<3月25日(金)>
「今日の出来事」
●午前中からサンタ・モニカにあるトミー・ファンダーバークさんの主宰するレーベル、Sovereign Artistsを訪問。Sovereignは昨年スタートしたレーベルで、ハートのアルバムやドン・グルーシンのグラミー・ノミネート作品『The Hang』を発売している、いわば、大人のアーティストによる、大人のリスナーのためのレーベルです。トミーさんの他にも、かつて、ワーナーやEMIに居た人が参加しているようで、コネクションもマーケティングもかなりしっかりしている模様、人数は少ないですが。で、もちろん、そこに足を運んだのはクール・サウンドと仕事をしましょう!ではなく、トミーさんにエアプレイのことをいろいろと聴くためです。で、レーベルの試聴室でこれまたCDをかけ、いろいろと聴いた次第です。そして、ここでも、新たなる波紋が巻き起こります(下記参照)。
●トミーさんからポスターやサンプル盤を頂戴し、オフィスを後にすると、さ、またまた今日もIt's TOSHI-Time ! そうです、CDショップ漁りがスタートです。まずは、同じくサンタ・モニカにあるSecondspin.comに行き、スムース・ジャズ系の新譜中古扱いをいろいろと購入。早くもポール・テイラー、ネルソン・ランジェル等が出てくるのは嬉しい限り。その後、少し南の方に車を走らせ博多ラーメンの名店「新撰組」でランチをしようと思ったら、なんと、残念! まだ昼休みに入る前の時間だというのに暖簾が片付けられていました。スープ切れですか? それとも気まぐれ? まだ中にはお客さんたくさん居るのに....悔しい〜! 結局、他にラーメン店はないかしら? とドライヴするももちろん決定打は見つけられず、それならば、と、ハンバーガーにスイッチ。これならばハズレはまず無いですからね。そして、たまにはアナログでも見ましょうか、と、何年かぶりにRecord Recyclerに。特に凄いものはもちろんありませんが、トッド・ラングレン/ユートピアのライヴはなんとなく嬉しかったです(オーストラリア盤ですが、これって、ブート?)。

●本日の漁業成果(時間がないので簡単な内容コメントは後日)

Secondspin.com
Analysis『Nightlife』(JAD:2004)$8.99
Paul Taylor『Nightlife』(Peak:2005)$8.99
Nelson Rangell『My American Songbook Vol.1』(Koch:2005)$8.99
Various『1st Annual Smoothie Award Winners』(Carzino:2004)$7.99
Four 80 East『Nocturnal』(Higher Octave Jazz:2001)$7.99
Hill St.Soul『Copasetik & Cool』(Shanachie:2004)$8.99
Russell Gunn『Ethnomusicology』(Justin Time:2003)$7.99
Mica Paris『The Best Of Mica Paris』(Spectrum:1999)$6.99
Brian McKnight『Gemini』(Motown:2005)$8.99
Maze『Inspiration』(Capitol:1979)$6.99
Barbara Morrison『Live Down Under』(Blue Liberty:2000)$5.99
Alan Paul『Another Place And Time』(Peer-Souther Productions:2003)$4.99
Nancy Wilson『If I Had My Way』(Columbia:1997)$4.99
Joni Mitchell『Shadows And Light』(Asylum:1980)$7.99
Yes『The Ultimate Yes - 35th Anniversary Collection』(Rhino:2004)$17.99

Record Recycler
全てアナログです。
Scherrie & Susaye『Partners』(Motown:1979)$ 5.99
Carl Graves『Carl Graves』(1976:A&M)$5.99
Romance『Dance My Way To Your Heart』(Prism:1979)$5.99
Marlena Shaw『Just A Matter Of Time』(UA:1976)$5.99
Lewis Brown『Stylized』(Allegiance:1984)$5.99
Geno Washignton『That's Why Hollywood Loves Me !』(DJM:1979)$5.99
Todd Rundgren/Utopia『Nimbus Thirherward』(Toasted:1980)$9.99
C.O.D.『Tears』(Casablanca:1979)$1.99
Triple "S" Connection『Triple "S" Connection』(20th:1979)$3.00
Alphonse Mouzon『Distant Lover』(High Rise:1982)$3.00
Michael Wycoff『Come To My World』(RCA:198)$3.99
Lonnie Youngblood『Lonnie Youngblood』(Turbo:1977)$3.99
David Ruffin『In My Stride』(Motown:1977)$3.99
Various『The Songs Of Smokey Robinson』(Jobete Music:1974)$3.99
Maxine Watta『Maxine Watta』(Rocshire:1983)$5.99

