<10月10日(月)>
「今日の出来事」
●CCMシンガー:マイケル・ゴンザレスさんのソロ・ライヴが仙川のKICK BACK CAFEで行われ、鐘ちゃんと一緒にそれを観に行きました。仙川、と言うのは京王線の駅で、新宿から各駅停車で20分くらい。昔、1〜2度、そこで呑んだ記憶があるのですが、ここ数年でガラリと変わってしまったのですね。吃驚しました。で、KICK BACK CAFEは南口に出てそこから歩くこと5分強。細いながら車通りが結構ある道沿いにあり、開演15分前くらいに着くと店内はもう満杯。幾らチャージ無料のライヴ、と言えども、こんなにお客さんが集まってくれるとはホント、嬉しい限りです。ライヴは途中30分くらいの休憩を挟んだ2部構成で行われ、前半では、当社からリリースした『Fire In My Soul/Mountaintop』からの曲が中心、そして後半はゴスペルのカヴァーが少なくなかったです。マイケルさんはピアノを弾きながら歌い、ジャジーなピアノ・ソロも披露したり、音楽に対して本当に真剣に取り組み、心から愛情を抱いているのが伝わってきました。前半は若干、声が出ていないな、という気もしましたが、きっと、休憩時に食べた夕食がそのままエネルギーになったのでしょう、後半はかなり本調子という感じでした。4ピースのバック・バンドはKICK BACK CAFEによく出ている(?)日本のバンドでした。リハは今日の1時間くらいだけ、ということでしたが、それにしては結構まとまっている感じがしました。ただ、やっぱり、シャッフル系の曲ではリズム隊がしっかりと跳ねてはいなかった気もしますが....。マイケルさんは現在新作のレコーディング中で、そこからの曲と思われる新曲、<Praise Him>(シーウィンドのボブ・ウィルソンとの共作)も後半で披露してくれました。来年の年明けには完成? 春にはリリース? を考えている模様。これは期待できそうです。
●終演後、鐘ちゃんと、それから、マイケルさんに取材もしてくださった読売新聞の記者の方と食事に行ったのですが、お隣の駅:千歳烏山の駅近くにある中華屋さんが大当たりで吃驚しました。駅の北口を出て、ネオンが眩しい(笑)細い道を抜け、バスも通るかな?という感じの中くらいに広い道を左折して直ぐの左側にある店です。中国人の方がやっているようで、ちょっぴりおしゃれなチャイニーズ・レストランなのですが、どれも本当に美味しかったです、スミマセン、名前を控えてこなくて。でも、また足を運ぶ気がするので(近くはないですが、その為だけに千歳烏山にゴー!)、その時、改めご紹介させて下さいませ。

<10月9日(日)>
「今日の出来事」
●COOL USEN、10月後半の選曲。秋も深まってきたので、AOR関係者によるスタンダード特集、なんぞを2時間セレクトしてみました。1曲目はフォスター・プロデュースによるナタリー&ナット・キング・コール<Unforgettable>、続いて、ボズ・スキャッグス<What's New>、デヴィッド・パック・プロデュースによるパティ・オースティン<Smoke Gets In Your Eyes>、またまたフォスター制作によるバーブラ・ストライサンド<Speak Low>、ラス・タイトルマン・プロデュースによるジョージ・ベンソン<Beyond The Sea(La Mer)>、ハワイのトマ/ナット<I Only Have Eyes For You>....全28曲。他には、シカゴ、デヴィッド・ラズリー、ボビー・コールドウェル、ジョセフ・ウィリアムス、ポーリン・ウィルソン、ニック・デカロ、サム・ハリス、メリサ・マンチャスター、ケニー・ロギンス、ケニー・ランキン、ケヴィン・レトー、マーク・ウィンクラー、アル・ジャロウ、マリリン・スコット、リッキー・ピーターソン等が登場。AOR系の方も、かなりレコーディングして要るんですよね、スタンダード系。秋の夜長にお楽しみ下さいませ。
●そして、日記下記を少々。加えて、データ整理関係も少々。いよいよ3000行に到達しました。そんな1日の合間を縫って、夜の食事の支度。母親が出掛けているのでバトンを渡された次第ですが、涼しくなってきたので、今シーズン初となる、おでんにしちゃいました。朝から買い出しに行き、おでん屋さん+スーパーが2軒。大量の日高昆布を水から沸かし、煮立ってきたら大量のさばソーダを加えて、出汁を取ること小1時間。しっかりと濾してそこに塩、みりん、お酒、そして、かえし醤油で味を調え、それから秘密のもの(化学調味料ではありません)を加えて、お、なかなかの味ですね〜! で、大根からちくわぶ、こんにゃくまでオーソドックスな具をどかんと加えて、ぐつぐつと煮込みをスタート。その後いったん休憩して、また、3時過ぎに再度煮込みをば。ここで、餅きんちゃくとふきを加えました。そして、夕食前に最後の煮込みをして、ここで半片を加える感じですね。「おでんの素」を使わなくても本格的な味でかなり満足。スーパーやコンビニの出来合いも全然美味しいですが、愛情がある分、自家製の勝利、ってな感じでしょうか?

