがまた非常にグ〜! 値段も安いし味もバッチリ。しかも午後7時前はハッピー・アワ−になっていて生ビールが$.99(グラスは通常品より若干小さめです)。これは止められません(笑)。今夜もランスと一緒だったのですが、食事の後にはナイトウィング(というグループ)の中心人物:ティミー・パジモラが弾き語りライヴをやっているとのことでそれを観に行きました。場所はフィッシャーマンズ・ワーフの所にあるオシャレなバー&レストラン。曲はアメリカの<Sister Golden Hair>から知る人ぞ知る地元のグループ:オーラのナンバーまで親しみやすくも変化球あり、という感じでとても好かったです。ただ、ちょうど時差ボケ睡魔が直撃してしまい、うとうとする場面もございましたが....。ティミーさんとはまた後日会い、ナイトウィングのアルバムのディールに関する交渉を進めたいと思います。これが、あまた、非常にAORした好い感じになっているので(話を進めているのはクール・サウンド的なナンバーばかりを集めたコンピレーション・アルバムです。アルバム未収録音源もあるのでは....?)。
 そしてホテルに戻り、小腹も空いたので東京から持参した支那ソバをゆでて食べました、鐘ちゃんと2人で。これが出来るからコンドミニアムが好きなんです。非常に美味でした。下手なワイキキのラーメン屋に行くより好かったのでは???

<5月23日(日)>
「今日の出来事」
●最近では一番酷い気がします、今回の時差ボケ。11時半くらいに寝たものの午前2時には目が覚めて、以後、5時過ぎまで全然眠れず。仕方なく、パソコンで日誌やデータ打ち込みを始めるも、それだとかえって疲れる気がしてそれも少々でストップ。隣の部屋で寝る鐘ちゃんもほとんど同じ状況だったようで、2人とも睡眠時間3〜4時間と言う情けない状況になっています。それでも、この日は、パールリッジのほうに再開店したJelly'sに出向き中古CDを少々。特に掘り出し物はここはないですが、デヴィッド・サンボーン、デイヴ・ヴァレンティン他、CDで買い損なっていたものを$5〜$9で購入。また、アナログの在庫も多く、ジャズを見ていたらジャック・ドーティーの1971年もの(ジェフ・ポーカロ最初期のセッションと言われる隠れ名作。沼澤尚氏も大絶賛)が$4で出てきたので、鐘ちゃんに差し上げました。
 その後、同じくパールリッジにあるタワー・レコードで新品をいろいろと購入しました。新譜のCDは値段的には$18.99というものが多く、昨今の円安状況では辛いわい、と思いつつ、しかし、セール品は新譜でも大幅に引いてあるものがあるのでその辺を中心に6枚ほど。ティナ・マリーの新譜、新曲3曲を含むドナ・サマーのベスト、ピアニスト:ジム・ブリックマンのベスト(歌物を多くセレクト。こちらも新曲2曲収録)、ビル・ウィザーズの昔のライヴ、スムース・ジャズのコンピ2枚、といったラインナップです。一方、最近は観れる観れないを気にせず、DVDのソフト買いに結構積極的な私。今回も、ブレッカー兄弟、ヘイミッシュ・スチュアート&デヴィッド・ウィリアムス、スティーヴ・フェローニ、アンソニー・ジャクソンという、今となってはあり得ないメンバーがバックを勤めたチャカ・カーンのライヴ(1981年)、そして、様々な時代の映像&音源を収録したジョニ・ミッチェルのヒストリー物、さらにラッシュのライヴ「In Rio」(CDでも少し前に出た奴)、ディオンヌ・ワーウィック、エルヴィス・コステロからレオ・セイヤーまで多彩なゲストを迎えた「A Tribute To Burt Bacharach & Hal David」、そしてもう1枚が「The Jazz Channel Presents Brenda Russell」。いずれも観るのが楽しみな計5作です。その後、ランスと一緒に、Shiroという名のレストランで初めてサイミンに挑戦しました。日本のラーメンとほぼ一緒ですね。鶏ガラがメインになっていて非常に食べやすかったです。日曜の昼時、ということもあり、非常に混んでいましたが、ランス曰く、ホノルルで一番美味しいサイミン屋のひとつ、ということですので、それも当然といえば当然でしょう。場所はパールリッジ地区で、カメハメハ・ハイウェイ沿い、ホノルルから行くと右側の、いろいろなお店が立ち並んでいるモールのような所の一角です(ラーメン店:えぞ菊の支店もありました)。
