<9月21日(火)>
「今日の出来事」
●デヴィッド・ガーフィールドさん今夕帰国。昨日も彼を連れて、夜遅くまで運転他があったので、多少の疲れが残っているのか、今日の午前中はかなりリラックス・モードで過ごしました。で、いつものように、前日を振り返り日記を書いて....。
●トニー・シュートのCD、2種が上がってきました。既に通販でお申し込みのお客様、早速、お送りさせていただきます。それに伴い、中田のほうも、トニーさんご本人はもちろん、マスタリング・エンジニアさん、デザイナーさん、そして、定期的にサンプルをお送りしている媒体の方々への梱包&発送を優先。アッという間に夕方になってしまいました。
●車検手続き完了! わずか1日で、愛車が戻ってきました。が、細かな点検、修理をしたほうが好いとのことで、また近日中にメンテナンスの予定。いろいろとお金掛かるんですよね、車って。改めて感じます、最近。ガソリンも大きく値上がってしまったし..。
●マイケル・ランドウさんの12月の来日話しがかなり具体的なものに! 日本数カ所で、ソロでギグを行う予定。日程はある程度把握しました。呼び屋さんも会場も。オフィシャルの発表待ち、といった感じですね。ちなみに、ランドウさんに新譜の進み具合を訊ねたところ、「スタジオ盤はちょっと訳あって遅れているけれど、現在、全編新曲のライヴをミックスしているところだよ。最高の出来になるよ!」との答えが。そのアルバムが来日記念盤、とでもなればさらに盛り上がるのですが....。
●ジェイニー・クルーワーから彼女の最新作「Perfume」のディールに関する契約書が到着。ボーナス曲2曲で12月頃に出す予定です。

<9月22日(水)>
「今日の出来事」
●引き続き、ソニーさんのAOR通販ボックスの原稿書き。が、朗報です。まだ、許諾が下りていないものが2〜3曲あったりもするので、発売日を少しずらす、とのインフォメーションが届きました。そうです、それは即ち、原稿の締切も多少遅らせられる、ということです。それを知った中田は原稿書きの手を休め、昨日、サイン入りの契約書を送ってくれたジェイニー・クルーワーへの送金から片付けることに。まず、税務署に行き、書類にハンコをもらって、それから銀行に行きってお金を下ろし、書類を作り郵便局から為替を郵送。そして、帰宅後、今度は当社のHPの書き換え作業に没頭。“毎日更新”が、珍しく20日も続いてしまった本コラム「今・中」はもちろんのこと、トニー・シュートが入荷したので、「今月のNew Disc」も3日早く更新。それに伴い、通販もやってますよ他の「ニュー・インフォメーション」も、発売延期もの含め、いろいろと更新。なんだかんだで夕方になってしまいました。そして、夜は改めてAORボックスの原稿書き。締め切りが延びても、来週は来週で忙しいので、行けるところまで済ませておかないと....。

<9月23日(木)>
「今日の出来事」
●今日は秋分の日、つまり、お彼岸のお中日。ということで、午前中から家族とお墓参りに出掛けました。我が家は東京都の北西部にあるのですが、うちのお寺は東京の最東部、江戸川区にあるので結構、半日仕事になってしまいます。でも、これが、欠かせぬ行事というか、行かないと、なんか落ち着かないんですね、はい。
●夕方からようやくソニーのAOR通販ボックスのライナー書き。前枠はもう終わっているので、今日から100曲の楽曲解説に取り掛かりました。1曲につき150字くらいで、という指示だったので、これは、次々に書けるだろう、と思ったのが甘かった。何年の曲だ、アルバムは何で、面子はどうでこんな風に愛された、全米チャートは何位まで上がり…の最低要素を書くだけで直ぐに300字、400字は越してしまいます。それを如何に150字くらいにまとめるか....こういった作業にこそ、ライターとしてのセンスと実力が問われる、というものですね。で、本当は30曲は済ませたかったのですが、20曲弱で断念。その分、明日、リキ入れます。
