<12月10日(月)>

「今日の出来事」



「Smooth Jazz Song File」
(344)Kloud 9 <So Many Reasons>
 from『Yearning 2 Love』(2005:Expansion)




<12月9日(日)>

「今日の出来事」

●今日は朝から各種選曲に取り掛かりました。

 まずは、「Adult Oriented Radio」 の月末OA用。アドリブ:山崎さんと今年1年を振り返る、という企画なのでいろいろ引っ張り出して来て改めて聴き直して。先日のアドリブ誌のBest Records用にも振り返っているので特に大作業ではなかったですが、例によってCDが出て来ない...まさに、汗な瞬間です。

 そして、それと平行して、年明け早々に収録予定のSTARdigio「Smooth Jazz Seduction」用の曲も抜き出しました。こちらは沢山あり過ぎて困っちゃいますが、各部門別とかが好いかもしれませんね、楽器別とか、新人賞とか、etc.。

 さらに、もう1本。これは今度の土曜日:12月15日放送分。この日は半年に1度の生放送、もちろん大阪から、なので、ちょっと変わったことがしたいとある企画を考えました。局の全体のテーマが「Cinema Trip」なので、それに外れないもので、かつ、「AORなサントラ特集」とか在り来たりでない企画。ただ、上手く行くか、久々に半信半疑、なので、当日まで内容は伏せておきましょう、サプライズ、というほどのものでもなんでもないのですが。曲は選べたので、明日&明後日で台本でも書きましょうかね、そう、今回はちゃんと台本書いちゃいますよ、後半1時間。頑張ります!
 と言うことで関西地区の方、楽しみにしていて下さい。と、それから、前の日の金曜の晩から大阪地区でラーメン食しまくってると思います。今から楽しみ!

「Smooth Jazz Song File」
(343)Phil Sheeran <Ste. Tropez>
 from『Orchid』(1998:Passage)




<12月8日(土)>

「今日の出来事」

●結局、マークさんとは上手くスケジュール合わずでミーティング?断念。なんだか今日の昼間はクリニックがあるそうで。ま、また、L.A.で一緒に寿司バーにでも行きましょう、Sumo Sushiより全然美味しい所をお教えしますので(笑)。

●今日は昨日に続いて、スムース・ジャズのデータ整理。とりあえず一段落しました。至福のひと時、ですね。そして、母親が俳句の会の忘年会に出掛けたので私が夕食当番を担当させて頂きました。今日は、インスタントではなく自分で作る麻婆茄子他、3品をサクッとクック+刺身他。思ったよりも上手く行った麻婆さん。これは得意レパートリーに入れても好いかも....。

●夜はTVでK-1を観たりノンビリと。

「Smooth Jazz Song File」
(342)Novecento featuring Stanley Jodan <Flying On The Sky>
 from『Dreams Of Peace』(2004:Forward Nations)




<12月7日(金)>

「今日の出来事」

●朝から「Adult Oriented Radio」= STARdigioヴァージョン(1時間番組です)の選曲、翻訳、進行表作りをやり2時から収録。
 OAは12月15日(土)他ですが、FM Co-Co-Loのほうは12月15日が大阪から生放送なので、digioの分だけ、先、録ってしまおう、と。基本的に前半1時間は同内容なので、生放送前の練習?にもなるし、グッドかな、と。

 収録後は、12月の金曜といえど大人しく帰宅。来週以降も飲み会ラッシュですから、特に用事がない夜は自分からは誘わず大人しく家で食事、が、大事かな、と。
 そして夜は久しぶりに、そう、ホント、久しぶりにスムース・ジャズのリスト整理。Radio & Recordsのチャートも毎週コピペーで保存してあるだけでちゃんと整理していないのでそれを一覧表にまとめ、それぞれの最高位他を中田オリジナルのSmooth Jazz Song Listにも記して....半分も終わらないうちに就寝の時間に。好いことです、こういう生活。明日も時間の許す限り頑張りたいです。

●マーク・マクミレンさんからメール。
「ボビーのライヴで東京に来てるよ、知ってると思うけど。今回はもう日曜日に出てしまう、短い滞在なんだ。時間が合うようだったら、会いたいね」
ゲゲゲ、すっかり忘れてました。明日までですか、ライヴ! まだBillboard Live行ったことが無いので観てみたい気もしますが、明日は母が留守する関係でまたまた夕食を担当しないといけないので無念、ですね。家族 > ボビコーということで。

 ランスからもメール。先日のSunwayとJoergのほうはどうかな? とチェック。はい、もう少し時間下さいませ。動いてはみますので。

「Smooth Jazz Song File」
(341)Randy Scott <Bliss>
 from『Breathe』(2007:Megawave)




