<6月20日(火)>
「今日の出来事」
●2週間前の悪夢が再現....。またまた、足に激痛が訪れました。しかも、今度は2週間前と違って左足。正直、前回よりも辛い、歩けない....。なので、恥ずかしながら、親に頼んで近くの医者で薬をもらってきてもらいました。それを呑んで午前の間、寝込んでいたら多少好くなり、午後から仕事モードに。「Adult Oriented Radio」の検聴、Qシート書き、ウエブ用データ作りを一気に済ませ3時過ぎに郵便局に持っていき、その後、自転車で吉田鐘ちゃんの所に行って通販用のCDをもらってきて4時までに荷造り&発送(翌日に配達希望の「ゆうパック便」の締め切り目安は午後4時なので)。続いて、海外通販、一般通販(メール便)も済ませて…で、もう5時過ぎ。夕食後はこの日記を書いたり、最近、購入したCDのデータ打ち込み他を。夜にはだいぶ好くなりました、足の具合。やはり薬は凄いです。しっかし、美味しいものをこれでもかと食した後に足が痛くなるので、これは痛風の類なのではないでしょうか? だとしたらお酒も控えないといけないのでは....。幸い、節目年齢の健康診断サービスが今月&来月の2ヶ月間あるので、それで見てもらうことにしましょう。なんだか、かなり血が汚れてたりするんじゃないかな、と、不安だったりもしますが(苦笑)。
●それと、2〜3日前に書いたマリリン・スコットの新譜にボーナス・トラックが1曲入るので、その解説も加えてちょ、というメールが届いていたので、それも、サクッと終えました。ちなみに、既発のアルバムに入っている曲なので、特に凄く美味しいわけではございません。

「今日のお休みBGM」Althea Rene『Flute Talk』(2000:Chocolate Carmel)
●黒人の女性フルート奏者が2000年にインディからリリースした1stアルバム。私が彼女のことを知ったのは今年出た『In The Moment』というアルバムだったのですが、そこでもクールなスムース・ジャズを展開していて、番組でも紹介したりしたものです。が、そんな彼女にさらに2枚のアルバムあったことをウエブで知った私はそれらを購入すべく、某サイトを訪問。これが、結局、私を悪の道へと導くのでした(笑い半分、笑えない半分)。一昨日も触れたように、まず18枚のCDをそのサイトで購入したのですが、実は今もそのサイトのカートに70枚くらいオーダーをしまい込んでいて、さ、いつ買うべか、を検討しているところです。このサイトはとにかく送料が安い! 海外だと言うのに、10枚以上買うと何枚でも送料一緒。しかもとにかくリーズナブル。そしてメールでの対応から商品の梱包まで丁寧そのもの。実に好感持っちゃいます。インディの商品専門!というのがまた好いですね。なので、Amazonでは手に入らないようなCDも楽勝でゲットできます。で、このアルバムなどまさにその好い例。で、内容が素晴らしい! 悲しいかな、再プレス商品でブックレットはペラペラの紙1枚。薄いCDのケースに入っていてバック・カードも付いていない、ほとんどCD−R状態なのですが、でも、内容が好いので返品など絶対致しません。フルートのスムース・ジャズって、ナジーですらそうですが、下手するとただのイージー・リスニングになってしまう危険性があるのですが、彼女のプレイは凄く逞しいというか、骨があって、実に好い感じなんです。グルーヴ系もメロウ系も。これはハッキリ言って“めっけもん”ですね。ちゃんとしたシールドCDだった2ndも期待できそうです。また後日、使わせていただきます。

<6月19日(月)>
「今日の出来事」
●朝から「Adult Oriented Radio」の選曲。そして午後から収録。帰宅後、家のそばの呑める蕎麦屋さんで食事会。最近の癖でまたまた焼酎のボトルを入れてしまいました。料理はどれも美味しくてラッキー!という感じでした、初めて入る店なので。今後も機会を見て訪れたいと思います。

「今日のお休みBGM」なし
●余裕で家に戻るや簡単な用事を済ませバタン・キュー。やはり、地元で呑むと帰るのが楽勝なので気も緩むと言うか、安心して呑めるのでその分、酔いも早い様子。ま、でも、焼酎「中々(中中?)」が好かったのか、次の日は全然、二日酔いになって居ません。ただし、それ以上のワーストな結果にはなってしまいましたが....