●今日は海外から特に主だったメールは無し。が、しかし、一般リスナーの方から戴いたメールが非常に嬉しかったです。『AORとCCMのファンです。アラン・ソレンティ「Figli Delle Stelle」とトミー・クームズ「Love Is The Key」を買いました。どちらも素晴らしいアルバムですね。これからも中田さんの書かれたAORガイドブックを見ながらいろいろと勉強していきたいと思います』という内容です。もちろん、こういったメールを戴くこと自体は決して珍しいことではないのですが、なんと、この方、18歳ですって! これは、素晴らしいです、感動しました。うちの通販をご利用いただける人や、あるいは、ラジオ番組のヘヴィ・リスナーの方は、20代前半こそいれど、18歳は初めて、しかも、その2枚を選ばれ、その好さが解るなんて、かなりの感覚の持ち主です。本名も、どちらにお住まいの方かも全然解りませんが、これからもぜひ、危険な(金銭的に、と言う意味で、です)AOR道を邁進して下さい。応援させていただきます。

<9月24日(金)>
「今日の出来事」
●今日も引き続きAOR通販ボックスの楽曲解説。家を3時には出なくてはならないし、夜は夜で飯会があるので、結局あまりはかどらずわずか10曲強で終了。
●ロス・ロボトミーズの「Official Bootleg」のCD−R(マスタリング済み)が到着。今回も[COOL One-Stop]で出すので、こっちでマスタリング等をする必要はありませんが、ライナーを進めておいたり、いろいろな作業がスムースに行けば国内発売も早くできるでしょうから、これは大事です。細かな内容はまた後日。
●午後、福冨英明さんのレーベルのオーナーでマネージャーでもある小森さんの家にお邪魔し、“音”に関するいろいろな話しをしてきました。小森さんはマスタリングもやるしプロデュースも作曲もなんでもやる人なのですが、こと、音に関してはウルサイ人なので、そのノウハウをご伝授していただく、といった感じでしょうか? ある仕事を依頼して帰ってきましたが、さて、上手く行くでしょうか?
●夜の飯会から帰宅しコンピューターを開くと、ビクターの某プロデューサーからメールが。「突然ですが、9月30日で退社します」。驚愕です、あまりに突然で。最近、一緒に飲んでなかったですが、数々の名作(「ギター・ワークショップ」シリーズ、阿川泰子....)を制作し、非常に尊敬していた人なのでホント、吃驚ですね。早速、メールを返さねば。

<9月25日(土)>
「今日の出来事」
●今日は恥ずかしながら土曜日モード。両親が姪っ子(小学6年生)の運動会を見に行くと言うので、朝、車で送っていき、帰ってくると、まだ眠いので(笑)部屋でうだうだ。今日ももちろんAORボックスの解説をグ〜〜ンと進めなくてはならないのを重々承知の助ながら、BMGさんから届いたCDサンプルに吉田美奈子RCAイヤーズ:紙ジャケ・コレクション4作が入っていたので嬉しくなってそのうちの1枚、1977年の「TWILIGHT ZONE」を試聴。フムフム。<恋は流星>、確かに、今のクラブ系J−Pop好きには堪らない1曲かもしれませんね。しっかし、全体的にはプログレッシヴでマニアックな日本のソウル音楽、という感じでしょうか。全9曲(冒頭に序曲があるので、実質は8曲)中、6分以上が3曲、7分以上が1曲、8分以上が1曲。これは、凄いです。
●他にも、ビリー・オーシャンの「アルティメット・コレクション」、さらに「リアリティ・バイツ:サントラ 10thアニヴァーサリー・エディション」「ダーティー・ダンシング:サントラ アルティメット・エディション」、さらにベイ・シティ・ローラーズのDVD「ヴィデオ・ヒッツ」など、我々の年代にも興味深いものがどっさり。こういうのが、ホント、嬉しいですね。
●ブルーノート東京から最新スケジュールの案内が到着。11月19日(金)〜21日(日)の3日間、クリストファー・クロスの公演が決定しました。大阪とかには出ていますが、ブルーノート東京は初めてではないでしょうか? バックにはキキ・エブセン(キーボード)の名前も見つけられます。他には、今年の夏のお気に入りアルバム「That Summer」をリリースしたヴォーカリスト&トランペッター:ティル・ブレナーも11月11日(木)〜13日(土)の公演が決定。その他のもスティーヴ・ルカサー&ヌーノ・ベッテンコート、ヴァネッサ・ウィリアムス、インコグニートと、11月のブルーノート東京は、非常に美味しいラインナップになってます。中でも、ティル・ブレナーは絶対に観たいですね。