<12月6日(木)>

「今日の出来事」

●今日は何と言うか....な日でした。全然、悪い日ではなかったですが。
 原稿類も一段落しているし、また、夕食の担当をさせてもらい、お昼頃から買い出し、仕込み、を始めたは好いですが、そうだ、そうだ、本日発売の週刊プロレス増刊号:NOAH 12.2 日本武道館大会詳細号、いわゆる小橋さん復帰試合の特別号を買わねば、と、いつものコンビニに行くもなし。ならば、と、別のコンビニに行くもまたまた無し。では、と、本屋に行くも置いてある気配すら無し。で、こうなると意地です、自転車で次から次へと移動し、その間、全然1時間以上。結局、見つかりませんでした....しょえ〜、です。売り切れなのでしょうか、それとも、最初から入荷が激少だったのか....。ま、最愛、インターネットでも買えるので、もう1日2日、外を探してみて、ダメだったらそっちにすがりたいと思います。

 今日の夕食は、Rain FrogのT嬢から教えてもらったポテトの春巻きスティック(?)。春巻きの皮を使って、中身はカレー風味のコロッケ状態、それを細長くスティック状態で揚げて、ケチャップで食す、みたいなものです。味自体は特に問題なかったのですが、挽き肉を入れ過ぎたのと、それもあって全体的に具を作り過ぎてしまったのでそれを消化するために1本1本の太さがかなり太くなってしまった、と。ま、でも、オリジナル春巻き作りの楽しさを覚えたので、これからもいろいろとやってみたいです(生春巻きは何回もやっていますが、揚げは初めてだったので)。

「Smooth Jazz Song File」
(340)Michael Franks <Eggplant>
 from『The Art Of Tea』(1976:Reprise)




<12月5日(水)>

「今日の出来事」

●アドリブ誌の残りの原稿を気合いで書きました、ジェイ・グレイドン・バンドの1994年ツアーに関するケンジ・サノさんへのインタヴュー、そして、アドリブ・アワードに関する小原稿等々。で、とりあえず、一段落。その後は、コンビニで「週刊プロレス」を買い、小橋さんの復帰戦に関する特集で感動の涙、また涙。そして、そうだ、まだ観てなかった、と、日曜日だったかに録画した「ハッスル」をしっかり鑑賞。まさに、ファイティング・オペラで面白い、よく演出されている、と、こちらも感心しました。感動ではなく感心。やはり「プロレスリング Noah」とは全くの別物ですが、これを頭ごなしで否定するのは危険だと痛感させられました。やはり、地上波の強み、ですね、これをしっかりと伝えられるのは。大晦日にも期待したいです、はい。

「Smooth Jazz Song File」
(339)Leon <Sweet Surrender>
 from『My Soul Speaks』(2006:Frederick Neal)


●これは2006年の秋、SmoothJazz.comで何度となく耳にし、その哀愁感、温もり溢れるトーン&旋律に心を打たれた1曲だ。自分のラジオ番組でもその旨伝えながらオン・エアーをしたが、しっかりその音のメッセージを伝達することが出来た。リスナーの方から「心を打たれました!」というレスポンスを頂戴出来たのだから。本名はFrederick Leon Neal。ニュー・ジャージーのギタリストでこれが初のアルバムのよう。音楽以外にもいろいろな芸術、文化、に深い興味を抱く人で、禅宗、仏教、道教、キリスト教、その全ての教えを勉強している。また、マーシャル・アーツの師範でもあるという、ある意味、変わった経歴を持つジャズ・ギタリストだ。アルバムのジャケ裏には「道」という漢字も記されているし。まさにこれぞ日本人の琴線に訴えかけるメロディで、それはSentimental、Melancholicという単語に結びつく物でもある。アルバムは4年前に癌で亡くなられた母親へのトリビュートの意が込められている。「ギターを通じて自分の魂が人生で経験したことを語る」、そんなスピリチュアルな作品だ。

<12月4日(火)>

「今日の出来事」

●午前中からアドリブ誌の「AOR通信」を一気に書き上げ、その後、「Adult Oriented Radio」の検聴、Qシート書き、発送。

 そして、夜は久しぶりに外苑前の和食系「京菜」に行きました。大好きなお店なんですがもう2年以上ご無沙汰しちゃってて、店主が笑いながら迎えてくれました、「中田さん、元気でした〜?」と。
 相変わらず美味でした、何を食べても。
 でもって、図々しい中田は店主によく訊くんです、「これ、味付けどんな感じですか?」etc.。ちゃんと教えてくれます。もちろん、素人が真似してもそう簡単にこの味は出ないよ、という自信があるからだと思いますが。でも、早速何か挑戦してみたいと思います。

 そして、2軒目はまたまた渋谷のRain Frogだ!と移動したのは好いのですが、大チョンボ! 値上げしたばかりのタクシーにうっかり乗ってしまいました、不覚にも....。なので、それを反省しつつ、帰りは電車のあるうちに解散し、池袋からもちょい寒でしたが、約30分、歩いて帰りました。酔いも醒めますね(笑)。