<10月8日(土)>
「今日の出来事」
●久しぶりにマイ・ペースで仕事。と言うか、この1週間の疲れが出て、昼寝をしてしまったり、夕食後もうとうとしてしまったり、の1日でした。で、結局ちゃんと出来たのはいつものデータ整理くらいですね。

<10月7日(金)>
「今日の出来事」
●朝早くから「Adult Oriented Radio」の選曲、進行表作りをして午後から収録。終わってから某レコード会社で「XXXxXを日本に呼ぼう!」ミーティング。そしてラーメンを1杯食べてから銀座のジャズ・クラブ「SWING」で羽根田ユキコさんのライヴを鑑賞。いやあ〜、ここに入るのは初めてですが、まさに銀座の老舗、ですね。固定客もかなり多いご様子で、大半の方がボトルを入れていました、ウイスキーなどの。中田は赤ワインをグラスで頂き、その後、ビールに戻ったのですが、1ドリンク、1フードがマストになっていて、しかも、フードがチョコレートの盛り合わせも1500円とか、そんなおっどろき!の値段でした、確か。で、隣のテーブルの若い男性がそれを頼んだのでチラッと横目で見たら、もう、量的には100〜200円で売ってる普通のチョコが2色(普通のとピンク色)あるだけ。これは凄い! さすが、銀座価格! 他も、とにかく高い! これで「マストです」は辛いな〜。お世辞抜きに羽根田さんの歌は素晴らしく(ホント、好かったです)、バックを務めたフラメンコ・ギターの伊藤さん(スパニッシュ・コネクション)他も凄く好かったのですが、このお店はもう行きたくない、というのが本音。客層は9割がサラリーマン、あるいは、そういったオジ様に連れられてきた女性(年齢層幅広し)、という感じで、例によって、半パン/アロハの私は完全に浮いていました(何処に行ってもか....)。そういった環境的な違和感も含めて常連になるのは不可能ですね....。
●ところで、本日、20日からの渡米の航空券を押さえたのですが、ファックスで届いた請求書を見て吃驚! なんと、「燃油サーチャージ」という項目があって、それが¥10,800もするんです。グア〜〜ン! もちろん、それ以外にも、成田空港使用料や出国税他で¥8,000かかるので、実際の航空券以外にもトータル¥18,800上乗せされてしまうのでした。嫌なご時世です....それもこれも昨今の石油高騰が原因なのでしょうが....。ついでに、相変わらず円高にならないし....。でも、結局買い込んでしまうのでしょうね、CD....。

「今日のラーメン」file no.123 [がんや]
●ラーメン本で1回だけ(1冊だけ)目にしたお店です。その時は美味しそうに写真が撮れていたので、結構楽しみにしていました。で、なかなか見つからない中、ようやくお店を発見して塩トンコツをオーダー。背脂をかなり浮かしたスープですが、見た目よりは全然しつこくなく、さくっと1杯、食せました。ま、でも、それ以上でもそれ以下でもないかな、といったところでしょうか。2度目はないと思います。<お店のBGM:J−Pop>今時のJ−Pop。

<10月6日(木)>
「今日の出来事」
●スーザン・オズボーン&木原健太郎『Love Songs For Two』のライナー仕上げ。その間、またまた松居和さんが家の近所まで来て下さるというので、コンビニで打ち合わせ。今日はアッという間に2時間が経ってしまいました。
●夜は、読売新聞の記者の方を誘って舞浜:Club IKSPIARIへ。マイケル・ランドウさんもソロ・ギグを演っているこの場所に今夜出演したのは、日本語で歌うボサノヴァ・シンガー。Hatsumiさんです。AORを語らせたら日本のアレンジャー/プロデューサー界でナンバー1。あのジェレミー・ラボックさんともマブダチの山本光男さんが手掛けたと言うことでCD完成前から気になっていたHatsumiさん。美人でスタイルも抜群なのに、口を開けばダジャレばっかり!というギャップが面白く、いつの間にかファンになっている私ですが、ライヴを観るのはこれが初めて。フムフム、なるほど、と体験させていただきました。バックも実にしっかりしていて、特に、ピアノの宮野寛子嬢は結構お気に入りです、私。デヴィッド・ベノワが大好き、というだけあって、タッチも旋律も非常に洗練された感じがしました。