●夜になってようやく仕事開始。月曜日に収録のAdult Oriented Radioの選曲。今回はネッド・ドヒニー特集他です。

<9月26日(日)>
「今日の出来事」
●今日は、歌うAORコレクター、基、ミュージカル俳優でSSWの石井一孝さんが、銀座:山野楽器本店で3rdアルバム「In The Scent Of Love」の発売記念イヴェントを行ったので、午後一からそれを観に行きました。で、会場に到着して、まず、何に吃驚したかって、100以上あるイス席は全て埋まり、立ち見もでているホールは、見渡す限り、女性、女性、女性。右を見ても左を見ても女性、また女性。なので、私が到着し、壁側に立つと、どこからともなく妖しい視線が....まるで、こう言っているかのように....「あら、男性だわ....」。で、退出の際も再確認しましたが、総勢150名くらいのお客様の中で、男性は3名だけでした(私以外に2名)。で、AOR的な歌を歌う石井さんのファン、と言うよりは、とにかく、ミュージカル・スター:石井一孝を近くで見たい、声が聞きたい、そういう人たちばかりでして、石井さんのMCなんかでもミュージカル関連の話しになると笑いがドカ〜ン。あんまりしませんでしたが、AORや深い音楽の話しになると、ほとんどシ〜ン。私だけが笑った、というシーンもあったくらいで、なんか、恥ずかしかったです(笑)。イヴェントは石井さん本人のピアノ弾き語りを含めて3曲披露し、それ以外はアルバムの共同プロデューサーでアレンジャー、ピアニストの大島みちるさん、アルバムのアートワークをプロデュースなさったヘアーメイクの方、このお2人を交えてのアルバム制作秘話等をご紹介、という非常に楽しいものでした。石井さんには、同じく山野楽器さんで11月に行う「AOR Night Vol.4」のゲスト出演を依頼しています。先日のFM番組で超盛り上がったコアな話しを今度はライヴでお届けしたいと思います。詳細は追って。
●終了後、バックステージで石井さんにご挨拶。そこで、石井さんのお母様ともご対面。これがなかなか華麗なお母様でした、無茶苦茶明るくて。と、そんなこんなで時計を見るもまだ午後3時。まだ昼食をとって居なかったので、さて、何処に行くべ〜と、考えること10秒。銀座から程近い月島に行き、そこで、もんじゃを食しました。月島に行くのは生まれて初めて。あの、なんとも言えない下町な空気がたまりません。いわゆるお好み焼き通りは、さすが日曜日、地方からのお客さんが多いのか午後3時過ぎだと言うのに大賑わい。もんじゃと焼きそば、それに生ビールをクイッと4杯(ちょっと多かったかしら....)。そうして“日曜の昼は更けて”いきます。明日から、ちゃんと仕事モードに戻さないと....。

<9月27日(月)>
「今日の出来事」
●今日から3週間、週頭はFM番組収録ラッシュとなります! まず今週がFM Co-Co-Lo「Adult Oriented Radio」1本と、スタジオを移動してFM Port「Music Director」1本、来週が「Adult Oriented Radio」1本とSTARdigioの季刊番組「Smooth Jazz Seduction」1本、そして再来週が「Adult Oriented Radio」2本。そして、この週は週末にも1本収録があって....出張前後のしわ寄せ、毎度のことですが、結構ハードです。
 で、まず、今日なんですが、午後一の「Adult Oriented Radio」は10月3日放送分。ネッド・ドヒニーのミニ特集、ビル・ラバウンティの1st「Promised Love」から2曲紹介、スムース・ジャズ・コンピから2曲オン・エアー、他のコーナーを交えつつ、10月3日の週に誕生日を迎えるジェイ・グレイドン他7人のアーティストの曲も登場します。