<6月18日(日)>
「今日の出来事」
●朝、朝食を済ませ、10時にチェック・アウト。そのまま空港に向かうべく地下鉄に乗ると、車内のドアの所に立っていた男性が私の肩をポンと叩くではないですか? へ? 博多で誰??? と思ったら、東芝EMIのディレクターさんで、担当でもあるユーミンさんの福岡公演に来ていた模様。実家が大分なので今からそこに行く、との話しでしたが、いや〜、吃驚。ちなみに、私の連れ2人も彼と面識ありました。広くて狭い音楽業界、っすね。そして、少し早めに空港にチェック・インしてお土産購入タ〜イム! しかしながら、120数枚のシングル盤が重たく、もうこれ以上荷物は増やしたくないわいな状態。なので、家に明太子を数種類買った程度。そしてまだ時間があるのでフード・コートで一服。早めの昼食として、大ジョッキと明太子&温泉玉子を平らげました。そして無事、羽田に着き、3時半には家に到着。さ、溜まっている仕事を少しでも片付けなくては....という気も無きに下北沢でしたが、結局、疲労には勝てずで軽く昼寝。さらに夕食後も海外から届いた通販のCD(スムース・ジャズ・オンリーで18枚)をいろいろと見たり聴いたりで時間がアッという間に過ぎ、11時には就寝。さ、明日からは仕事モードに戻しますよ、と誓いつつ。

「今日のお休みBGM」Rodney Franklin『The Best Of Rodney Franklin』(1998:Columbia)
●今回の遠征で見つけたCDの中でも特に嬉しかったこれが今夜のBGM。1曲目が1stから<I Like The Music Make It Hot>、そして6曲目がヒットした<The Groove>、この辺りが特に美味しいですね、スムース・ジャズの番組でも使えそうで。今日は7〜8曲目まではうつらうつらの中で耳に飛び込んできましたが、CDは全16曲、終盤にも好い曲ありそうなので、また、時間を見て聴き返したいと思います。

