<1月31日(火)>
「今日の出来事」
●朝イチで昨日収録した「Adult Oriented Radio」を検聴していると、ありゃありゃ!?という事柄が発覚し、急いでスタッフに電話。急遽、前枠だけ差し替える、というアクシデントに見舞われてしまいました。それを午後イチで済ませ、いったん帰宅。雑用を済ませ、夜はブルーノートへ。初めて観るレイラ・ハサウェイのソロ・ライヴ。昨日今日の2日間しか行わない、レアな公演だったのでワクワクものでしたが、期待通りに素晴らしい出来映えでした。まず、1曲目の最初の一声で、おっ、本物だ! という安心感が体内を駆けめぐります。偉大なる父親の遺伝子をしっかりと受け継いだ、心に沁みいる歌声。決して、ヒット曲が多い人ではないし、最新作(と言ってももう一昨年の作品になってしまいますが)は未だに日本盤が出ていない状態。なので、これ知ってる! あ、この曲聴けて感激! といった喜びのヴァイブは店内に充満していませんが、それでも、自分の声質、特長をしっかりと把握している無理のない中域中心の歌唱法は、コクと深みに溢れ、多くの女性オーディエンスがうっとり、というものでした。バンドは特に有名なミュージシャン、居ないと思いますが、アフロのキーボーディスト:ボビー・スパークスはかなりの曲者で、ハモンド、ローズ、モーグ、ホフナーと、4台のアナログ・キーボードを巧みに使い分けていました(あと、もう1台あった気がします。見えませんでしたが)。彼はスーパーマンのTシャツを着ていて、それも目立ってましたが、他の人はダニー・ハサウェイだったり、マーヴィン・ゲイだったりのTシャツを着ていて、それが印象深かったです、まず最初は。で、キーボードはその彼1人で、あとは、ギターが2人、ノー・ホーン、ノー・コーラス、という編成。つまり、昨今よく見受けられる“基本的に、レコードを再現すれば好いんでしょ?”的なスタイルとは異なって、これも面白かったです。なんたってギター2本がナチュラル・トーンでハモる、ハモる。バックの面々1人1人のソロの時間も多く、ジャズ・クラブで観てるんだ!的な気分を満喫できました。レイラの思いやりでしょうかね。なんか、凄く好い人、というイメージでした、歌もMCも。アンコールの<Street Life>はお決まりとしても、その前に<Somethin'>を演ってくれたのには思わず感激。イントロから思わず声を挙げてしまいました(って、もちろん、私だけでしたが<笑>)。イントロというか歌い始めから歓声が沸いたのは<One Day I'll Fly Away>。例のジョー・サンプルと演ったアルバムに入っていた代表曲ですね。CDよりもレス・ジャジー、モア・ブラコン、な感じで心地好かったです(あ、サックスが居ないからだ、きっと!)。あとは、<Forever, For Always, For Love>が好かったですね、やっぱり。先日のジェイムス・イングラムを豪雪で(笑)見損なったストレス(?)が一気に発散できたかな、と。あ、あと、余談ですが、通路を挟んで隣のテーブルがゴージャス系の女性2人組で、なんと、ショーが始まってからボトルの白ワインをお代わりし、もちろん、終演までには飲み干していました。背が高くてスタイル抜群、いわゆるいい女系で非常に目立ってました。ま、つまり、そういう層が楽しめるライヴだった、と。ただ、演奏中はもう少し静かにしようね、おネエさん達。

「今日のお休みBGM」
Jonathan Butler『Jonathan』(2005:Rendezvous)

●このところ、Rendevzousものが日替わりで登場、という感じですね。ジェイムス・テイラーのカヴァー、5曲目の<Fire And Rain>が出てくる前にお休みになられた私です。昨夜のカークと比較すると、こちらは、真夜中のBGMではなく、お日様をいっぱい浴びたオーガニックな1枚。でも、リゾート、という一言では片付けられない奥深さが感じられます。

<1月30日(月)>
「今日の出来事」
●「Adult Oriented Radio」の最終選曲&進行表作り。そして午後から収録。1本終えた後にアドリブ:山崎氏登場し、2人で、ドナルド・フェイゲンの新作『Morph The Cat』の試聴会。すでに各々聴き込んでいますが、その感想を対談形式にして次回の「AOR通信」に載せよう、という狙いです。さ、2人の本音は如何に? 2月19日発売です、暫しお待ちを(CD自体は3月8日、ワーナーから出ます)。
●夜は、某レコード会社の人と、コンピ系に関する打ち合わせ&食事会。久々に行った新宿南口:老辺餃子館は、やっぱり美味でした。特に、帆立の貝柱の蒸し餃子は絶品そのもの。あと、マスターがプロレスリング:ノア好きで、その話しでも盛り上がってしまうんです。お互い、目頭を熱くして。と、そのノアの1月22日の大会から、昨夜はKENTA vs. 丸藤正道のGHCジュニア・ヘヴィー選手権試合を放送。ホント、これは、ジュニア史に残る名演だったと感激しちゃいました。編集無しのDVDが出たら絶対欲しいです。プロレスリングNoah最高!