 そして、「Music Director」は毎回テーマを向けてお届けする2時間ですが、今回もテーマ決めはパートナーの島田奈央子嬢にお任せ(笑)。その結果、「スティーヴィー・ワンダー作品集」になりまして、彼の名曲カヴァーを中心に2人で1時間分ずつ選曲。この日の朝、思い付くまま手当たり次第にCDを抜き出すと、その数、アッという間に30枚弱に。それを現場で奈央子ちゃんと相談しながら並べていきました。中田は、やはり、“AOR”というキーワードに拘りたいので、ニック・デカロの<Happier Than The Morning Sun>、TOTOの<Living For The City>などは必需品。他にもバーシアによる<Until You Come Back To Me>、ロビー・ネヴィルによる<Tell Me Something Good>、ヒロシマの<Ribbon In The Sky>、マリリン・スコット<Bird Of Beauty>など、いろいろと登場。そして、忘れてならない、石井一孝<I Wish>もバッチリ選曲しました。こちらのオン・エアーは10月2日(土)、23時から25時の2時間。新潟地区の第2FM、FM Port(79.0 MHz)です。
●夜、家に帰ると、ディールを交渉中のハワイのアーティストからCDが届いていました。よしよし、何はともあれ、明日にでもちゃんと聴いてみましょう、持っていなかった作品も含まれているので。

<9月28日(火)>
「今日の出来事」
●午前中は昨日録った「Adult Oriented Radio」のダビング、検聴、Qシート書き。そして、午後一でちょこっとCDのディストリビューターさんの所に行き、帰ってきてから、今度は、昨日ハワイから届いたCDをいろいろと聴きました。シンガー:石井さんが熱意を持ってリクエストする某アルバムのディールはもちろん交渉中ですが、それだけでは物足りないので、そこに加えてもう1枚、何か日本独自の作品、企画を、ということで、2枚のCD、1枚のCD−Rから、拡がりの可能性をいろいろと探ってみました。で、直ぐにハワイにメール。こういうアイデアは如何でしょうか? さてさて、どんな返事が来ますでしょうか? 楽しみです。
●今日はまた嬉しいCDが届きました。ワーナーさんが、イーグルスの来日を記念して、オリジナル・アルバム7作品(1stからライヴまで)を、LP形態完全復刻の紙ジャケ仕様で10月6日にリリース。そのサンプルがいち早く我が家にも配送されたのでした。何が嬉しいって、やはりこういうリイシューのサンプルを戴くのが一番の幸せです。そして、それに加えて、ブライアン・ウィルソン「スマイル」、フィル・コリンズ「ラヴ・ソングス」のサンプルも同封されていました。こちらの2枚も10月6日発売ですが、フィルのアルバムは2枚組のベスト盤で、ここには昨年から今年にかけてのツアーで披露したらしい<True Colors>のアカペラ系フィーチャーのリハーサル・テイクが収められているんです。で、細かなクレジットが載っていないのが非常に悔しいのですが、ビル・キャントスもバック・ヴォーカリストとしてそのツアーに参加しているので、この曲にも当然彼は入っています。細かなメンバーは彼に聴いてみましょう。あ、で、とにかく、好い感じでした。前のフィルのスタジオ・テイクよりもぐっと。早速、来週収録の「Adult Oriented Radio」で使わせていただきます。
●夜は、よっこらしょっと原稿書き。これが今一番やらなくてはいけない仕事ですからね。
●そうそう、それから大事な話ですが、当社の現在のHPアドレスはおそらく9月30日で使えなくなります。最終的なGo!が来ていないので、10月1日には間に合わないかもしれませんが、とりあえず、新しいアドレスは、www.coolsound.co.jpです。基本的にはほとんど変わらず行きますので、引き続きのご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
●夜中、1時半過ぎに、LAのフレッド・シュルーダー宅に電話するもアンサリング・マシン状態。一応、メッセージを残しました。さて、ミュージック・マジック:ライナー用の電話インタヴューは実現するのでしょうか....