<6月17日(土)>
「今日の出来事」
●泊まったホテル(R:inn Hakata)には1泊¥5,500というリーズナブル・プライスながらちゃんとした朝食が付いています。普通ビジネス・ホテル系のホテルの朝食というと、ロビーの横にコーヒー&ジュースとパンがある、といった感じを思い出しますが、ここはナントちゃんとした和食。しかも、ホテルの1F&2Fにあるちゃんとした料亭で食せるのです、これは嬉しい! 夜行くと呑まないでも¥5,000はかかりそうな中の上クラスなのでなんか恐縮しちゃいます。朝の和定食はご飯&お味噌汁お代わり自由で、焼き魚、サラダ、明太子他がお決まりで、その他、日によってマカロニだったり温泉玉子だったり、が付いてきます。1人暮らしの某友人はここぞとばかりに朝から白飯をお代わりしていました。中田は、昼間のラーメン(?)に賭けるため朝は一杯だけ。そしていったん解散してお昼前に地下鉄:西新の駅で集合、となったのですが、私は友人と一緒にレコード店をちょいと覗いてから集合場所へ、というルートを選択。天神のDaiei Shoppers内にある「ボーダーライン」に行ったのですが、これがシングル盤の50円、100円セールをやっていたり、とにかく“香り”抜群。絶対に1時間以上掛かることを確信し、ラーメンの後にゆっくり探すことにしました。
●で、西新のラーメン店は駅から直ぐの「しばらく」。美味しかったです、非常に。これはただ単にラーメン本を見て(2冊+福岡のガイドブックも)決めたのですが、流石に鼻が利くというか正解でした。他の2人も、美味しい、と満足してくれましたし。昼間っから餃子、大ジョッキ、替え玉、とよく食べる私ですが、ま、それをしに来たわけですからOKです。で、天神に戻ってレコード漁り。CDはジャズ系を3枚、バーゲン品を5枚ちょっと買っただけで、後はアナログばかり。LPはジャズ系を5枚くらいで、あとは、そのバーゲン・シングルですが、とにかく安いので、持っていないものは手当たり次第にカゴへ。ちなみに、私は、日本盤シングルの“持ってるリスト”を携帯メールに入れているので、「あれ? これ、持ってたっけな〜? どっちだろ....」という時は携帯で確認。これで5枚くらい、ダブリ買いを阻止できました、今回も。で、とにかく全てのジャンルを漁って漁って、気が付いたら120枚を越えていました(笑)。50円でしょ、100円でしょ、でも流石にこの枚数ですと、それなりの額になり、他のLPやCDと併せると、しっかり2万円を超えてました。カードが使えてなによりです。シングル盤の掘り出し物は....う〜〜ん、それほどのものは無いと思いますが、ダニエル・サフレカの<レイン>とか、キャロル・ベイヤー・セイガーの<おかしな恋人>とか、クリストファー・クロスの<マリー・アン>(持ってますが)とかは嬉しかったですね。他にも、アンドリュー・ゴールド<気の合う二人>、マーティ・バリン<愛の終わりに>、ボビー・コールドウェル<ひとりぼっちのロマンス>、スティーヴン・ビショップ<ひとりぼっちの渚>とか、邦題で言われても全然解りません、が、かえって楽しかったり、あと、ロジャー・ヴドゥーリス<フィーリング・フォー・ユー>はワーナー時代の曲ですが、アーティスト表記がヴドゥーリスだったのが面白かったです。あ、今回の一番嬉しいシングルは、これでした、チューブスの<寿司ガール>。デヴィ・フォスのプロデュースで、元から好きな曲でしたが、原題の<Sushi Girl>を日本語表記にしただけですが、でも、やっぱインパクト大で嬉しかったです。AOR系以外ではロッド・スチュワートの<愛のハーモニー>が嬉しかったです。あれ〜、この曲、ロッドの時からこのタイトルだったんだ〜! と驚いたのも束の間、ジャケットの上に「ディオンヌ&フレンズで全米No.1に....」、あ、なるほど、そっちのヴァージョンに肖って、その年にリリースされた、というわけですね。でも、確かにロッドのほうが4年くらい先にレコーディングしているんですから、それはアピールしたほうが好いですよね、ワーナーさん的には。あと、スーパートランプの<グッドバイ・ストレンジャー>も大好きな曲なので嬉しかったです。それと、カールトン、リトナー、シャカタク、ケニーG、アール・クルーからジェフ・ティジックまで出てきたフュージョン系にも頬が緩みます。で、大事なことを書くの忘れてました。このセール商品の大半がジャケットにマジックで字が書かれているんです、何年何月何日、みたいな。だから安い。中田はなるべくそれを避けて綺麗なのに価格破壊!商品を中心に選びましたが、どうしても欲しい商品は、字が書かれても我慢しました。なので、もし、これをご覧になって、そこに行かれる方が居たとしても、そのところは予めご了承下さいませ。
●そこから歩いて10分少々の大名に本店があるのは知っていて、そちらもバーゲン品ありますから、ぜひ覗いて下さい、と薦められましたが、流石に、このレコードを持って移動するのは辛いので、お店の目の前から出ているバス(しかも¥100ポッキリ!)でいったんホテルに戻り、そして、5時頃から再び行動開始。その大名本店に行き、ここでは、でも、CDだけを10枚ちょい購入。凄いものは無かったですが、¥290、¥490....のバーゲンをやっていたので、結構手が伸び、ワークシャイの1st、WEA盤の帯付き、とか、Higher Octaveの2枚組コンピ盤、フィリス・ハイマン『ザ・ソフィスティケイテッド・レディ』なんかは、シメシメ、という気分でレジへ持っていきました(何れも¥290)。
●そして夕食タイム。今日は、鉄鍋餃子、になりました、中洲の。そこに、同時期、東京から来ていた友人も1時間くらい合流。さらに盛り上がりを見せる私たちでした。あ、それで、その後もちょいと呑み、突然、単独行動に走る中田。実は、一軒、行ってみたいラーメン店がありまして、無理に付き合わせるのもなんだな、と中抜け的に天神へ。実は今回、空港のコンビニで買ったラーメン本の一番最初に見開きで紹介されていたお店で、中味は、いわゆる博多の豚骨とは違う感じなのです。で、品の好い、今時の店で、若いカップルも少なくなかった気がします。で、確かに博多においては新鮮な味かも知れませんが、逆に、東京人にとっては特にインパクトも深みも感じられず、これだったら、博多ラーメンのほうが嬉しいな、を実感。その後、帰り道に遭遇したうどん店で口直しを図るも、これがまた美味しくなくてガッカリ。腹だけがいっぱいになっただけでなく、雨もポツリポツリとさあどうしよう....。2人と合流するも、結局、私はホテルに戻りベッドでもそもそ。そうして2日目の夜も更けていくのでした。