 そしていったんホテルに戻り軽寝。2時間ほどうつらうつら出来たのが好かったです。そして6時からレストラン・ロウにあるRuth's Chris Steak Houseでランス、そしてジョン・バセバセと飯会。ジョンも相変わらず元気です。それにしても、ジョンと鐘ちゃんの仲の好さはなんか妖しげ(?)で好いです。2人とも独特の世界を醸し出すんです。アーティスティック、とでも言いましょうか。一方の中田とランスはいたってノーマルなリーダー格(?)、という感じですかね。あ、ここのステーキは本当に美味しいです。アメリカ人特有の大味なステーキ、というのとは全然違う、繊細でいて且つ豪快な肉の醍醐味が堪能できます。お値段的にはステーキが$25前後。それにサイド・オーダーだ、飲み物だ、チップだ、で1人$50は覚悟したいですが、損はさせません。ちなみに、お薦めはフィレで、焼き方はミディアム・レアが一番好いかと思います。
 その後、ついに、今日のメイン・テーマ。ランスのセッティングでオーラのヴィンス・メンドーサとの対面が実現。オーラは1979年にアルバムを1枚だし、その後、シングル盤も2枚出しているグループですが、豪快なホーン・アンサンブルと男女ヴォーカルをフィーチャーしたサウンドは今聴いても絶品の一語! 特にクラブ系DJからはかなり高く評価されることでしょう。前にドリームズヴィルさんから出た、レムリアと同系列、というのが解りやすいかもしれませんね。で、なんと、そのオーラとの契約が決定しました! パチパチパチ。帰国後、直ぐに契約書を作成、郵送し、この夏、速攻でリリースしたいと思います。無茶苦茶好いです! ヴィンスへのインタヴューでグループの流れも大体つかめましたし、これは超楽しみ! 乞うご期待。そう、中田と吉田はレコード店に行くか寝てるか食べてるか、だけではありません。ちゃんと仕事もしています!(笑)

<5月24日(月)>
「今日の出来事」
●実は、昨夜、ディナーから帰る時にアラモアナ地区で非常〜〜に拙いものを見つけてしまったのです。飲食店です。え〜、ウソ〜! マジっすか〜!と叫ばずにはいられないその実態を確かめるべく今日の食事一発目はそこに決定。11時の開店直後に足を運んで見ました。そのお店とは〜、東京:東池袋に本家を構え今となっては弟子達が日本全国に支店を出しているラーメンの老舗、大勝軒なんです。これは吃驚でした、中田的には。まずお店の場所ですが、アラモアナ・ショッピング・センターの裏手にあるケエアウモク・ストリートを北に3〜4ブロック歩いた右側です。最初の信号右側がタワー・レコードで、次のコーナー右がRoss Dress For Less、そしてその次ぎだかの信号の所にあるのがもう二度と行きたくない韓国料理店ソラボル(最悪!)、という道のりを経てさらに40mくらい行った所です。場所的には非常に解りやすいですね。アラモアナから歩いて10分くらいでしょうかね。で、開店5分後ぐらいに行ったのに、早くも4組10人のお客さんが席に着いていました。まだ半年やそこらという新しいお店でして店内は清潔そのもの。日本と同じく、ラーメンとつけめんの2本柱で勝負していて、さらにラーメンのスープで煮込んだカレーもメニューに載っていました。で、私はラーメンを、鐘ちゃんはつけめんを、それぞれオーダーし、待つこと数分。