●夜は森口さんと食事。今回はいろいろとお世話になったので、御馳走させていただきたいです、と、サンタ・モニカ・エリアの中田のお気に入り「千寿」に。お任せで次から次に出て1人$50くらい、といった感じです。元々は、松居和さん&慶子さんご夫妻に連れてきて頂いたお店で、それ以来、何度と無く利用しています。on Santa Monica Blvd.のYaleとの交差点の所です。

「コンプリートへのエアプレイ街道〜其の弐」
●トミー・ファンダーバークさんに改めてCDを聴いてもらう。すると、1曲目の<Stranded>で予想だにしない発言が! 「このアカペラの一番下のパート、これを歌っているのはマックス・グロネンサルだよ」。ナ、ナ、ナント! ジェイさんも全く覚えていなかったマックスさんの歌声は此処にあったのだ〜! なるほど、そう言われてみると、この声はトミーさんでもトム・ケリーさんでもない気がしますね。うわ〜! そして<Leave Me Alone><Sweet Body>でのハイ・キー・コーラスは中田の思っていたとおり、トミーさんとトムさんの絡みの模様。そして、<Bix>はほぼ全編、トミーさんとビル・チャンプリンさんの2人で歌っていて、しかも、2人で顔を見合わせながら歌った、とのこと。ということは、途中のハイ・キーはビルさんのファルセットだったわけですね、トム・ケリーさんではなく。う〜ん、難しい。ちなみに、トミーさんの歌入れは1曲を除いて全てジェイさんしか居なかった、とのこと。フォスターさんはより多忙だったようで(と言うか、つまり、エアプレイはジェイさんのほうが深く関わっていた、ということですね)、<After The Love Is Gone>の時しかトミーの歌入れに同席していなかったそうです。それじゃあ、フォスターさんに「マックスはどこを歌ったんですか?」と聴いても解る分けないですね....。