「今日のお休みBGM」なし
●いつの間にか寝てました。

<6月16日(金)>
「今日の出来事」
●少し早めに起きて、ビクターのライナー書き。物は、マリリン・スコットの新作『Innocent Of Nothing』(Prana)。前作から、日本盤が出るようになったマリリン。今回もジョージ・デュークが全編プロデュース、というのは一緒ですが、スタンダード2曲、ボブ・ディランのカヴァー!1曲、そして、オリジナル7曲、という内容で、かなりアダルトに決めています。バックはラッセル・フェランテ、マイク・ミラー、ジミー・ハスリップ他、お馴染みの面々が多数参加。皆さんに聴いて戴きたいです。あれ? リリース日はいつだろ....。調べておきます。
●そして、12時に浜松町集合で、2泊3日の博多ツアー。今回は野郎3人です。で、中洲のホテルにチェック・インしてから直ぐに行動開始。1名(元ワーナーの福岡営業所で宣伝、営業を担当)、非常にリキが入っていて、基本的な夜のスケジュールは彼任せ。まず、薬院の六又交差点そばにある、彼曰く、世界で一番旨い焼き鳥店で食事。なんですか、この鶏皮〜! 衝撃です。なるほど、これは忘れられない味ですね。他の物も全部旨いし。その他、ホテル近辺に戻って呑んだりなんだりし、最後は天神まで歩いて、屋台のラーメン&餃子。なんでも、今回のツアーの“隊長”が昔、通っていた屋台、ということで、ほぼ同じ場所に見つけた時の表情ったらなかったです。で、もう入らない〜!と言いつつビールも呑んで、流石に、替え玉は出来ずでしたが、無事、1日目の夜が終了するのでした。タクシーでサクッと戻り、ほとんどバタンキュー状態。朝から仕事も頑張ったのでね。

「今日のお休みBGM」なし
●直ぐに寝ちゃいました。

<6月15日(木)>
「今日の出来事」
●今日は、ジョセフ・ウィリアムスがリード・ヴォーカルを務めるプロジェクト:ヴァーティゴ『Vertigo 2』のライナー書き。収録曲はほとんど馴染みがなかったのですが(作品自体はグッドです)、なんとか、一気に書いてしまいました。キングさんから7月20日頃、リリースされます。

「今日のお休みBGM」マリリン・スコット『イノセント・オブ・ナッシング』(2006:ビクター)
●今日明日中にライナーを仕上げなくてはならない状況なので、今晩はこれを聴きつつ眠りにつきました。お世辞抜きに好いアルバムだと思いますが、レコード会社さんがくれた英文資料にどうしようもない美味しいデータが載っていて、そちらにニコニコの私です。

<6月14日(水)>
「今日の出来事」
●午後1から「Adult Oriented Radio」の収録。24日(土)OAの山崎さんゲスト出演分です。今回は今月28日にリリースされるマイケル・フランクスの新作を中心に山ちゃん風の切り口で進行していきます。中田が山ちゃんを虐める(?)「マイケル・フランクス・クエスチョン」で、どれくらいマイケルのことを知っているか探っていくコーナーも、ございます。そして、その後、リック・ブラウンさんがスタジオに来てくれて、彼のゲスト・パートも収録。例によって彼自身の選ぶベスト5の発表、そして、7月末に出る『Sessions Vol.1』からも2曲選んでいただきました。OAは7月22日(土)を予定しています。ちなみに、そのリックさんから得た最新情報。ARTizenとしてはサックス奏者のシルツ(Paul "Shilts" Weimar)の移籍第1弾に続いて、ソウル・バレー(Rick Kellyのソロ・プロジェクト)が近々、登場。さらに、今朝、メールで知ったんだけれど、というブランドニュー・インフォメーション、チャック・ローブとの契約が決まったそうです。これは美味しそう! 楽しみです、ARTizen。
●そして夜、ワーナーさんから出るボックス集のワーナー編その2をようやく書き上げました。どうも最近、何処に行っても某メジャー・レコード会社のリストラ話しが話題に出てきて、それ故か、そのレーベルの許諾が全然前に進んでいないようで…大丈夫なのでしょうか、心配です、という毎日。とりあえず、当初の締め切りを大幅に過ぎているにも関わらず、担当氏からせっつかれないのは、どうもその辺と関係がありそう。ま、早く仕上げなくてはならないのは重々承知の助ではございますが。

