<3月20日(木)>

「今日の出来事」

●夕べから降っている雨が今日も引き続き、という感じで、かなり肌寒目の1日でした。とは言え、24日には桜の開花予想が....楽しみです。

 朝、マイケル・ランドウさんから、ギター・マガジン用のメール・インタヴューの答えが到着。最初の読者として、非常に興味深く読ませて頂きました。
 さらに、夜にはジェイ・グレイドンさんからの答えも到着。どの質問にも淡々と2〜4行で答えるランドウさんに較べ、ジェイさんは答えも一切妥協なしで、長いこと長いこと! なんだか恐縮してしまいます。しかし、こういうものを読むと、ジェイさんに関して知らないこと、あーそうだったんだ〜ということが幾つもあって為になります。Don Ellisの1〜2年前からセッションを演っていて、そこで一緒だった --- しかも、出会った当時はドラマーだった --- のがアル・マッケイだった、は、結構、面白かったです。レイ・パーカーJr.に出会うまでは、アルが最高のリズム・ギタリストだった、という著述もありますし。それらは、4月売りのギター・マガジンをご覧下さい。他にも、スティーヴ・ルカサー、ラリー・カールトンなどのインタヴューが載るそうです。

 今日からスタートしたボズ・スキャッグス/TOTOの競演コンサート。そのリポートとセット・リストがウドーの方から深夜にメールで到着。フムフム、と納得しながら、ま、こんな感じでしょうね、も実感。何はともあれ、実際のステージを観ずにああだこうだ言うのもなんですので、続きは観てから!
「Smooth Jazz Seduction」


<3月19日(水)>

「今日の出来事」

●今日は午前中から両親とお墓参り。江戸川区にあるお寺に車まで行き、帰りに浅草で天丼を食べて2時前に家に戻りました。すると、食べ過ぎてしまったせいか、やたらと眠くなり、久々の昼寝を小一時間。そして、そろそろ、この日記をアップしなければ、と思い、先日のデヴィッド・フォスターさんの取材を仕切って下さった某代理店の方に詳細確認の電話。で、マジで、好かったです、訊いておいて。まだ情報公開を解禁していないので、こちらからゴーを出すませは企業名や詳細はこの日記に一切書かないでくれ、と念を押され、イエッス、サー!な私です。もう20年以上前からお付き合いある方なので笑顔で了承。
 で、それは好いのですが、ナント、既に収録済みの「Adult Oriented Radio」今週O.A.分の前枠で、詳細を話してしまったことを思い出し、急遽差し替え作業に!! ディレクターの土屋さんに電話をし、速攻で空いてるスタジオを捜し、夜、前枠を録り直し。ホッ、と無事に終了し、そのまま、呑みに行く私でした。
 今日もまた、途中から誰が来て、お店を移動して、なノリで、連日の渋谷:Rain Frog通い。
「マスター、◯◯ある? かけて、かけて!」とリクエストしまくり、最後は、音楽誌「A」Yエディターによるデレク&ドミノス<Bell Bottom BLues>でフィナーレ。結局、2時半くらいまで居たのですが、吃驚したことにその時間になってもタクシーがなかなか捕まらず! いくら年度末の飲み会シーズンと言えども、これには驚いちゃいました。景気は完全に回復しているのでしょうか? 微妙です。

「Smooth Jazz Seduction」


<3月18日(火)>

「今日の出来事」

●昨夜は3時くらいまで呑んでいたので、午前中は流石にちょっと二日酔い。例によって本日は、「Adult Oriented Radio」の検聴、Qシート書き、発送を済ませ、その後は、雑務を諸々。

 夜は、渋谷のWASTED TIMEで福冨英明さんのライヴを鑑賞。今日も好い感じで楽しませて頂きました。そして、その後、知人とバー:Rain Frogで呑んで、終電で池袋へ。昨日の余韻に浸るかのような1日が過ぎて行きました。

「Smooth Jazz Seduction」


<3月17日(月)>

「今日の出来事」

●今日は、中身の濃〜〜い1日でした。少し早めに起きて、「Adult Oriented Radio」のコーナー翻訳を始め、その後、今日のインタヴューの質問事項を再チェック。そして、午前11時過ぎに家を出発。そして、まずは、新橋で羽根田ユキコさんと会い、彼女からフォスターさんへのプレゼント&最新音源を受け取り、その後、お台場の某会場へ(あ、でも、TV曲ではございません<笑>)。そして、10分弱遅れでデヴィッド・フォスターさん登場! 今回は流石にタキシード系で決めています、フォト・セッションもあるので。

 ジェイさんと一緒に、フォスターさんのお屋敷に足を運んでから早3年。再会したフォスターさんはしっかりと顔を覚えててくれて、しかも、さらに記憶が甦って来たのか、インタヴューの最中だかに、「(94年の)JT Super Producersの時もインタヴューしてもらったよな?」と訊いてくれて、ホッとしました。3年前はJTの時のことをすっかり忘れていたようでちょっと淋しかったんです(笑)。