「Smooth Jazz Song File」
(338)Bass X <As It Is>
 from『Volume II』(2003:Liquid 8)


●Bass Xというアーティスト名、そして、このジャケット写真。当然、サウンドはそっち系かと推測されよう。人によっては、メタル系? 等とも。或いは、同名のユニットがクラブ系に居るのでそちらと混同する人も。しかしながらここで紹介するBass Xは、どこまでも聴き易いアーバン系スムース・ジャズ。主宰者はLarry Hubbardといういうベーシストで、本拠地はシカゴ。2000年の1st、『Volume 1』ではラリー、キーボードのティム・ギャント&ケヴィン・チャンドラーを中心にこのスタイルを築き、3年振りとなるこのアルバムでさらなる完成度を提示してくれた。ここまで来れば、十分、人に薦められるクォリティ、それも、アルバムを通して聴ける、確かな質、である。今回もラリー中心、はもちろん変わっていないが、参加ベーシストは5人に上り、中には、有名なマイケル・マンソンの名前も(1曲、リード・ベースを披露)。また、歌ものも約半分になり、ブラコン感覚で聴ける曲も少なくない。この曲はTrack 2に収められたアップ系で、キレの好いホーンとピアノが爽快に鳴り響く。

<12月3日(月)>

「今日の出来事」

●午前中から「Adult Oriented Radio」 の選曲・翻訳・進行表作りの3点セットをサクッと済ませ午後から収録。そして、6時までに帰宅し、夜はまたまた野球観戦。今日は台湾戦で、これに勝てば北京五輪の出場が決まります。して、一時期は逆転されたり冷や冷や物でしたが、結局は底力の違いと言うか、勝ちたい! いや、絶対に勝つんだ! の闘志が爆発し、終盤に大量得点。終わってみたら10対2というスコアで五輪への切符を手にすることが出来ました。いやあ、昨日は敢えて勝手な発言を書きましたが、やっぱ星野監督、スゴイ! 選手への信頼、半端じゃないです。そしてそれに応える選手の方々、本当に素晴らしいです。オメデトウございます&お疲れ様でした。束の間かもしれませんが、それぞれのシーズン・オフ、満喫して下さい。

「Smooth Jazz Song File」
(337)Paul Taylor <Pleasure Seeker>
 from『Pleasure Seeker』(1997:Countdown/ULG)


●松居慶子のバンドで長年プレイ。その経験がまさに吉と出たのであろう、ソロになってからのポール・テイラーは作品毎に人気&評価を高め、2005年の『Nightlife』がビルボード誌のContemporary Jazz Albumsの最高2位まで上昇。続く、2007年の『Ladies' Choice』では待望のNo.1まで獲得してしまった。まさに、"今、最もスムースな"サックス奏者と評して全く問題はないであろう。このところはずっと、レックス・ライドアウト、バリー・イーストモンドという実力者がプロデュースを手掛け、サウンドの核は、アーバン・コンテンポラリーが中心になっているが、グルーヴやトラックに負けること無く展開する強固なメロディーラインこそが彼の最大の武器。それも、"官能的"という言葉がよく似合う旋律は、ソプラノを吹いた時に頂点へと到達する。ヴィブラートのかけ方、メロディーの持っていき方の妙は、独自のエロティシズムに溢れている。そして、そんなポール・テイラーの化身とも言うべき1曲がこれ。ドラマティックな作風と、ワビ・サビを伝えるメロディーで、悦楽の地へと誘ってくれる。

<12月2日(日)>

「今日の出来事」

●今日は夕方までひたすら原稿書きデイ for AD LIB Magazine。
 まず、ピーター・シンコッティのインタヴュー原稿を完成させて、牧山純子、パイロット、のライヴ・リポート。それから、レッド・ツェッペリンのCD、DVDの原稿も書いて....。あと、レヴューが1本。

●そして夜は食事と共に野球の韓国戦をテレ朝で観戦。試合は台湾で行われていて、日本とは時差が1時間、だから当然と言えば当然なのですが、試合開始が日本時間の午後7時。そして、物凄い熱戦で、ピッチャーの起用も必死の継投、となり、延長まで行かなくても試合時間は4時間をオーヴァー。気が付いたら夜の11時を回っていた、という、レアな状況でした。勝って好かった、は、もちろんですが、先発ピッチャーが大方の予想と違ったり、いろいろと「?」マークも多く、逆に、負けなくて好かった、のほうが強かったです、勝って好かったより。もし負けていたら「だから、第2戦はダルヴィッシュで行くべきだったんだ! 阿部はDHで、キャッチャーは同じロッテの里崎にするべき! タイミングが合ってない青木の3番は無謀」等と評論家してしまうので(苦笑)