「今日のお休みBGM」ヴァーティゴ『ヴァーティゴ2』(2006:キング)
●明日がライナーの締め切りなので、大昔の学生時代で言うところの、試験の前日の最後の悪あがき状態、でお供してもらいました。作品自体は前作よりもポップで80年代っぽい仕上がりなので結構お薦めですが、さて、どう書くかは、その日の気分で全然変わってしまいますからね。

<6月13日(火)>
「今日の出来事」
●昨日収録した「Adult Oriented Radio」の検聴、Qシート書きを午前中から行い、発送。そして、4時からEMIでジェフ・ローバーさんのインタヴュー(アドリブ誌用)。結局、新作はまだまだ完成までには時間が掛かる模様で、特に核心に迫る話しは聞けませんでした。あ、新作は、最近、クリス・ボッティの作品を手掛けているボビー・コロンビーにプロデュースを手伝ってもらう、みたいなことを言っていました。曲作りに関しては、最初にトラックを作って後でメロディをはめ込むという作曲法は制約が出てしまうからやっていない、と言っていましたが、なんかでも、彼の場合、グルーヴやリズム・トラックが先、という感じが否めません。素直に信じなくてはならないのでしょうが....。それはともかく、私の番組用に、本人自らがセレクトしたベスト5、を教えて下さい、とお願いしたところ、丁度、ご自身のi-Podだかにベスト40が入っているので、後で、それをメールして上げるよ、と言ってくれて、実際この次の日の朝にファイルが届きました。熱狂的なファンにとっては垂涎ものでしょうね。どこかで最良の形でご紹介したいです。
●そして夜は、ブルーノート東京さんのフライヤーに載せるデイヴ・コズの原稿をサクッと書きました。字数も多くないし、前回の素晴らしさを思い出しているうちに出来てしまった、という感じでしょうか? 8月の月末3日間、今から待ち遠しいです、ホント、最高ですからね、コズさん。

「今日のお休みBGM」Rick Braun『Full Stride』(1998:Atlantic)
●明日、またまた取材(と言うか、私の番組にゲストで登場)なので、今夜は彼のアルバムの中で一番好きな(と言っても、どれも甲乙付けがたい出来ですが)これを聴きました。やっぱり、中田にとっては(ここに入っている曲)<Hollywood & Vain>なんですよね、リックさんのイメージ。

<6月12日(月)>
「今日の出来事」
●朝4時に起きて今日の収録の選曲、進行表作り。そして9時には家を出て10時から収録。6月17日(土)OA分で、後半は既にナレーション録りは済ませているデヴィッド・ベノワさん with 奥さまのケイさんをゲストに迎えたコーナー。ベノワさん本人の選ぶベスト5+21日にビクターからリリースされる最新作『Full Circle』から3曲をフィーチャーした50分で、なんか、無理矢理詰め込んだ感じになっちゃいました、時間が足らなくて。反省です。
●そして2時から都内某ホテルでリック・ブラウンの取材。媒体はアドリブ誌です。リックさん、本当に好い方で実に実直。昔はロッド・スチュワートのバンドで世界中をツアーしていたので、ロックン・ローラーな人生を送っていたよ、と、ナチュラルな笑顔で語ってくれました。それこそ、このルックス、この優しさですから、きっと港、港に....ちなみに現在は二児の父親で、やはり家庭を持ってから生き方も変わった、とのこと。そうかあ、中田利樹45歳、もそろそろ、ロック・ローラーな人生、卒業する時期ですかね....(ギャグです、スミマセン)。リックさんとは非常に意気投合して、ぜひLAに来る時は電話をくれよ、と、携帯の番号メール・アドレスを書いてくれました。こういうの、ホント、嬉しいですね。そして、帰宅後、通販の発送を済ませ、夕食。今日は朝が早かったので、9時前に寝てしまいました。そして、信じられないことに、2〜3度、目は覚めたものの朝までしっかりと寝てしまったのですから、これは、10時間級ですね、睡眠時間。まあ、夕べが3時間くらいだったのでしょうがないですが。