<3月24日(木)>
「今日の出来事」
●LAツアー・チーム3人は、今日が帰国日。朝早くから、森口さんの車で空港に向かい、そこで中田も降車。皆さんの空港チェック・インにお付き合いし、ゲートのちょいと手前でお別れ。僭越ながら、中田のAOR本にサインさせて頂いたり、2ショットで写真を撮ったり、この瞬間だけは中田もアーティスト並み?の待遇でした(笑)。そして、中田はここから1人でレンタカーを借り、再度行動! まずは、ホテルに戻り改めてチェック・アウト。その後、CDショップに行き、それから定番の「ラーメン日本」でランチ。さらに、またまたCDショップを覗き、ジェイさんの家に3時半集合。そこで、森口さんにも合流してもらい、ジェイさんの運転でデヴィッド・フォスター宅へ。行く途中、エアプレイのCDをかけ、この歌は誰、ドラムは誰、等の予習。ジェイさん曰く、「マックス・グロネンサルがどこを歌ったか、全く覚えていないんだ。本当に歌ったのか? クレジット・ミスじゃないか?」とのこと。そ、そ、そんなこと、私に言われても困ります。そして、フォスターさんの家に到着するわけですが、凄いです、さすが、フォスター氏。一般人は彼の家に行くこと不可能です。それくらい凄いところ。エリア的には、サンタ・モニカの北に位置する高級リゾート地、マリブだったりするのですが、なんと、外部からの不法侵入者を排除するために、一般道の途中でまずゲートがあるんです。オートロックを解除しないとその先に進めません。ジェイさんも今のフォスターさんの家に行くのは初めてのようで、そこで立ち往生。早速、フォスターさんの携帯に電話して暗証番号を入手したから好いようなものの、携帯のない時代だったらまた一仕事でした、はい。そして、そのゲートをくぐってから数分車を走らせフォスターさんの家のアドレスに到着。ここもまたまた大きなゲートがあり、再度フォスターさんにアクセス。そして、そのゲートが開き私の目に飛び込んできたものは〜!!!!!! なんすか、これ! 遊園地+ホテル、みたいな作りじゃないっすか〜! 広い芝生、移動はカートですか〜! そして正面にそびえるお城クラスの本館(?)のてっぺんがおそらくフォスターさんの居住地なのでしょうが、高さ数十メートルあるそこまではなんとケーブルカーが敷かれているではないですか〜! これには流石のジェイさんも口をあんぐり。おっと、見逃すところでしたが、ゲートの横にはパトカーも停まっていますね〜。ジェイさん曰く「不法侵入者を防ぐ用のダミーのパトカーだろう」とのことですが、いやあ、これだけ凄いとそれも納得です。なんだか、この家一軒で凄い映画が作れそう。そして再度フォスターさんに電話。そのまま、道なりに車を走らせ小山のてっぺんへ。そして、ようやくたどり着きフォスターさんと再会。ありゃありゃ、11年前はあれだけお話しさせてもらったのに、全然、覚えていないや! ま、でも、しょうがないです。こんなBIGな人とはこちらが萎縮してしまいますから、はい。最高の眺めを誇る広いベランダで写真を撮り、やがてリヴィングでインタヴューがスタート。エアプレイ結成の話しを改めて伺い、途中から、各曲毎のクレジットを完成させるべくCDをかけ、これは誰、これは誰、の話しに移ったのですが、2人の記憶がかなり曖昧で四苦八苦。これは前途多難だ、と感じつつ、なんとかせねば、と奮闘する私。この辺りの様子は書きに記した新コラム「コンプリートへのエアプレイ街道」で細かに記していきますので、ぜひとも、そちらをご覧下さいませ。
 さて、インタヴューこそ無事終了しましたが、時間はもうディナーの時刻。奥様のリンダ・トンプソン・ジェナーがダーリンを迎えに来て、ありゃありゃ。まだ、各種サインも頂戴していないのに....。これは速攻でお願いせねば! とりあえず、ジェイさんのサインはジェイさんの家に戻ってからして頂くとして、ここでは、フォスターさんにサクッと。が、しかし、この後、とんでも無いことが。隣の部屋にあるピアノを使って、フォスターさんが<Nothin' You Can Do About It>のリフを弾き出したんです、それも、少しずつ思い出しながら。これはまたゾクゾクッと来る瞬間でした。そして、その後、もう時間がないにもかかわらず、ジェイさんにスタジオを見せていました。これも、大きなスタジオが2つ。いやあ、凄すぎます。しかし、なんでも、家が大きすぎるのでもっとこれを売って、マリブの別の家に引っ越す予定だとか。ま、とにかく、全てが規格外。アメリカン・ドリームという言葉でも収まりきらないであろうフォスターさんの生活。もちろん、素顔の彼はそのままでしたが、やはり遠い存在ですね。中田にとっても、幻のひととき、だった気がします。
●その後、ジェイさん宅に戻り、そこでサインを完成させお開き。ジェイさんは、日本のプロジェクトでも何でもそろそろ仕事に打ち込みたい、と言っていました。そして、ビル・チャンプリンの息子さんと一緒に作ったデモもちょいと聴かせてくれました。今時のR&Bシンガーが歌ってもおかしくない風のバラードで、アメリカ音楽界復帰(?)も真剣に考えているご様子。もちろん、中田的には、もう一旗上げて欲しい気持ちでいっぱいです。そして今日は大人しく宿に戻り、目の前にあるハンバーガー屋さんでテイクアウト&買っておいたビールで1人宴会。そう、繰り返しになりますが、中田にとっても、感動の、というより、幻のひととき、1日が静かに更けていくのでした。

●本日の漁業成果

Heavy Lotation
The Isley Brothers『Taken To The Next Phase(Reconstructions)』(Legacy:2004)$6.99
若いDJたちがアイズリーの名曲をリミックスしたアルバム。私的にはどうにも苦手な1枚でした。
John Tesh『Tour De France』(Private Music:1988)$3.99
John Tesh『Tour De France - The Early Years』(Private Music:1990)$ 3.99
ニュー・エイジ系スムース・ジャズ・ピアニストの古い作品。持っていなかったので。 Sakesho『We Want You To Say...』(Heads Up:2005)$6.99
Heads Upだったので買ってみました。メンバーはスティール・ドラムの名手、アンディ・ナレルを含む4人。ゲストで、アンジェリック・キジョー他が参加。スムース・ジャズ、ではなく、コンテンポラリー・ジャズです。全体的にラテンの香りが少なくないです。
Kenny G『The Duets Album』(Arista:2004)$6.99
日本盤がなかなか出ないので、購入してしまいました。しっかし、凄い内容ですね。デヴィッド・サンボーンと<Pick Up The Pieces>を共演したのを始め、チャカ・カーン、バーブラ・ストライサンド、ダリル・ホール、EW&F、リチャード・マークス、バート・バカラック他の大物陣と全編で共演。取り上げた曲も全てがヒット曲、というサービス精神にも溢れています。中田は躊躇せずに1票入れます、このアルバムに。
Matt Bianco featuring Basia『Matt's Mood』(Decca:2004)$7.99
ジャケットが違うので買いました。向こうでは、Matt Biano featuring Basiaというアーティスト名義でした。
Various『Smooth Jazz Hear And Now』(Jazz Alliance:2003)$4.99
"Here and Now"ではなく"Hear and Now"のタイトルがまずは好いですね。収録アーティストはノーマン・ブラウン、ノラ・ジョーンズ、アル・ジャロウ、ジョー・サンプル、ピーター・ホワイト、フォープレイ、ジェフ・ローバーを始めとしたビッグ・ネームばかり。こういうアルバム、ナイトタイム・ミュージックにはホント、欠かせません。
Van Halen『The Best Of Both Worlds』(Warner:2004)$14.99
サミー・ヘイガーが復帰しての新録3曲を含む2枚組ベスト。ディジパックなので買い、早速、車の中で聴いてしまいました。もっとも、デイヴ時代とサミー時代の曲が交互に出てくるような曲順だったので1曲聴いては1曲スキップ、みたいな聴き方になってしまいましたが。
BeBe Winans『Dream』(Still Waters:2005)$6.99
最新作ですね。このところ、メジャーから外れていますが、クォリティの高さは相変わらず。ブラコン感覚で聴けるゴスペルはやはり離せません。デヴィッド・ハンゲイトが数曲でプレイしていました。他は、ジョー・シャーメイ・バンドのポール・ライム、さらに、トム・ヘンビー、クレイグ・ネルソン、パット・コイル等、ナッシュヴィルの一流どころばかりです。