<10月5日(水)>
「今日の出来事」
●ポニー・キャニオンから11月に出るスーザン・オズボーン(vo)&木原健太郎(piano)のデュオ・アルバム『Love Songs For Two』のライナー書きを途中まで。これは、真の癒し系シンガーとして日本でも大きくブレイクしたスーザンが、ポニー・キャニオンのエコロジー・ミュージック専門レーベル(?):Leafageからソロ作を出しているピアニスト:木原健太郎とコラボした作品で、大半は誰もが知っている有名曲のカヴァーです。スタンダード、ビートルズ、バカラック、キャロル・キング、カルロス・ジョビン、ブレッド、スティング…で、そんな関係から曲目解説を中心としたライナー書きを依頼された次第です。で、曲解はこの日のうちに済ませたのですが、入り口というかイントロダクションまでは書けなかったので、それは明日頑張ります。
●夜はレコード会社の人&プロモーターの人と、渋谷の焼き鳥屋「秋吉」で懇親会。久々に行った感じですが、相変わらず安くて美味しくて、でした。で、話しが盛り上がり、気がついたら生ビール:大ジョッキを5杯呑んでいたのですが、お店の人に「これ1杯、何ccですか?」と質問したら「ちょっと待って下さい、調べてきます」の後に返ってきた答えが「700ccです」。つまり、私はビールの大瓶5本以上を呑んだ計算になりますね。こりゃあ、腹出るわけだわ....(苦笑)。しかも、その後、締めのラーメンは、まさに自殺行為。好い子の皆さんは決して真似をしないようにして下さい(笑)。

「今日のラーメン」file no.122 [山頭火]
●珍しくつけ麺を食べました、「山頭火」で。普通に美味しかったです。<お店のBGM:???>

<10月4日(火)>
「今日の出来事」
●アドリブ、小物原稿を2〜3本。その後、またまたデータ整理。2700行に達しました。

「今日のラーメン」file no.121 [味七]
●中野にある本場札幌時込みの味噌ラーメンが評判の店。なんか綺麗になって駅のそばに移ったのですね。こっちの店は初めてです。で、味噌ラーメンではなく今日はつけ麺をオーダーしました。食べやすかった、というのが振り返っての印象ですね。特にぶっといわけでもなくするっと入る麺。十分に美味しいですが、でも、インパクトは特に追求していないオーソドックスなつけ汁。味玉は小ぶりでしたが美味しいし、具もちゃんと仕事されていてビールのつまみもグッド! でも、まあ、ここは味噌ラーメンでしょう、売りは。これから寒くなるとその有り難みを身体で実感できますからね。<お店のBGM:???>

<10月3日(月)>
「今日の出来事」
●午前中はアドリブのレヴュー。一昨日の日記でも触れている、佐藤竹善の最新ソロ『Okra』。通常のレヴューより大きい、2分の1ページ物なので非常に時間が掛かります。4分の1だと“紹介”で終わりますが、2分の1だとそこに+αも必要。そこに何を盛り込むか、頭を悩ませます。と言いつつも、流れで書いたらアッという間に規定の字数に達してしまいましたが。
●続いてお昼前から恵比寿で某レコーディングの打ち合わせ。まだ、本決まりではありませんが、日本の女性シンガーをコ・プロデュースするべく始動しそうな流れになってきて、そのアーティストと某アレンジャーを引き合わすべく昼食会を行いました。場所は、人気店「筑紫楼」。かつての東口店が移転し、非常に大きくなったのは全然知りませんでしたが、味も値段も申し分無いかと思います。ちなみに、西口店にも以前行ったことがありますが、こちらも数カ月前に改築したそうです。ホント、うっかりしていると全てを見逃してしまいますね。頑張らないと。

<10月2日(日)>
「今日の出来事」
●朝早くからFM Co-Co-Lo「Afterglow」の選曲2本を完成させ発送の準備。その後、買い物を兼ねたグルメ・ドライヴ。今回は、千葉の先、房総の中腹にある「道の駅」が目的地だったので完璧に一日仕事。煮干し粉と、取り立て新鮮野菜と…さらに、醤油の製造元で何種類かを買ったり、という感じです。食事関係は、木更津港の目の前にある「スーパー回転寿司やまと木更津店」と、それから少しおいて竹岡にある行列店「梅の家」へ。「梅の家」は下記をご覧頂くとして、「スーパー回転寿司やまと」のお話しをしたいのですが、“旨い!” この一語です。新鮮で大ぶりのネタが安価で食べられ、なるほど、日曜日ということもあり、大きなお店にも拘わらず昼時は行列必至!というのが納得できました。中でも、房総産の活伊勢エビの握りが税込み¥714、というのはまさに驚き。流行るはずです、これならば。このお店は安房鴨川だったり、房総の他の街にもいくつか支店がある模様。近い将来別の街で「スーパー回転」している自分の姿が簡単に想像できました。とにかくお薦めです。
●さてさて、今日のBGMは一昨日、BMGさんから頂戴してきたEW&Fとベイビーフェイスの新譜+スムース・ジャズのコンピ他。EW&Fは全曲好い、とは言いませんが、現代のR&Bの中では数少ない大人でも聴ける内容になっていると思います。ただ、モーリス・ホワイトの声に張りが無くなっているのが淋しかったですが....。ベイビーフェイスは好かったです。甘過ぎる彼は正直得意ではありませんが、これならば行けますね、十分に。かといって、今時のR&Bに魂を売る、なんてことはしていないし。かなりグッドでした。
●夜、スポーツ・ニュースを観ると、ヤンキースの地区優勝が決定! これは非常に嬉しいです。とにもかくにもオメデトウございます。