「今日のお休みBGM」
Kirk Whalum『Performs The Babyface Songbook』(2005:Rendezvous)

●これをBGに久しぶりに夜のお電話。終わって少ししたら寝てました。3曲目の<I'll Make Love To You>までは行ってました。しっかし、ムーディーな夜のBGM、ですね、このアルバム。ハートに溢れているんで、ホント、安らげます。

<1月29日(日)
「今日の出来事」
●山野楽器「Jam Spot」の原稿書き。2月リリースはバート・バカラックとシンプリー・レッド(やっと出ます!)辺りで決まり、ですね。ドナルド・フェイゲンはどうしよう....来月回しじゃあ新鮮味に欠けるし....。で、結局、それも掲載いたしました。
●そしてアドリブ誌のレヴューを2本。こちらもシンプリー・レッドの『シンプリファイド』のCD、そして、ロギンス&メッシーナの『リユニオン・ライヴ 2005』のDVD(共に2月8日発売です)。
●さらに精力的な本日。明日収録の「Adult Oriented Radio」の選曲候補出し、と、それから日記の更新。多少形になってきたので、そろそろHPに載せないと....と悩みつつ、1月中盤をもう少し充実させてからじゃないと拙いかな....と葛藤を続ける私です。

「今日のお休みBGM」
『』(:)



<1月28日(土)>
「今日の出来事」
●FM Co-Co-Lo「Afterglow」の選曲を2本。例によって、たくさんの候補を出したり、前回溢れたものももう1回引っ張り出したり状態ですが、2週間前(の選曲時)に候補に挙がったCDがどこかに散歩に行ってしまい、探せど捜せど出てこない....といった感じで3〜4時間、平気で経ってしまうんです。ちなみに、捜し続けて出てこなかった1枚は、チャーリー・ワッツ・オーケストラの『Long Ago & Far Away』(1996:Virgin)。別にストーンズの来日に引っかけて、というわけでもないのですが、バーナード・ファウラーをフィーチャーしたヴォーカル・トラックがこの番組結構はまるんです。残念! でも、次回までにはなんとか探し出します。
●そして今日もHPの更新。まずは、3日遅れでAOR『L.A Attraction』を「今月のニュー・ディスク」に掲載し、さらに、日記も更新をすべく格闘。ラーメン日記は完成しましたが....状態。先は長いですが、でも、頑張ります。

「今日のお休みBGM」
Praful『Pyramid In Your Backyard』(2005:Rendezvous)

●アメリカのスムース・ジャズ・チャートを時たま賑わすオランダのサックス奏者の近作。アヴァンギャルドと言うかワールド寄りと言うか、アメリカのSJシーンには無い個性が好くも悪くも聴き手を選んでいる、という感じです。私は嫌いじゃあないのですが、私の周りのSJ好きからはあまり好かれていないですかね。なんか変だ、って。1曲目の<Moon Glide>なんてホント、好いメロディだと思うんですがね....。3曲目くらいまで聴いてました、今夜は。

<1月27日(金)
「今日の出来事」
●午前中は、昨日、ヴィデオアーツで打ち合わせしてきた1つ、Rendezvous Entertainment & ARTizenの販促用コンピ盤CDの選曲だし。アーティストはジョナサン・バトラー、リック・ブロウン(ブラウン)、リチャード・エリオット、カーク・ウェイラムの4人にコンピ盤から1枚、の5作品だけに限っているので特に大変な作業ではないですが、それでも出来る限り聴き直してベストな15曲を出しました。これに担当の服部氏の意見も加えて10曲入り、或いは、15曲入りのサンプラーが完成する、といった感じです。とにかく楽しみ! スムース・ジャズ・コネクションの第2回会合も2月に行うことが決まりましたしね。頑張ります、最後のチャンス、という覚悟で。
●午後からはHPの日記を少しでも更新すべく、ハワイの毎日を思い出したり、悪戦苦闘状態でした。
●ジェイさんとまたまたメールのやりとり。数カ月取り掛かってきたアルバムは遂にマスタリングも完了し、というお話しは今週頭に送信致しましたCOOL SOUND Inforationでもご紹介していますが、アルバム・タイトルはやはり『PAST TO PRESENT, THE 70'S』で決定、とのことです。そしてもう1つ。日本でのリリースを、ご本人、かなり望んでいらっしゃるようで、ボーナス・トラックも考える、といった興味深い1行も見つけられました。どうなるんでしょう? 気になります、非常に。

「今日のお休みBGM」
Richard Elliot『Metro Blue』(2005:ARTizen)

