<9月11日(土)>
「今日の出来事」
●で、結局、朝から昨日の続きです。送信リストを整理するだけで今日もたっぷり1時間掛かってしまい、しかも、数百件を一斉に送信するのが無理なのだろう、という推測から、1件に付き20人、という絞り込み形式にしたので、それが終わるまでまたひと苦労。なにしろ、20人のが5件も続くと、「量が多すぎる!」というエラー・メッセージが出て、オマケにコンピューター、フリーズまでしちゃうんです(毎回、ではないですが)。なので、送信にもゆうに30分以上を費やし、なんとも無駄な半日を過ごしてしまいました。ただ、皆さんのメール・アドレスを見ているのは本当に楽しいな、と改めて思いました。ご自身の名前、あだ名が多いのは当然ですが、それ以外にも、好きなアーティストの名前やアルバム・タイトルから取ったものも多く、思わずニッコリの中田です。ただ、例えば、jaygraydon@....というのはあまりに直接過ぎてどうかと思いますが(実際に、そういう人は居ませんけれど)、これをgardenrake@...ですとか、wirechoir@....といったものにアレンジするのは非常にクールですよね。あと、今度、仕事用ではなく、プライヴェートでメール・アドレスを設ける時は絶対にこの言葉を入れようと思ってます。"stardust"。当社のメーリング・リストにもこの言葉を使われている人が1人居るのですが、非常にロマンティックで好いな、と(因みにその方は、その単語以外にもう数文字加えていましたが)。私の携帯のメール・アドレスは同じくCOOLSOUND系になっているのですが、今度、変えてしまおうかしら....。要検討です。
●と、そうこうしているうちに午後もそこそこの時間になったのでお仕事に。今日は土曜日ですが、Adult Oriented Radioの収録−−山崎稔久さんをゲストに迎えて、部分の収録−−があり出掛け、終わってからスタッフと食事会。大阪からプロデューサーのT氏もたまたま登場していたので計5人で焼き肉:げんかやに行きました。相変わらず、安くて美味しかったです。そして、そこでは、飯もの・麺ものは食べずにお店を出て、仕上げは9月7日に開店したばかりの「蒙古タンメン中本:目黒店」で。夜8時までだったので、ほとんど、ぎりぎりセーフ、といった感じでしたが、流石、人気店。お店の前に大きな花束がた〜〜くさん。で、ラーメンは3人で行ったのですが、1人が定番の蒙古タンメン、1人が冷やし味噌を食べ、私だけ、辛くないタンメンを食べたのですが、池袋のお店よりもしょっぱく、野菜もなんかしなっていた感じがします。ま、何処も開店当初は味がまとまっていなかったりするものですから、大目に見れば全然合格、でしょうか。これからも繁盛しそうです。そうそう、お手洗いが品が好かったな....。あ、そうそう、忘れてました、山崎さんゲスト部の選曲は、ボズの最新ライヴから2曲、ジュリア・フォーダムの最新作から1曲、そして、残暑が厳しい、ということから無理矢理?<Indian Summer>という曲を2曲、ポコとジョー・ウォルシュで聴いてみることに。辞書でひくと、Indian Summer = (晩秋や初冬の)小春日和、とありますが、ま、細かいことを抜きに、休日の朝、ポカポカ気分でお聴き頂けたら、と思います。9月26日(日)の放送です。

<9月12日(日)>
「今日の出来事」
●朝コンピューターを開くと、あら吃驚! ペイジズの作詞家としてお馴染みのJohn Langさんからメールが。ジェイ(・グレイドン)さんが教えたそうですが、ジョンさん、日本の逆カヴァーのプロジェクトで詞を担当し、クライアントさんから非常に好評だった、とのこと。Kadomatsu T's songs from L.A.でしょうか....? で、これからもそういう仕事がしたいから何かあったらよろしく、といった内容のメールでした。早速返事は書きましたが、何より嬉しかったのは、彼の作詞家ディスコグラフィーを添付して下さったこと。結構知らないのがありました。ま、ここ5年くらいは、全く、クレジットを追い掛けていないので、最近のものはしょうがないのですが、ジャズのボビー・ハッチャーソンがペイジズの<Sailor's Song>をカヴァーしていたのは存じませんでした(1980年頃)。今度、LAに行った時、捜してみたいと思います。