「今日のラーメン」file no.120 [梅の家]
●つ、つ、ついに竹岡式ラーメンの元祖を訪れてしまいました。竹岡式....それはインスタント・ラーメンのような乾麺を使い、チャーシューの煮汁をお湯で割っただけのスープ、という、とんでも無いラーメンです。そう、今は何処でも、タレとスープ、この両方に丹精を込めて、ラーメンのスープを創造しているわけです。元のスープにはトンコツ、鶏ガラ、削り節、野菜…いろいろなものを使って、それこそまさに職人としての腕とプライドをぶつけているわけですが、竹岡式の元祖であるこの「梅の家」は、そのスープ作りをしないで美味しいラーメンを提供するという、ある意味、驚異の(?)お店です。で、朝も早から地元民が行列を作る、という話しは本で読んだことがありますが、この日も2時半くらいに訪れたにも拘わらず店内は満席。僕らの後にもひっきりなしに客が訪れ、3時を過ぎても行列しているというまさかまさかの光景をこの目に焼き付けた、貴重な瞬間でした。国道沿いのホント、何もないような所ながら、ここだけは異次元空間で、熱気が凄い! 駐車場も複数完備していて、まさに恐い者無し。肝心のラーメンは、確かに乾麺そのものですが、でも、なんか許せてしまう。スープも気持ち甘めの真っ黒醤油系ですが、これも、確かに、癖になると言えばそうかも…と納得してしまう私。で、普通のラーメンにも拘わらず、チャーシューがたくさん入っていて、まさにギヴ・アップ寸前(2時間半前にお寿司を食べているので....)。それで¥500は安い! というか、これだけお客さんが押し寄せればその値段でも維持できます、って。凄いっす。<お店のBGM:なし>

<10月1日(土)>
「今日の出来事」
●アドリブ誌の「AOR通信」を完成させ、あとは、いつものデータ整理。「AOR通信:今月の眼」はウィル・ダウニングの新作、BMGから出る『So Amazing...An All-Star Tribute To Luther Vandross』、同じくBMGから出るコンピ『Kiss Gospel』、そして、ユニバーサルから出る佐藤竹善の最新ソロをクローズ・アップ。ルーサーのトリビュートは、彼の代表曲を数々のスーパースターがカヴァーしたゴージャスな作品。10月26日に国内盤が出ます。メンバーはセリーヌ・ディオン、ベイビーフェイス、ビヨンセ&スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリン、メアリー・J・ブライジ、ドナ・サマー、パティ・ラベル他。セリーヌの歌う<Dance With My Father>はかなり感動的でした。『Kiss Gospel』は中田の選曲・監修によるラヴ・ソング系ゴスペル・チューンを中心としたコンピ盤。ベン・タンカード、ヴァーチュー、コミッションド、ドニー・マクラーキン、カーク・フランクリン、アレサ・フランクリン、ジェイムス・イングラム、モニカ他、14曲収録しています。続いて、佐藤竹善の新作ですが、タイトルは『Okra』。“お蔵入り”していた秘蔵音源集!ではなくて〜(笑)、食べ物のオクラ、あれだそうです。基本的には久しぶりとなるオリジナル・ソングス集で、竹善作曲、ボビー・コールドウェル作詞、という曲が1曲、そして、竹善作曲、リオン・ラッセル作詞、という曲もありました。後者はTOTOの<Africa>をバラードにしたような美しいメロディのバラードで(歌い出しの譜割りはかなり似ています。意図的ではないでしょうが)、ラジオでもかけたい作品です(2分半くらいの短い尺もグッドです。大抵の曲が5〜6分あるので)。そして、ボーナス・トラックとしてボズの<JoJo>のカヴァーを収録。こちらは日テレ系番組のオープニング・テーマになっているそうですが、ま、とにかく、そんな感じでAORマニア、ボビー・コールドウェル・フリークにとっては、必携のアルバムかな、と。データ的に。残るウィル・ダウニングに関しては既にこの日記でベタ褒めしているので改めて触れるまではないでしょう。