●LAに住む、日本人プロデューサー某氏と、非常に面白い企画を考えています。CDの制作とか、ではありません。まあ、イヴェントと言うか何と言うか....。リスナーの方、参加型企画です、完全なる。なんとか時間を作って、生涯最高のAORメモリーを作ってみませんか!! 詳細は中田の出張帰り頃から、ポツリポツリと発表していきます。
●マイケル・ランドウ氏の来日情報、完全に把握しました。12月5日(日)の仙台ennを皮切りに、6日(月)名古屋 Bottom Line、8日(水)大阪 BIG CAT、9日(木)東京:青山 FAB、そして10日(金)と11日(土)の2日間が舞浜 Club IKSPIARI(ディズニーランドのお隣さん、ですね)となります。チケットは仙台と大阪が10月9日発売で、他は既に発売している模様です。連絡先等の詳細は、ニュー・インフォメーション!をご覧下さい。

<9月29日(水)>
「今日の出来事」
●今日は午前中からAOR通販ボックスの原稿書き。相変わらずペースは遅く、今日もDisc1枚分、全16曲でいったん終了。アーティスト名、アルバム名、楽曲名を常に英語で捉えている中田にとって、全てを邦題で書くのって、結構、手間なんです。いちいち、「あれ、これって、邦題何だっけ?」ってCDを捜しに行ったり、本で調べたり....。例えば、カーラ・ボノフの<涙に染めて>が実は<Trouble Again>の邦題だなんて、全然知りませんでしたし、同じくカーラの<悲しみの水辺>も実は<The Water Is Wide>のことだったなんて....勉強になります、いろいろと。
●そして、気分転換に山野楽器さんのフライヤー「Jam Spot」の原稿書き。10月中旬以降の新譜系から2作品をクローズ・アップしてみました。15日頃から店頭で配布されると思います。
●さて、今日も美味しいサンプルが到着。ビクターからジャコ・パストリアス関連の2W(カヴァーもの、トリビュートもの)、そして、欲しかったボズの「グレイテスト・ヒッツ・ライヴ」のDVDも同封されていて、思わず小さくガッツ・ポーズ。
●そして、アドリブ編集部:八田さんから「Kadomatsu T's Songs from L.A. - The Ballad Covers Collection」(avex 10月末リリース)の音資料も到着。すると、ナ、ナ、ナント、1曲目がジノ様ではないですか! 曲は、私でも知っている<Still, I'm In Love With You>なので、直ぐにステレオで聴くと、これが、ス、ス、スゴイ! 歌が上手すぎる、鳥肌もんです、贔屓目抜きにしても。いや〜、角松さんご本人も納得、いや、感激してるんじゃないですか、この仕上がり。さらに他にも、リチャード・ペイジ、トミー・ファンダーバーク、ジェイソン・シェフ、ブレット・レイモンド、ヘンリー・カポノ…が参加。バックにも、ジェイ・グレイドン(ソロ弾いてます)、トム・キーン、ジョセフ、ランドウ、アベちゃん(エイブ・ラボリエル)、エリック・マリエンサル…錚々たるメンバーが参加。逆カヴァーをリスナーの方に推薦するのは、時として、ちょっとだけ後ろ髪を引かれ気味だったりしますが、これは胸を張って宣伝します。前もアドリブ誌だったかで書きましたが、角松さんの曲の逆カヴァー!という先入観を捨て、AOR系のコンピ盤、として接すれば好いのでは、と。実際、私は、角松さんの曲、ほとんど知らないので、フラットな気分で聴けるんです。
●こちらの昼時、すなわち、LAの夜を狙って、再度、フレッド・シュルーダーズに電話を入れるも、これまた、留守電状態。ま、気長に行きますが....。
●ビル・キャントスから早速レスポンス。フィル・コリンズのツアーに参加し、<True Colors>を一緒にハモったのは以下の人たちだそうです。−−Bill Cantos, Amy Keys, Arnold McCuller, Connie Jackson, Lynne Fiddmont, Lamont Van Hook−−ちなみに、来月にはDVDも出るそうですが、そこにはアーノルド・マッカラーさんは居ないとのこと。なんでも、膝を痛めていて、ツアーのいくつかには参加できなかったとか。