目の前に届いたそれはまさに本家のそれを継承した煮干の強い伝統的な中華そばでした。暖簾を今一度見てみると「大泉大勝軒」の枝分かれの模様。そのお店に行ったことがない私は味がそのままなのか、あるいは、やはりハワイという場所的なハンデを克服できない今一歩完璧には再現は出来ていないものなのか判断に困ってしまいますが、中田の味覚からすると、コショウがきつめでこくが今ひとつ、麺のもっちり感もあと一歩、といったところですが、ま、ここでこれだけの味が食せるのですから文句をいうのは罰当たり、というもの。気になるお値段は、ラーメンもつけめんも普通盛りが$6くらい、大盛りが$7くらいとまあまあな感じです。もしハワイに行く機会がございましたらぜひともチェックしてみてくださいませ。日曜日が定休日。営業時間は11時〜2時半、5時〜10時だったと思います。
 その後、アラモアナ・ショッピング・センター内のスターバックスでコーヒーを飲み、またまたCheapoへ。スムース・ジャズ物を中心に10数枚買いましたが、嬉しかったのはDarryl Tookesの1989年もの(「s.t.」)が出てきたこと。彼はスムース・ジャズではなくブラコンとアダコンの中間に位置するシンガーで、肌の色もブラックとホワイトの中間、といった微妙な人ですが、これが超絶品のバラードを届けてくれるんです。実は彼の1994年作品「Rendezvous」(Manhattan)の大ファンで、FMでも紹介したことがあるのですが、日本盤は出ていないしその素性に関してはほとんど解っていない、というのが実の所でした。今回購入したセルフ・タイトル作品のレーベル:SBKは、この時期(1990年前後)、まさにあのウィルソン・フィリップスで大注目を集めていたわけですが、光が当たらなかったアーティストの中にも素晴らしい才能を持った人がしっかりといたのですね。勉強になります。このセルフ・タイトル・アルバムは全体の8割がバラードと、ちょっぴり一本調子な感じもしますが、しかし、時にはフィニス・ヘンダーソンを、また、時にはジョージ・ベンソンを思わせるヴォーカルはAORフリークにとってのまさに必携品。今後は、いろいろな所で再評価の声を発していきたいと思います。
 夜はワイキキから1時間近く離れたリゾート地コ・オリーナ・ビーチ・クラブにてジョン・バセバセの弾き語りライヴを堪能。前回宿泊して感動したマリオット・イヒラニ・スパ&リゾートの隣にある、もちろんオン・ザ・ビーチのホテルでして、海に沈み行く夕日を眺めながらジョンのヒューマンな歌声を堪能するなんざ、これ以上の贅沢はありません。なんで目の前にいるのが女性じゃなくて鐘ちゃんなの....というのはありますが....(笑)。曲はオリジナルも少々やりましたが、ダン・フォーゲルバーグ、デイヴ・メイスン、ロギンス&メッシーナといった本土の1970'sソングが中心。お客さんも好い感じでした。その後、ランスも合流してイヒラニの日本食レストラン「うしお亭」で食事。バッフェ・スタイルなのですがどれも美味! オマケにフランス生まれのウエイトレス、ベリンダが可愛いんです。ジェニ・ロペをもっと普通にした感じの小柄な女性で、半年前に同じメンバーで行った時のことをしっかり覚えていてくれました。さすが! 場所が遠いので、ホテルに戻る頃には早11時を回り、もう寝る時間。運転疲れか、今日は直ぐに眠くなりました。好いことです。

<5月25日(火)>
「今日の出来事」