●今回リリースされる5作品の中では一番好きなアルバムかもしれないな〜と再認識してお休みのBGMに。一番オーソドックスなスムース・ジャズですが、だからこそ、安心して浸れるのだな、と再確認。結構、アルバムの中程まで覚えています。

<1月26日(木)>
「今日の出来事」
●11時からヴィデオアーツ社で真面目な打ち合わせ。3月22日からRendezvous EntertainmentとARTizenという、現在のスムース・ジャズの最先端レーベルのCDを国内発売していくので、それの販促展開のミーティングをスタッフ4人と共に行いました。こういった真面目な(笑)ミーティングは久々だったので、非常に楽しかったです(本来は会議大嫌い男ですが、たまにだと新鮮で好いですね)。
●その後、ラーメン店を2軒廻って腹を満たし、家に戻り、通販他の雑務を済ませ夜は親しい友人のお誕生会。本当は昨日NYから帰国の予定も1日延び今日の戻りになったのでいったんはキャンセルするも、成田から電話を戴き、結局、集まれる人間だけでやりましょう、と急遽再変更になった次第。それにしては6人集まり1時過ぎまで盛り上がってしまいました。

「今日のお休みBGM」
Various『Melrose Place Jazz』(1998:Windham Hill)

●先日、ハワイで買った1枚。1曲目がトム・スコットで、以下、エッタ・ジェイムス、アール・クルー、タック&パティ、トム・スコット、リサ・フィッシャー....と続くCDです。完璧に酔って帰ったので、1曲目の途中で熟睡状態に....。

<1月25日(水)>
「今日の出来事」


「今日のお休みBGM」
『』(:)



<1月24日(火)>
「今日の出来事」
●朝10時前にホテルをチェック・アウト。まずは大阪に出て、そこから阪急電鉄で京都:河原町へ。そうです、せっかくなので、と、今日は京都でちょっとした観光気分を味わうことに。と言っても、いろいろなお寺を巡る、ではなく、あくまでもメインはラーメン店探訪。まずは11時前に着いてしまったので、開店まで街を散歩しましょう、と、先斗町の情緒溢れる小川の横を歩いていると、おっと〜、風俗地帯なのですか〜! ここは! 吃驚しました。こんなお昼前から声掛かられてもこっ恥ずかしい限りです。と、道を修正し北の方向に歩き出すと、なんと、雪がチラリチラリと落ちてきました。まさに冬の京都! ただ、全然積もるまで行かずやがて止んでしまったので、情緒溢れる、といった感じにはなりませんでしたが。ま、そうですよね、そんなに寒く感じませんでしたから。で、一杯目は京都御所から結構近い魚出しのお店「麺屋◯竹」。京都のラーメン本の前のほうに大きく取り上げられていたので期待して入ったのですが、これが期待通りの味でした。凄く丁寧な仕事を施すお店、という感じですね。そして、その後は京都御所を抜けて出町柳まで行き、そこから叡山本線で次の目的地へ。駅にして3つだけ、距離的には2kmちょっとしか乗っていないかなという短い距離ですが、なんか、風情のある電車でした。2両編成で、まさに観光地宜しく、座席の一部が最初から窓の外を向いているという作りなのですが、でも、路面電車の温かみを持っていて結構気に入りました。で、一乗寺という駅で降り、京都では有名なラーメン街道と呼ばれる東大路通へ。目指すはその通りの一本裏道にある「中華そば高安」だったのですが....なんと〜、今日は臨時休業〜!? ひどいです。東京都民がはるばるやってきた、というのに。悔しいです。ブツブツ。でも、さすがラーメン街道。まだまだお店はたくさんあります。有名な「天天有」は夜しかやっていないのを知っているので閉まっていても全く問題ないですが、それ以外にもありました、美味しいお店。「鶴はしラーメン」。お店の作りはどこにでもある中華料理系ラーメン店、ですが、マイルドでコクに溢れた醤油のスープが非常に美味しかったです。結構、地元の雑誌では取り上げられているようで、そんな切り抜きも壁に貼ってありました。納得、納得。そして、雪も雨も止んでいるので少し歩いて京都駅行きのバスが走っていないか、と、捜すと、ありました、ありました、1kmも行かない街道沿いからバスが出ているではないですか! しかも、丁度バスが到着。バス停にすると20数個、という長い距離ですが、京都の街を観察するには地下鉄ではなくやっぱりバス! これに限ります。して、京都の駅の南口にあるデパートだか何だかの地下にある「京都百年屋」が今日の最後です。こちらもラーメン本で大きく扱われていたので、その品、塩ラーメンをオーダーしたのですが、ま、こんなもんですかね? 透明なスープは非常に見た目が綺麗で、お店の雰囲気も非常に清潔&明るい。なので、女性の客が非常に多いのは納得ですし、そういったお客さんに合わせているのかな、と思いました。どう考えても、レタスの刻みを入れるのは邪道ですもん、男のラーメンには。ま、なので、中田が求める味とはちょいと違った、ということでしょう。なお、中田のラーメン食べ歩きは、この上の「ものろ〜ぐ」をクリックして下さい。より好き勝手なことを申していますので(笑)。
●そして京都から新幹線で品川に行き、山手線に乗り換え、池袋からは約30分、歩いて帰りました。ラーメン3杯を消化させるべく、って、もう遅いか....食べた直後じゃないと(笑)。