●またまた、明日やってくる、Adult Oriented Radioの選曲、1週半分。今回は、大好きなロビー・ブキャナン特集&ボビー・コールドウェル特集がやってきます。両方とも、非常〜〜〜に頭を悩ませました....。好きな曲たくさんあるし、でも、<Heart Of Mine>とか<Stay With Me>とか、中庸的なバラードは好きではないので、そういうのは出来るだけ入れたくないし....かと言って、プロの選曲家たるもの、自己満足だけで曲を並べるなんてことを絶対にしてはいけない、リスナーが共感して下さるものを所々に挟まなければ失格! ということで、結局夜中まで頭を悩ませました。

<9月13日(月)>
「今日の出来事」
●お昼に家を出てAdult Oriented Radioの収録。まずは、先月3枚目のアルバムを発表した石井一孝さんを迎えてのゲスト・コーナー分1時間を収録。石井さんが登場するパートは8曲掛かる予定で、本人のアルバムから5曲。それ以外に石井さんの選ぶAORチューンが3曲、という割合なんですが、流石、名だたるAORコレクターの石井さん。もう、中田が、笑い転げるほど、マニアックな話し満載で、本当に、楽しかったです。これは、大阪地区の方だけでなく、日本全国のAORフリークに聴いて欲しいなあ! マジで。で、実際に何が掛かるかは、オン・エアー後?に、FM Co-Co-Loの中にある番組専用HPをご覧になって下さい。そして、石井さん退出後もソロ・パート:1時間分x2を録音。アッという間に夕方の6時くらいになってしまい、真っ直ぐ家に。夜は、録ってきた音源のダビングと早速、HP掲載用の楽曲データ整理を行いました。
●夜、ハワイのとあるアーティストにメール。「ランスから話しは行っていると思うけれど....」。どうなりますやら、このディール。
●新しいHPのサーヴァーとアドレスがほぼ固まってきました。というか、ここにしましょう、が、絞り込まれてきました。因みに、www.coolsound.comは既に取得されているのですが、似た奴は取れそうなので、それを狙っているところです。なんて書くと、意地悪さんが、先に取っちゃったりして....。アメリカではそうやって取るだけ取ってそれを高く売る、という人が少なくないそうですからね。

<9月14日(火)>
「今日の出来事」
●今週末に来日するデヴィッド・ガーフィールドの取材数本を最終チェック。取材して下さるライターさん、場所、時間も固まったので、インタヴューアーに音を送付(旧譜は物が家にないので、自転車で鐘ちゃん宅まで取りに行ったり)。そして、昨日収録したAdult Oriented Radioの検聴、Qシート書き。いやあ、やっぱり笑える、石井さんのマニア度。関係者にダビングして渡したくなっちゃいました。それにしても流石、シンガー:石井さん。マイク乗り、素晴らしいですね。かなりオフ気味(マイクから若干遠目)で喋っていたのに。
●そして、ガーフィールドさんからメール。折角なので、中田のAdult Oriented Radioに出て頂こうと思いつつ、どんな内容にしましょうか? The works of David Garfield特集など如何? と振ると、これが大喜び。1時間番組なのに、10枚以上アルバム名を挙げてきて、かつ、その他にもあるから考えておくよ、と。楽しみですが、通訳無しの直なので、こちらも頑張らないと。
●夜は山野楽器さんのパンフレット用原稿に少し取り掛かりました。明日の早い時間に完成させねば..。他にもやること、ゴマンと有るので。
●ナッシュヴィルの某女性からメール。「契約書、ありがとう。今日、サインして送り返すから」。ハワイもそうですが、ナッシュヴィルにも行かないと....(あれ、そういえば、ハワイからは連絡無いですね....)