CD Trader
Gene Dunlap『I Still Believe』(Liquid:2003)$5.99
フュージョン・シーンで活躍するヴェテラン・ドラマーの近作。馴染みの深いアール・クルー、そして、ロニー・ロウズ、アレクサンダー・ゾンジック、マイケル・リントンといった名手を迎えて制作したスムース色の強い1枚。ジーンさん、ドラムスよりも作曲&キーボードの方に力を入れてました。
Jeff Coffin 『Mu'tet Bloom』(Compass:2005)$5.99
よく知らない人ですが、カーク・ウェイラム、ヴィクター・ウートゥン、ベラ・フレック等の名前が発見できたので買ったのですが、ハッピーなブラス・バンド系の音楽で若干期待外れ。でも、たまにはこういうのも好いですが。
Dionne Warwick『My Favorite Time Of The Year』(DMI:2004)$3.99
クリスマス・アルバムが出ていたのは存じませんでした。収録曲はお馴染みのものばかり。グラディス・ナイトと1曲、ビー・ビー・ワイナンズと1曲、デュエットしています。バックは、デイヴ・コッズ、リッキー・ローソン、ジョン・ペーニャ、ティム・ピアース、ティム・ハインツ他、LAの一流どころが担当。
Luther Vandross『Live:Radio City Music Hall 2003』$5.99
一時期よりは回復しているルーサーの、これは倒れる前、2003年のライヴ盤です。国内盤も出ていますが、持っていなかったのでここで安くゲット。相変わらず、歌は上手い! 当たり前ですが、上手い! 曲も代表曲ばかり! バンドはお馴染み、ナット・アダリー・Jr.、スキップ・アンダーソンのキーボード・コンビと、ベース:バイロン・ミラー、コーラス:シンディ・ミゼール、辺りが有名ですね。
The Steve Miller Band『Abracababra』(Capitol:1982)$3.99
単純に持っていなかったので、流れで。コ・プロデュースはネッド・ドヒニーとの仕事で知られるドラマー:ゲイリー・マラバー。80'sですね〜!
The Doobie Brothers『Doobies' Choice』(Warner/Rhino:2002)$8.99
これはドゥービー自身が選んだコンピレーション。ほとんどヒット曲は選ばず、パーソナルな曲ばかり、という1枚です。
Wayman Tisdale『Hang Time』(Rendezvous:20004)$7.99
NBAの選手でしたよね、確か。リード・ベース系でメロディアスにプレイする様は非常に魅力的です。加えて、硬派なスムース・ジャズ!といった感じの音楽性も好きですし。ソウル・クラシックスの<Ain't No Stoppin' Us Now>とスモーキーの<Cruisin'>をカヴァーしています。プロデュースはジェフ・ローバー、ジェイムス・ロイド(Pieces Of A Dream)らに混ざって、ジミー・ヴァーナー・ソウル、という名前が。これって、もちろん、元バイ・オール・ミーンズのジェイムス・ヴァーナーと関係ないのでしょうか? ちょっち気になります。
Nazareth『Homecoming:The Greatest Hits Live In Glasgow』(Eagle Vision:2005)$11.99
ここからはDVDです。英国ハード・ロックの老舗、です。でも、リージョン・コードの関係で観れず。残念!
Pat Metheney『We Live Here - Live In Japan』(Image:2001)$11.99
言わずと知れた1枚です。