「今日のお休みBGM」Jeff Lorber『Flipside』(2005:Narada Jazz)
●またまたアドリブ誌用に明日、今度はジェフ・ローバーさんへのインタヴューも行うので、予習。これが最新作ですが、本音を言えば、このアルバムは今一つピンと来ないんです。その前の作品のほうがスムースですし。やはりこの人は、リズム・パターンやトラックを予め作り上げ、それにメロディを最後に乗せていく、っていう作りがほとんどな気がしちゃいます。なので、メロディラインが弱い。後で無理矢理ハメ込んだから。まああくまでも私の推測ですが、たまにはその辺りをズバリ攻めるのも好いかも知れませんね、インタヴューで。ちなみに、既に次作が控えているそうなのですが今回は音が間に合わず。聴きたかったです、取材前に。なんだかんだ言っても、私の中ではこの手のアーティスト、大大大事ですからね。今度こそ、東芝EMIさんから出して頂くべく、私のほうからもプッシュしておきます。

<6月11日(日)>
「今日の出来事」
●朝、8時にはホテルをチェック・アウトしお昼には帰京。通販を発送したりいろいろと細かなことを済ませちょっと昼寝。そして夕食後はブライアン・ブロンバーグのライヴを観にブルーノートへ。9時から始まる2ndショーを堪能しました。1曲目がハンコックの<Chameleon>で、アンコールがジャコでお馴染みの<The Chiken>。で、途中<Mercy Mercy Mercy>が出てきたり、神保彰さんとのプロジェクト:bromboの曲が出てきたり、という選曲。キーボードがジェフ・ローバー、ドラムスがデイヴ・ウェックル、サックスがゲイリー・ミーク、そして、トランペットがリック・ブラウンというゴールデンなメンバーでどんなサウンドを展開するのかと思っていたら、バリバリのフュージョンでも、スムース・ジャズでもない、しかし、では4ビートかと言うとイエスのようなノーのような、では安全策を取ってコンテンポラリー・ジャズ、で済ませれば丸く収まるかというとそうでもない、独自の世界を放っていました。実は、スムース・ジャズ系のDJやプロデューサーもしている友人と行ったのですが、終演後、僕がその話しをボソッと切り出すと、彼も「そうなんですよ、僕もそれを考えていたんですよ」と。別に、ジャンル分けなどどうでも好いことですが、要は、これもオリジナリティーなんだろうな、ということ。ブライアンは終始ウッド・ベースで攻め、驚異的なソロを連発。逆に、ジェフ・ローバーは普段、こういうインプロヴィゼーション大会からちょっと遠ざかっていたんだろうな....を感じさせる瞬間が少なくなかったです。機会は少なかったですが、ウェックルはソロを取っても飽きさせない展開で感心させられました。ゲイリー・ミークは曲によってソロの完成度のバラツキあり、でした。そして一番のご贔屓、リック・ブラウンは流石の会演! インプロヴィゼーション中もメロディを感じさせるし、もうさらにファンになっちゃいました、スラッと背が高くて格好良いし。本当に、今、50歳ですか? 信じられません。ちなみに、ジェフが52年生まれで、ウェックルが60年生まれ、ゲイリーは年齢知りませんが、ま、でも、45以上ではあるはず。あのルックスから察するに。と言うことは、見た目からすると一番オッサン臭くて一番態度がデカい(スンマセン)主役が一番年齢若い(60年12月生まれ)、ということになりますね。そう、弾かせるとスッゴイですが、見た目は胡散臭い中年オヤジ、そんなブライアンに、逆に親近感抱いちゃいました。ライヴは14日の水曜日まで。もし時間が合うようでしたら、ぜひとも足を運んで下さい。観て損はありませんから。

「今日のお休みBGM」Rick Braun『Sessions Vol.1』(2004:Artisan)
●今日のライヴの興奮と、そして、明日の取材への予習も兼ねて一昨年、彼のサイト&ライヴ会場でのみ売られていたスタジオ・ライヴ盤を聴きました。リチャード・エリオット、ブライアン・カルバートソン、デイヴ・コズ他、ゲスト陣も豪華な1枚。3曲目くらいで寝てしまいましたが、ま、ノー問題です。ちなみに、このCD、来月後半には日本でもビデオアーツさんからリリースされますので、ぜひ、聴いて下さいませ。ツバチリ、ですので。