●続いて、デヴィッド・ラズリーさんのマネージャー的女性からもメール。「契約書は木曜日にデヴィッドに見せるわ。マスター関係はいつまでに必要なのかしら?」。はい、早いに越したことはないです(笑)。これで、LAにも行かないと....。来月は海外出張に専念するしかなさそうです....。
●当社[COOL A-Pop]でアルバムを出しているストールン・フィッシュのドラマー:イズミタニ・マコトさんからメール。「来月末、Gwen Stefani という女性シンガーのソロ・アルバムのプロモーション・ツアーで日本へ行きます。お時間あれば是非お会いしたいです」。はい、喜んで! マイケル・ランドウさんとのギグも定期的に行っているようですし、マコトさん、頑張ってます。さらにビッグになって欲しいです、はい。

<9月15日(水)>
「今日の出来事」
●山野楽器さんのパンフレット用原稿を書き上げ、加えて、AOR「Cool & Mellow」キャンペーン〜Autumn編の原稿も一気に仕上げました。アルバム1枚=400文字 X 10枚ですから、結局はライナーノーツ1本分を書くような分量。そりゃあ、夜まで掛かってしまいますわね。
●マイケル・ランドウさんにまたまたスタジオ盤「The Star Spangled Banner」とライヴ盤「Michael Landau Live 2000」を注文。ご本人から「木曜日にシップするよ」との素早いレスポンスが。このランドウさんのアルバムやカリズマのライヴ(こちらもギターはランドウさん)は、本当に切れ目無く動いていきますね。グレッグ・マティソンの「The Baked Potato Super Live」は言うにおよばず、ですが。
●依然、ハワイアのアーティストからはメールの返事無し。ランスからのメールによるとアドヴァンスの金額が低いから渋ってるとか渋っていないとか....。どちらにしても内輪で話していないで、直接こっちに返事を欲しいものですね。ディールはまとまらないかな?? ゴメンナサイね、シンガー「I」さん(笑)。
●10月1日開通を目指す、新しいHPのサーヴァーが決定。アドレスも希望していたものが使えるようです。細かな連絡は10月1日当日、もしくは、直前にご案内いたします。さ、いろいろと変更しなくてはならないので、またまた面倒臭そうですが、なんとか、頑張ります。英語版も本腰入れてやらないといけないし....。でも、本当に時間ないです、忙しくて。
●10月のアメリカ出張を急遽決定。いつも使っている旅行代理店に問い合わせたところ、帰りのホノルル=成田線が早くもいっぱいとのこと(10月の下旬。ノースウエスト指定)。で、しょうがないので、唯一そのフライトが空いている日から逆算して、スケジュールを組み立てました。昨年の11月同様、かなり恐ろしいスケジュール。移動、CD漁り、食事、いくつかのミーティング、で毎日がアッという間に過ぎてしまいそう....。

<9月16日(木)>
「今日の出来事」
●マイケル・ランドウさんから再度メール! 「12月に日本に行くのを楽しみにしているよ」。へ? ライヴですか? ご自身のソロ? ユニット? 日程は? プロモーターは? 非常に気になります。早速、質問メールを送っておきました。
●某レーベルの営業用サンプラーのライナー書き。全46曲というヴォリュームで、かつ、締め切りは明日なので、今日は少しでもいける所までやっておこう、と思ったのですが、これが結局10曲分しか済ませられませんでした。あっち行ってこっち行ってと、今日は細かな雑用が多かったので能率上がりませんでした。なんとか、明日、完成させなければ....。そんな忙しい中、友人と銀座の和食店で食事。カウンター、しかも、店主の前に座って(たまたまですが)、「これは、何で出来てるんですか? 山芋と....この緑のは、ほうれん草?」「はい、そうです、流石ですね。あと、ワサビが入っています」「あ、ワサビですか? それにしては甘味のほうが強いですね」....っといった会話を平気でしてしまう一見さんです、私。いや、つまり、それだけ、酔っていたのでしょう(笑)。ビールの後、白ワインを2本空けました、2名で。で、最後には、店主が「(プロレスリング・ノアの)小橋建太が大好きなんですよ。プロレスが好き、っていうより、小橋の試合が好きなんです。熱いものを感じるから」という言葉を発し、我々のコミュニケーションもクライマックスへ。料理もお酒も会話も、まさに、“心地酔い”でした。

<9月17日(金)>
「今日の出来事」
●恥ずかしながら結構な二日酔い(でも、7時半前にはちゃんと起きて、家族と朝食は済ませましたが)。なので、昨日4分の1しか終わらなかった某レーベルの営業用サンプラーもなかなか効率よく進まず。未だ、担当の方がいらっしゃったから好かったのものの、残り36曲の解説、完成は夜9時。60年代から2000年頃まで、実に幅広い選曲だったので、結構、大変でした。全く知らない曲も2〜3曲あり、それはCDと解説を用意していただいたほどですから。ま、勉強になるので、全然大歓迎ですが。と、今日はそんなところでしょうか..。
●夜、ザッピングでTVを観ていたら、CXのスポルトでヤクルト:古田選手が涙をこぼしながらのゲスト出演に遭遇。そっか〜、遂にストに突入するんですね、プロ野球。中田的には、やれ〜!やれ〜!と、けしかけもしないし、ファンが可哀想だろ、と否定もしません。ただ、シーズン大詰めのこの時期にストを決行するとは、それなりに腹を据えての決断だったのでしょう..。ちょっと見では、古田選手1人が戦っているようで、なんか気の毒な感じがしました。ホント、心労で倒れるのだけは避けたいですね。頑張れ!