●夜は、同業者(インディ・レーベルのオーナー)の方らと食事。私の愛読する某雑誌に載っていたのを信じて銀座4丁目交差点そばの寿司屋に行くも、味は今一つでガッカリ(他のお2人は、それなりに笑顔で食していましたが....)。銀座と言っても、全然高級店ではなくとにかくリーズナブル。ですので、凄いのは全然期待していなかったのですが、それにしても....。ただ、チャレンジのつもりで1杯¥3,150という黒糖焼酎をロックで戴いたのですが、さすがにこれは激ウマの一語! 1杯2万円の年代物ナポレオン(もちろん、知り合いの“驕り”です、当然バブリーな時代に)を除けば、1杯¥3,000以上のお酒を頼んだことなど、なかなか思い出せないのですが、さすが、高いお金を出せばそれなりの見返りはあるものですね。と、それはともかく、今日の食事会は中田の仕切りだったので、このままでは終われぬとばかりに銀座一丁目から有楽町線で護国寺に移動し、そこで、中田お薦めのラーメン店:CHABUYA JAPAN SIORAHMEN BRANCHを食しました。その名の通り、ここは塩ラーメン専門店なのですが、これがとにかく美味。お連れした2人とも「感動的な旨さ!」と言ってくれて、ここでようやく“ホッ、”という感じです。場所は、護国寺駅中央改札のほとんど真上、という辺りで、音羽通り沿い(道路の東側)。ホンのちょっと引っ込んでいるので分かり難いですが、派手な暖簾を掲げている¥180ラーメンの店を目印に! その隣がCHABUYAですので。それと、醤油が食せるCHABUYAの本店も同じ音羽通りをもう少し南下した道路の反対側にあります。なんでも、今年の始めに改装し味も替えた、とのことで、そちらにも一度足を運ばなくてはならないですね。以前の味でしたら、SIO BRANCHのほうが全然美味だと思いますが....

<9月30日(木)>
「今日の出来事」
●午前中からHMV数寄屋橋の1コーナー、TOSHIKI NAKADA & HMV SUKIYABASHI presents AOR Freaks、10月号の原稿書き。今回のテーマは8月にCDが、そして9月にDVDが、リリースされたボズの新作に併せて「“Live”で楽しむAOR」に決定。少し前にCOOL USENでもそれをテーマに2時間のプログラムを作っているので、それをベースに選んだのですが、結構あるんですよね、AORアーティストのライヴ盤。ボズ以外にも、クリ・クロ、S.ダン、TOTO、エア・サプライ、M.フランクス、K.ランキン、ロビー・デュプリー…、さらに当社関係でもスニーカー、トニー・シュート、クリス・クリスチャン、ホワイトハート…(G.マティソンやM.ランドウは純正AORではないので今回は敢えて外してあります)。さらにもう廃盤になってしまったので今回は涙を呑んだジノ様、そして、同様に仕入れが難しそうだったので外さざるを得なかったアンブロージア、マーク・ジョーダン、マイケル・ラフ…トータルで行けば、30枚、50枚は軽く越しますね。それらの中からDVDを含む約15Wを厳選し、アルバムの解説+前枠&後書き、トータルで7,000字強になり、結局、これで夕方まで1日作業になってしまいました(というわけで、今日はAORボックスの原稿書き全然出来ませんでした....)。
●今日も昼間&夜中、フレッド・シュルーダーズ氏に電話を掛けるもまたまた捕まらず....。拙いですね..。折り返し電話下さい、と、メッセージも残しました、流石に。
●夜はアドリブ誌のレヴューを2作。1枚は松原正樹の新作「ヒューマリズム III」、そしてもう1枚はUKのニューカマー、ナターシャ・ベディングフィールドのデビュー作「アンリトゥン」。かなりエッジの効いた作品で、まさに、今時の22歳、というサウンド。最初は、なんで、私なんかに依頼するんだろう、八田氏(アドリブ編集部)は..と、思ったのですが、これが、曲によってはかなり真ん中ストライク。それと、ポリスの<Wrapped Around Your Finger>がディジ・ロックしたような曲、<桃色吐息>とサビが好く似た曲、いろいろあって面白かったです(と、こういうことはレヴューには書けないので、ここだけの話し、です<笑>)。ちなみに、作家陣に目を向けるとパット・レナード、スティーヴ・キプナー、ダニエル・ブリスボワ他、お馴染みの名前が。たまにこういう今時の人を聴くと非常に新鮮です。悪い気はしません。
●という感じで、リキを入れ直してから、ついに丸ひと月、真面目に真面目に日記を書き続けることが出来ました。業界の知り合いの方でも、かなり読んで下さる方が居るようで、恥ずかしいような嬉しいような....。ま、何れにしましても、明日以降も頑張って続けないと....。あ、10月1日から「今日のラーメン」という項目も増やします、お楽しみに(笑)。