●そして、その喜びも醒めやらぬ深夜、今度は日テレで「プロレスリング Noah 中継」を録画&観戦。癌を克服し、1年半ぶりにリングに戻って来た鉄人、小橋建太選手の姿を観ていると本当に涙が止まりません! 物凄い勇気を頂戴しました。ありがとう、小橋さん! 小橋さんと交わした名刺交換、今でも大事に取ってあります、名刺ホルダーの常に一番上にしまって。

「Smooth Jazz Song File」
(336)Gerald Veasley <Valdez In The Country>
 from『Love Letters』(1999:Heads Up)


●ジェラルド・ヴィーズリーはフュージョン/スムース・ジャズ界の大スター2人から認められた希有な才能の持ち主だ。1人は、彼の育ての親とも言うべき同郷の大先輩:グローヴァー・ワシントンJr.。そしてもう1人は、彼をザヴィヌル・シンジゲートに招き入れたジョー・ザヴィヌルその人。故に、ハートフルなスムース物も、斬新なテクニカル物もしっかりこなせる柔軟な音楽性を備えていることが容易に理解出来るが、自身のリーダー作においても柔過ぎず豪過ぎず、の絶妙なバランスが体感出来る。中でも、2001年に発表した5作目『On The Fast Track』は、スティーヴィー・ワンダーの<Do I Do>の見事なカヴァーがヘヴィ・ローテーションを記録するなど、スムース・アルバムとしてかなりの完成度を誇っているが、こと1曲だけとなると、ダニー・ハサウェイの名曲を取り上げたこれを忘れることは出来ない。グローヴァーのソプラノとジェラルドのベースがユニゾンで主旋律を奏で、グルーヴィーなインプロヴィゼーションも随所で披露。気持ち好さ100%!を全身で味わえる。

<12月1日(土)>

「今日の出来事」

●アッという間に今年も12月ですね、ナント早いことでしょう。残り1ヶ月、少しでも好い想い出が作れるよう、何気なく頑張って、みたいと思います。とは言え、今日は、二日酔いにつき休養日(苦笑)。夜も、姉の家族と共に焼き肉パーティー。美味しかったです(って、そういう想い出を作りたいわけではないのですが...)。

●今日から野球の北京五輪アジア予選が開幕。まずはフィリピンを10対0の7回コールドで下し、バッチリのスタートを切りました。明日は事実上の決勝戦とも言うべき韓国戦。頑張れニッポン!!

●珍しいことが一件あったので何気に書いてしまいます。
 よく使っているオンライン・ショップ:CD Babyで、先日、The Christine Spero Groupの『My Spanish Dream』というCDを購入しました、SmoothJazz.comで聴いて気に入ったので。
 で、このCD Babyはアーティストと直結なので、CDを購入するとよく本人から「Hi Toshiki, thanks for purchasing my CD ...」といったメールが届くんです。なので、メールが届くこと自体は全然驚くべきことではないのですが、このSperoさんからもそういったメールが届き、それを読んでみると、ナント、「吃驚したわ、貴方、私の好きな『A Twist Of Jobim』他、いろいろなアルバムのライナーを書いている人よね.....」と書かれているではないですか。これはレアです、そんなことに直ぐ気が付くなんて。
 CD Babyで音が聴けますので、どんな人なんじゃい?とご興味を持たれた方は覗いてやって下さい。ジャジー&クールな渋めのヴォーカル系です。
 http://cdbaby.com/cd/christinespero2

「Smooth Jazz Song File」
(335)El DeBarge <Love Always>
 from『El DeBarge』(1986:Motown)


●エル・デバージ。言わずと知れた、デバージの中心人物にして、独り立ちしてからもいくつかのヒットを放っている素晴らしいヴォーカリストだ。ナイーヴな心の持ち主と思われる歌声は、感傷的なバラードでよりいっそうの効果を発揮するが、アップ・テンポのポップ・チューンにおいても知的な躍動感を溢れさせるなど、多彩な味わいを光らせている。ポップ、R&B、AOR...様々なジャンルをクロスオーヴァーする人でもあるが、スムース・ジャズ・シーンにおいてはリー・リトナー・プロデュースによる企画盤『A Twist Of Jobim』で歌った<Dindi>、そして、フォープレイの1stでゲスト・ヴォーカルを務めた<After The Dance>などが定番化。聴き手に、限りない人間味を届けているが、そのエルの魅力の極めつけとも言うべきがこの曲だ。バート・バカラックが紡ぐ哀愁の旋律をパーフェクトに歌い、まさに周りの空気を一変させる独自の世界を放つ。Adult Contemporaryで8位まで上昇したが、スムース局でもまさに完璧なマッチング。大都会の夕暮れや真夜中の静寂を演出する、シネマテックな名曲だ。