●デヴィッド・ガーフィールド氏、東京入りのはず。連絡は未だ無いです。ま、明日は、問題なく会えるでしょう、きっと。

<9月18日(土)>
「今日の出来事」
●午前11時に某JRの駅でデヴィッド・ガーフィールド氏と待ち合わせ。15分くらい遅れてきましたが、ま、会えればそれで好いでしょう。で、軽くブランチを、と言うと、行きつけのコーヒー・ショップが近くにある、というので、そこに入ると、いきなりマスターと「ハ〜イ!」と盛り上がるデヴィッド氏。で、彼、何を頼むかと思ったら、いきなり、ジャマイカン・ブルーマウンテン。お店で一番高いやつで、1杯¥1,200。こんなコーヒー、飲んだことも見たことも有りません、私。で、デヴィッドさん、この日はそれを1回おかわりしたのですが、いつもはこれを3杯も4杯も飲むようで、帰り際にマスターが「今日は吃驚したよ、2杯しか飲まなかったから」ですって。近くにはスター・バックスもありましたが、そっちのコーヒーだったら20杯以上軽く飲めるであろう会計にちょっぴりムッとする中田(私、全然、コーヒー通でないので....ラーメンやお酒だったら1杯¥1,000以上でも全然問題ないんです、美味しければ....)。で、デヴィッドさん「いくらか出すよ」、と言ってくれるも、レコード会社の立場から驕らざるを得ず、「大丈夫、大丈夫」。
●その後、デヴィッド氏と共に仕事モードへ突入。まずは中田のFM番組「Adult Oriented Radio」の収録。“The Best Works of Mr.David Garfield”をテーマに、ご本人に選曲を依頼。昨年発表した最新ソロ「Giving Back」から2曲行き、後は「Tribute To Jeff」、ポーリン・ウィルソン「Tribute」他から選曲。1時間分出演していただこうと思ったのですが、話しがかなり長くなり(通訳しなくてはならないので時間が倍近くかかります)、結構危険。オン・エアーは10月17日を予定しているので、最終的な構成は来月に入ってから考えたいと思います。
●続いて、新宿でアドリブとキーボード・マガジンの取材。アドリブ誌はジャズ/フュージョンに愛を込めるおネエ様:工藤由美さんが、そして、キーボード・マガジンは編集長の大山哲司さんがそれぞれインタヴューアーで両誌ともかなり盛り上がりました。デヴィッドさん、上機嫌。掲載は、普通ですと、来月売り号に、と考えられますが、なんでも、ロス・ロボトミーズの「Official Bootleg」は11月には出せそう、ということなので、折角だから、その近辺が好いかな、と考える私です。
●で、そのデヴィッドさんと別れる前に軽く食事。いろいろな面白い話を聞きました。まず、今回、来日する飛行機(JAL)が、TOTOの面々と偶然一緒だったようで、メンバーとかなり盛り上がった、とのこと。デヴィッド・ペイチからは「19日の夜、スーパー・セッションがあるから、君も一緒に演らないか」とも言われたそうですが、ま、話し半分に受けとめてました(そりゃ、そうですよね)。それから、今後のCreatchyの予定を聞いたところ、まず、11月頭にロス・ロボトミーズのライヴが登場。これは、1994年のヨーロッパ・ツアーをメインにしたものですが、2曲だけ、今は無きハリウッドのベイクド・ポテト(本店のノース・ハリウッド店はもちろん今なお健在です)で録った2曲も収められる模様。ジョン・ペーニャがマスタリングを手掛け、79分40秒にもおよぶ長尺CDにんるそうです。現在アートワークを進めていて、それがすんなり進行すれば10月中には完成するそうです。それから、「Tribute to Jeff - Revisited(仮)」も進んでいるそうです。あの大プロジェクトは時間もお金もかなり掛かったように見受けられますが、例えば、<Let's Stay Together>もリード・ヴォーカルを数人で分け合うのではなく、マイケル・マクドナルドが1人で歌っているヴァージョンも発表可能、という感じで、今、再構築&新録音しているそうです。これが、来年の春頃でしょうか..。さらに、最近始動したプロジェクトとして、某有名ロック・グループの作品ばかりを取り上げた企画盤も考えている模様。