「今日のお休みBGM」
『』(:)



<1月23日(月)>
「今日の出来事」
●通信販売のお客さんの商品を朝イチで梱包し、夕べ、途中まで書いたクール・インフォを完成させ送信。そして急いで仕度をして、新幹線で大阪へ。今日は、午後3時から「番組審議委員会」なる会合があり、今回は「Adult Oriented Radio」のDJ、いや、本日から始まる特番「What a Wonderful Jazz」の喋り手である中田利樹がそこに同席し、審議委員の方々からの質問にお答えする、ということになりました。どこの局でもこういう会合はありますが、喋り手が同席する、というのは初めてのことなので戸惑いもしましたが、特に、緊張することなく楽しく出来ました。審議委員の方はクラシック音楽を演っていらっしゃる方から、企業の重役さん、そして、大学の教授まで少数精鋭な感じでしたが、その大学の教授(正確には4月から教授だそうです。現在は助教授。大阪市立大学です)が私と同年代の超AORフリークで、当社のCDもたくさん買って下さっているという、神のようなお方! 嬉しい限りです。こういう方にFM Co-Co-Loは支えられているのね〜、等と実感してしまった私です。
●その後、7時くらいから局で「Adult Oriented Radio」を1時間分収録。2週間ちょっと前、9時間x2日に渡って悪戦苦闘した思い出の(?)スタジオですが、レギュラー番組はちょちょいのパッ!と録り終え、ニコニコ状態。その後スタッフとはいったん別れてホテルにチェック・イン。そして、心斎橋のスターバックス前で待ち合わせをして飲み会、いや、打合会に! 中田のリクエストでおでん屋さんに行ったのですが、美味しかったです。東京にもある有名なお店「お多福」。メニューに値段が書いていないのが、お寿司屋さんみたくて恐いですが....。その後、もう1軒寄って解散。中田はホテルのそばでもう1軒、悪さ(?)をするのでした。

<1月22日(日)>
「今日の出来事」
●今日は流石に雪もやみ、お天気状態になりました。しかし、結構積もったので、家の車の雪下ろしをして上げたり雑用を朝イチで済ませ、それからCOOL USEN2月分の選曲を2時間x2本。1本はアーティスト特集で、今回はベスト盤を含む旧譜6作が紙ジャケでリイシューされたEW&Fをクローズ・アップ! <After The Love Has Gone>以外にもAORテイストの曲がたくさんあるのでそれをまとめてお送りいたします。そしてもう1本は2月14日に向けてということで、デュエットによるラヴ・バラード集。1曲目がフォスター&オリヴィアの<The Best Of Me>、そしてラストがピーボとロバータの<Tonight I Celebrate My Love For You>という王道路線です。2回、いや、3回は出来る企画なので入魂の30曲、ではなく、次回にも取っとく用、若干出し惜しみ選曲、という気もします。来年もあれば同じ企画で行っちゃおうかな、みたいな。
●その後、「Adult Oriented Radio」の28日放送分、後半1時間の検聴、Qシート書き。さらに、クール・インフォを書き、さらに、HPの更新、と、日曜ならではの仕事モード。明日&明後日も大阪出張で忙しいですからね....。頑張って片付けないと。

「今日のお休みBGM」
『』(:)



<1月21日(土)>
「今日の出来事」
●噂は本当でした。と言うか、週間天気予報、凄いです。夕べの夜中2時の時点では雪も降っておらず、今日:東京地方は雪、という予報も外れるかと思いきや、朝、7時頃目が覚めたら、本当に雪が降っていました。吃驚。しかも、その後も全く弱まる気配が無く夜まで延々。場所によっては10cmの積雪を記録するなど、久々の大雪デイになっちゃいました。もっとも、こんなんでビビっていたら日本海側の方々に怒られちゃいます。この何十倍ですからね。最初は夜、出掛けるつもりもありましたが、流石に断念。家でこの日記をまとめて書き上げたり、HPをいろいろと更新しました。

「今日のお休みBGM」
Ginai『Jazz Island』(2005:Black Hawaiian)

●先日、ハワイで購入した、Genaiの初代ヴォーカリスト:Ginai K.Johnstonの最新ソロ作。スタンダード集ですが、結構ポップに楽しめます。