●例によって今日も、朝食(兼昼食)をどこにするか討論会から1日がスタートします。で、今日は、朝っぱらから韓国料理です! オアフに来たら必ず寄るアラモアナ地区:タワー・レコードの目の前、「水豆腐」でお馴染みの店、に行きました。サーヴィスは決して良くはないし、お店も小さくてセンスも悪し。でも、味だけは抜群なので、変にディナーで長居するよりも昼間行ったほうが賢明との判断から、この日、足を運んだ次第です。お店の名前を今回初めて認識しました。「ソゴンドン」でした。www.sogonghawaii.comと、サイトもありました(未訪問ですが)。お薦めはとにかく水豆腐で、味は、オリジナル、肉海鮮ミックス、海鮮、キムチ、と4種類。これに、辛いのを入れる、少し入れる、入れない、を選択し、自分の一番好きな味が選べる、という次第です。中田のお薦めはオリジナルで、辛いの少々、です。あと、前に友だちと行った時は、ここのビビン冷麺を絶賛していましたが、今回、鐘ちゃんとシェアして食べてみて、改めて、自分好みではないと確信しました。大豆スープ冷麺だと違うのでしょうが....。あ、お値段は、水豆腐が$6.59、ビビン冷麺が$7.50。他に、お肉入り炒飯$7.50、カルビ$6.97、ブルコギ$6.73など、メニューは非常に豊富です。
 その後、いったんホテルに戻り、今晩のインタヴューの質問事項を考えるべく、ナイトウィングとミュージック・マジックのアルバムを聴き返す私。そう、少しは仕事をしないと..(笑)。そして、今度は人気の「柳寿司」で早めのディナーを済ませ、ランスが待っているイリカイ・ホテル横の「チャート・ハウス」へ。談笑していると、やがて、ナイトウィングのティミーさんが登場し、続いて、ミュージック・マジックの原盤権を持っているA氏が登場。順番にいろいろなお話を聞き、フムフムと納得。他にもジョンソン・イノスは顔を出すは、ジョン・バセバセも駆け付けるはで、私らのテーブルは大賑わい。ハワイアンAORはこのテーブルから発信だ〜! その後、最後の夜の最後の食事はラーメン店の「佐野屋」へ。キングス・ストリート沿いにあるこのお店は佐野ラーメンの如く、手打ちの縮れ面が堪能できる隠れ名店。この日も11時だと言うのに超満杯。待っている人も1〜2組居ました。ラーメン専門店ではなく、カレーもうどんもそばもある店で、ランスのお薦めはマーボー焼きそば。鐘ちゃんもそれを頼んでいましたが、やはりここのお店の正しい評価が出来るのは正統派ラーメン系。醤油ラーメン、ワンタンメン、この辺りから入らないと全く違う感想を持ってしまうことでしょう。
 して、ホテルへ。明日は5時起きですが、ま、帰り支度は起きてからで好いでしょう。ではでは、お休みなさい!

<5月26日(水)〜27日(木)>
「今日の出来事」
●早起きしてささっと身支度をしてホテルをチェック・アウト。なんだか、お土産系をたくさん買い込んでしまったようで、スーツケースはパンパンです。CDとかは60〜70枚しか買っていないんですがね....(前回のSF〜LA〜ホノルル・ツアーは実に500枚くらい買いましたから!)。ま、それはともかく、空港でチェック・インをすると、なんと席がビジネス・クラスになっているではありませんか! 前から9列目。エコノミーが満席だったのか、そこそこ頻繁に乗るからか、あるいは、ノースウエストの友人が気を利かしてくれたのか、とにかくラッキー!ってな感じでした。鐘ちゃんも大喜び。が、しかし、見事なオチが付いて、電気系統の故障によりリクライニングは半分手動気味、手元の照明は点かない、モニターももちろんダメ、という三重苦(?)。1〜2時間寝れましたが、大半はボ〜ッとしていた、という感じです。が、しかし、アップグレードしていただいたのでもちろん文句・不満など言えるわけもなく大人しく..と思っていると、キャビン・アテンダントの方が「今日は大変失礼を致しました。お詫びに$かマイレージをプレゼントさせていただきます」みたいに言ってこられて逆に恐縮。予定より30分くらい早く着き、帰りのドライヴも極めて良好。5泊7日の出張は無事に幕を閉じるのでした。さて、今回の3アーティスト、ちゃんとクール・サウンドからリリースされるのでしょうか? 私も、楽しみです。