全体的にはスムース・ジャズとポップの中間に仕上げる予定で、オリータ・アダムス、パティ・オースティン、フィル・ペリー、アレックス・リジャートウッド、ジェイソン・シェフ、ポーリン・ウィルソン他、お馴染みのヴォーカリストが参加する模様。それから、それから、12月には、恒例となっている、“Tribute to Carlos Vega”のライヴも行い、今年は、それをライヴ・レコーディングする予定があるそうです。人選がどうなるのか、非常に興味深いところです。それから....7月に当社でも日本発売したポテト・サラダのアルバム発表記念ライヴが10月24日にベイクド・ポテトで行われる模様。う〜〜ん、困った! 何故ならば、中田の来月の出張、当初のスケジュールでは、まさにその24日にLAを出発する予定だったのです....変更しようかな....そうすると、ハワイが2泊だけになってしまう....。
●夜は家でFM Co-Co-Lo「Afterglow」の選曲。3週分まとめて、さくっと済ませました。多忙な日はまだまだ当分続きそうです。

<9月19日(日)>
「今日の出来事」
●まずはAfterglowのやり直し、から。夕べはどうもノリが悪く、選曲が納得いかない部分もあったので、午前型の私は朝からいくつかの差し替えを。とやっていたら今度は逆に幅が広がり、3本が結局4本に増えちゃいました、選曲。どちらにしても夕方4時の宅急便に乗せれば好いので問題はないです。今日やったのは10月7日、14日、21日、28日(木)放送分。これで、ひと月、楽に過ごせますね(笑)。ちなみに、ここでかかる曲は、こんな感じです。リッピントンズ、ガブリエラ・アンダース、ピーシズ・オブ・ア・ドリーム、ナジー、ロニー・ジョーダン、ミンディ、アルホンソ・ブラックウェル、フィル・ペリー、ヒューバート・ロウズ、ジョージ・ベンソン、シャーリー・ホーン、ポール・ブラウン、キエリ・ミヌッチ、エディ・ダニエルズ、ブライアン・シンプソン....要は、スムース・ジャズ、です、はい。あ、1曲、ジノ様の90年代の作品からもジャジーな<Walter Whitman Where Are You>も選曲しちゃいました。
●続いて、COOL USENの選曲も。こちらは10月前半分で、テーマは“October in New York”。NY気分に浸れる2時間の流れをAORばかりで作りました。1曲目はお決まりのドナルド・フェイゲン<I.G.Y.>。そして、ブレンダ・ラッセル<Walking In New York>、ボズ・スキャッグス<Do Like You Do In New York>、マンハッタン・トランスファー<On The Boulevard>、マイケル・フランクス<When The Cookie Jar Is Empty>....と続き、他にも、ワンダーギャップ、フランク・ウエバー、ファー・クライ、ロージー・ヴェラ、ルパート・ホームズ、ホィットレン&カートライト、アレッシー、ホミ&ジャーヴィス、ベン・シドランなどが続々登場。締めは、ポール・サイモン<Still Crazy After These Years>です。
●と、まだまだやるべき事はゴマンと有るのですが、夜はハービー・ハンコック&ウェイン・ショーターがTOTOの面々とスーパー・セッションを繰り広げる「東京ジャズ」を観に行きました。昨日、今日の2日間、お台場地区の東京ビッグサイトで行われた、ハービー・ハンコック:プロデュースのジャズ・イヴェント。1日目・2日目、昼の部・夜の部で、それぞれカラーを変え、そのフィナーレとなるのがこの日の夜10時頃から行われた前述のスーパー・セッション。TOTO自体は今日の昼の部もグループで出演していますが、時間のない私は夜の最後だけを観に行きました。いやー、それにしても、りんかい線:国際展示場駅を降りても誰もいない....明日も祝日だから休前日だと言うのに..。もっとCXのある、モロお台場、方面に行けば全然違うのでしょうが....暗くて淋しくて、本当にジャズ・フェス演ってるの?という感じでしたが、会場に入ると立ち見も非常に多く、イヴェントとしては成功だった模様です。