Secondspin.com
Pamela Williams『Sweet Saxations』(Shanachie:2005)$7.99
セクシーと言うか、ダイナマイト行き過ぎバディのサックス姐さんの最新作。デヴィッド・マン、キム・ウォーターズ他がプロデュースを手掛けた、完璧スムースな1枚。特に凄いサックス奏者だとは思いませんが、音楽としては十分に楽しめます。
Les Sabler『Bridge The Gap』(The Music Force Media Group:2003)$7.99
ギター弾きです。ES-335を抱えています。レーベルはMusic Force Media Groupですが、ディストリビューションはボビ・コーのSin-Dromeが行っています。EW&Fの<Reasons>をカヴァーしている以外は全曲自作で、プロデュースも自身で手掛けています。特に有名なミュージシャンは入っていません。335だけでなくアコースティック・ギターも軽やかに響かせています。聴き易いです。
Brian Bromberg『Metal』(Artsistry Music:2005)$8.99
出、出、出た〜! バカテク・ベースマンの最新作はそのタイトルからも想像できるように、ヘヴィ・メタリックなラインをフィーチャーした、コアな楽器野郎大満足の1枚です。やはりこの人はスムースするよりゴリゴリのほうが安心できます。ダン・シーゲルが数曲で参加している以外は、全てブライアンの多重録音+ジョエル・テイラーのドラムス、という編成です。
Niki Harris『Live In Swithland』(Thump:2004)$7.99
前にマイケル・センベロ絡みでレコーディングをしていたのでちょこっとチェックしたこともある、程度の黒人女性ですが、これは全編スタンダードというライヴ盤。特にチェックは不要です。
Jose Luis Madueno『Chicano』(Song-O-Sau'rus:1996)$7.99
軽快なピアノを聴かせる人です。バックはジョン・パティトゥッチ、ジョン・ペーニャ、アレックス・アクーニャ、スティーヴ・タヴァローニ、そして、ランス・ジョーのアルバムでもプレイしていたフォスターも気に入っているラモン・スタグナーロ他。コンテンポラリーなライト・フュージョン。デヴィッド・ベノワをより男っぽくした感じ、とでも言いましょうか....。
Various『Smooth Jazz In A Mellow Mood』(St.Clair:2002)$7.99
スムース・ジャズ系のコンピは何十枚あっても全然問題ないです、いくら、曲がダブっていようが。これはShanachieの音源を中心としたコンピでキム・ウォーターズ、チャック・ローブ、トム・グラント、ジョージ・ジンダ、ケン・ナヴァロ、ジョン・ルシアン、キム・ペンシル他を収録。

「今日のラーメン」file no.043[ラーメン日本]
●LAに来たら、必ず、の「ラーメン日本」。今回も醤油ラーメンに半カレーのセットをオーダー。これを食べないとLAに来た、という実感に欠けるんですよね、はい。

「コンプリートへのエアプレイ街道〜其の壱」
●本日からスタートした新企画です。エアプレイのアルバム『Airplay(邦題:ロマンティック)』の各曲毎のクレジットを完成させるべく、皆々様の記憶を元に、中田が奮闘する(?)コラムです。
さて、今回、デヴィッド・フォスターさんの家でCDをかけ、それを聴きながらこの曲のこのパートは誰、を思い出してもらったのですが、いきなり1曲目からジェイさんとデヴィッドさんの意見が食い違ってしまいました! 大ピンチ!
ジェイ:この曲のドラムスはジェフ(・ポーカロ)だな....
デヴィッド:うん? そうかい? これはマイク・ベアードじゃないか?
ジェイ:え? ホントかい?
デヴィッド:(数秒後に)ほら、ここの感じ、これはマイクだよ。
ジェイ:う〜〜ん、そうかな....
と、いったやりとりが....。他にも、<Leave Me Alone>でジェイさんが「これは全部ファンダーバークだよ」と語り、中田は「ヘッ?」と。これは、トム・ケリーさん入っているでしょ、まず間違いなく....と思うも、あえてそこでは訊かず。明日、トミー・ファンダーバークさんに会うので、そこで、訊けば好いかな、と。それと、森口さんが「マイク・ベアードに直接訊いてみようよ」と。「僕、彼と仕事したことあるし、調べれば連絡先解るから。もちろん、昔のことだから覚えていないかも知れないけれど、CD用意して聴いてもらえば、思い出すんじゃないかな?」。これはグレートです。さて、各曲毎のクレジットは無事完成を見るのでしょうか....続く。