で、想像通り、予定の時間より20分以上押していて、遅刻したかな?という時間でも超余裕。クラブDJとローズ、女性ヴォーカルという編成で、延々リフレインする音楽やってました、着いた時は。斜め右前に知り合いの音楽ライター&FMディレクターさんが座ってましたが、完璧、寝てます。まあ、無理もないですよね....。でハービー、ショーター他が登場し、直ぐに、ルカサー、ペイチ、サイモンの3人もステージへ。40〜50分演ったんでしょうかね、結局。曲、と言うより、とにかくジャム。しかも、フュージョンではなく、もちろん、ロックでもなく、かなりトリッピーなワールド感覚満載。ルークは例によってディストーションでいつもの音を出していましたが、でも全編それ、ではなく、全体的にかなり遠慮気味。でも、緊張とか、先輩を立てる、というより、単純に楽しんでいた感じですね、なんたって、出演者の中で一番笑顔していましたから。で、吃驚したのは、本当に、デヴィッド・ガーフィールドさんも登場してしまったんです、ホンの数分。ペイチさんの優しさ、友情、だったのでしょう。嬉しかったです。でも、全然ソロも回ってこないうちに退場しちゃいましたけれど(笑)。あ、最後に、ハービーからちゃんと名前は紹介されました。そのジャムはキーボードのクリヤ・マコトさんとか日本のミュージシャンも数人参加してましたが、いやあ、クリヤさん、やっぱ好いですわ! オールラウンド。動じない、楽しんでる、身体で表現できる(アクションする、という意味ではなく、身体から音楽が発せられているというイメージ)、流石です! で、終了は10時55分くらい。本当はバックステージにも行きたかったのですが、遅いし、今回は媒体の人間にパスは発行してません、と言われ、家路を急ぐ私。ガーフィールドさんには帰ってからメールを打っておきました、問題ないでしょう。で、改めて、今日のスーパー・セッションを振り返りましょう。音(CD)で聴いたとしても大して面白い内容ではなかったです、あの場に居ないとダメですね。好い、悪い、で判断できる世界ではないのでね。ただ、1点。あれだけいろいろな人が居ると、観客の皆さんは誰が誰で、どう凄い人のか全く解らないはず。私が観た感じですと、ジャズ通はごく一部。あとは、なんとなく凄そうなイヴェントだから来てみた、という人でしょう、或いは、クラブ・ジャズ好きか。なので、せっかく、大きなモニター・スクリーンが2つもあるんだから、ソロとかでアップになった時は、急いで、その人の名前だけでもインサートする、くらいの気遣いは必要だったのでは? 全然違うと思うんですけどね....。
●そうそう、全然レスをくれなかったハワイのアーティストからようやくメールが。「興味を持ってくれてありがとう。一緒に仕事できるのを楽しみにしている。返事を待っているよ」ということでした、石井さん。これから細かな交渉に入りますが、ディールが決まったあかつきには、ぜひ、ライナー書いて下さいね、SCBの時のように(笑)。とりあえず、石井さんのリクエスト・アイテムだけではもったいないので、他にも音源無いですか?と現在、打診中。「コンプリート・ボックス・セット」は絶対無理ですが..(メジャーのは入れられないから....)、とにかくなにか、クール・サウンド限定!のアイテムも一緒に出したいですね。頑張ります。

<9月20日(月)>
「今日の出来事」
●今日もCOOL USENの選曲。10月のアーティスト特集:クリストファー・クロス・セレクションを2時間分。国内盤も出ているベスト盤「The Definitive Christopher Cross」を核に、1stから普段はかからなそうな曲、あるいは、Warnerを離れてからも実は結構好い曲あるのでその辺りを絞り出し、お馴染みの曲と交互に出てくるような並びにしました。
●その後、ようやく、ソニーから出るAORの通販ボックスの解説書きをスタート。まずは、前枠を途中まで書きました。
●さて、時間は戻って、お昼くらいに車屋さん(?)から電話。「中田さん、車、そろそろ車検の時期ですよね?」。で、調べてみると、ありゃありゃ、昨日で切れている....。優しい車屋さん、「じゃあ、今から代車持ってお伺いしますよ」。素、素、素晴らしい! で、家の周りを軽く試運転しての感想。「コ、コ、コワイ〜〜!」。車は三菱のColtという小型の車だったのですが、もうかれこれ10年くらい、右ハンドルを運転したことが無いので、とにかくコワイのなんのって。なんか、左側擦りそうで、非常に不安。いや、別に中田は外車しか乗りません、をステイタスにしているのでは全然無くて、快適だったら何でも好いのですが、年に何回もアメリカに行き常に空港でレンタカーしているので、日本でも左ハンドルに乗ってるほうが楽だろう、ただそれだけです。実際、外車でも最近は右ハンドル仕様が多いので、左ハンドルを捜してもらうのは(もちろん、中古で捜してもらう、という意味です)結構難しかったりしますが、今の車を捜してくれたところは本当に親切で、オマケに社長さんが大のフュージョン好きで、本当にコミュニケーション上手く行っています。
●で、夕方からデヴィッド・ガーフィルド氏をその代車でピック・アップし、モーション・ブルー横浜にゴー! 今日と明日の2日間、スムース・ジャズ系のキーボーディスト:ダン・シーゲルが出演するので、それを観つつ、ブッキングの担当氏にデヴィッドを紹介、というパターンだったのですが、これが非常に好い感じで、デヴィッドさん、終始ゴキゲンでした。モーション・ブルー横浜の雰囲気も何も。ダン・シーゲルさんのバンドも、スミッティ・スミス(b)、アラン・ハインズ(g)他、LAの一流どころばかりで、非常に充実していました(ただ、ドラマーのノリだけは好きになれませんでしたが....)。で、元ヒロシマ、そして、一時期はランディ・クロフォードやボビー・コールドウェルのバックで来日もしていたギターのアランさん、こんなに上手いとは思いませんでした。もう、超〜ビックリ! 唖然です。申し訳ないですが、昨日のルークさんの10倍は衝撃的でした。まず、ギターはギブソンのレス・ポール。これがまず意外でしたね、前はずっとストラトだったので。で、ハンバッキング・マイク特有の太い音、しかも、ジャジーでかつブルージーなフレーズを連発する辺り、ロベン・フォードにも通じるものがあったのですが、なんと大半を指で弾いているんです、ピックではなく。ランドウさんもこのところ指で弾く割合がグッと増えていますが、それよりももっとピックで弾いているようなトーンを醸し出し、しかも、親指でメインのソロのメロディ/フレーズを弾いて(ひいて)いる間も、残りの指(小指、薬指、中指など)で他の弦(1〜3弦あたり)を弾いて(はじいて)いることもあって、とにかく、縦横無尽! 後で話を聞いたら、ベックの影響も....アラン・ホールズワースのようには弾けないし....みたく言っていましたが、そうですね、ベックとホールズワースを含めつつ、でも、全然違う、ある種、クラシック・ギターの奏法も取り入れ....でも、普段の奏法は、LAのスタジオ・ミュージシャン的な雰囲気も持っている。これには恐れ入りました! 明日(21日)も同じ場所で2ステージ演りますから、ぜひ、観ていただきたいですね(って、もう、遅いか....)。
●デヴィッドさんとの横浜ドライヴ、BGMは10月25日リリース予定だったミュージック・マジックのCD−R2枚だったのですが、デヴィッドさん、非常に気に入ってしまい、「これは、当分頭から離れないよ!」と。「この曲はEW&Fっぽいね。この曲はビル・チャンプリンの1枚目の雰囲気」など、私が感じることをまんま口にしていました。で、このバンドのギターはフレッド・シュルーダーズというんだけれど、知り合いじゃない? と振ったら、なんと、知ってる、知ってる!と言うではないですか。で、紹介してくれる(とりあえず、メル・アドを下さい!)ということなので、彼に話しを聞いたものをライナーに反映したほうが好いだろう、と判断。本当は、もうライナーを入稿しなくてはならない時期なのですが、そういうことならば、思い切って11月に延期! ライナーの中身を少しでも充実させることが当社の使命ですからね。あ、なんか、でも、楽しみになってきました。ライナー執筆の遅れが吉と出ることを願う私です。