 今日のインタヴューはまず、今回の来日の目的である、フォスターさんが作曲した、とある企業CM的なBGVを一緒に観ることからスタート。雄大で優美ないかにもフォスターさん的なインストです。曲調としては<Love Theme From St. Elmo's Fire>と、<Winter Games>の中間部(曲の中で一番静かな部分)を足して2で割った、ような感じでしょうか....。情報公開の解禁日等がある関係で、ここでは詳細書けませんが、差し当たってのCDリリースは予定されて無さそうです。曲名も、解禁になり次第、改めて記させて頂きます。

 今回のインタヴューはアドリブ誌用ですが、折角だからと、私のラジオ番組用のコメントも頂戴しちゃいました。で、本当に好い事を言って頂いて、思わず、目頭熱くなっちゃいました。
 メインの質問は、この30年間常に一線で居られる秘訣、143 Recordsでレコード会社の重役を実際に経験してどうでしたか、今までで最も大変だったプロデュース作品は、とか、オーソドックスなものがほとんどです。「Bruce Millerの作品は、今振り返ってみてどうですか?」とかマニアックなことを訊いてもしょうがないので(そばで聞いている、代理店さんチェック、企業関係の方のチェック、も入りますし....<笑>)。
 そんな中、今、何の制約も無く誰か好きな人をプロデュース出来るとしたら誰を手掛けたいですか? という質問に対しては、ある種、予想通りの答えが返って来て、思わず「マイケル・オマーティアンさんにインタヴューした時、同じ質問をしたのですが、フォスターさんと同じ答えでした!」と言ってしまいました(因みに今日は、私の質問は通訳の丸山京子さんが訳して下さり、フォスターさんの答えは訳さずそのまま=時間節約のため、という流れでしたが、フォスターさんが丸山さんの英語を非常に素晴らしい!と褒めていらっしゃったのが印象的でした、リップ・サーヴィスではなく、真剣に褒められていました。実は、丸山さんともかれこれ20年の知り合いで、かつては私がADを務めていたFM番組でDJをやっていらっしゃいました。不思議な縁です)。

 と、それから、撮影用にスタッフがグランド・ピアノを用意されたのですが、そこでいきなり弾き出したのが<Nothin' You Can Do About It>だったのはもう涙もの! それも、オフ・マイクで収録しちゃいました(笑)。

 といった感じでほとんど大好きなアーティストに会えて目がハートになっているただのファンと化してしまった私ですが、3時から番組の収録、それも、佐藤竹善さんをゲストに迎えて、という、こちらも大事な大事なお仕事なので、まだまだそのままフォスターさんのそばでうだうだしていたいという気持ちをしっかりと断ち、ゆりかもめに乗り込む私でした。そして、竹善さんと久しぶりの再会! こちらも、番組はソー・スムースに進んで行きました。

 3月26日に出る『CORNERSTONES』絡みの3W(ライヴ、リミックス x 2)をフィーチャーしつつ、竹善さんの選ぶAORチューンも2曲、O.A.させて頂きましたが、これが、また拘りの選曲、ですね。このアルバムから、これを行くか〜!みたいな。ちなみに、SING LIKE TALKINGがデビューを飾ってから、今年で丁度20年になるわけですが、実は、竹善さんはその2年くらい前からラジオのDJもやっているとのことで、すでにそのキャリア22年! 私なんかより遥かに熟練者でした! こちらのO.A.は4月5日(土)18時02分31秒から18時54分59秒まで。ステーションはもちろん、FM Co-Co-Lo! 関西地区以外ではなかなか聴けないと思いますが、聴ける環境にある方は、ぜひぜひ、チェックしてみて下さい!

 大物さんとの仕事が2本、ほぼ完璧に終えられ、ひとまずホッ、の中田利樹。夜はスタッフと呑みまくりました! 帰宅は3時とかそんな感じで....。ホント、中身の濃〜〜い1日でした。この機会を与えて下さった全ての方々に感謝! 特に、竹善さんと山ちゃんに大大感謝です!

「Smooth Jazz Seduction」


<3月16日(日)>

「今日の出来事」

●明日収録する「Adult Oriented Radio」の選曲&進行表作り。そして、夕食作りも担当。今日はちょいと一品失敗しました、味付けが全然物足りなく...。ちょいと哀しいです。次回、名誉挽回で頑張らないと....。

「Smooth Jazz Seduction」


<3月15日(土)>

「今日の出来事」

●USEN AOR ch.の残り1本の選曲。フリーな「特集」は、折角、この4月で10周年を迎えるのですから、と、COOL SOUND 特集。基本的には年代順で2時間組んでみたのですが、1アーティスト1曲、に限定しても、とても2時間では収まり切らず、あれを削り、これを削り...本当に、泣く泣く外した、という感じです。そう考えると、それなりの仕事、貢献をしたのだな〜、とホンの少し感慨深くなりました、本当に、ホンの少し、ですが。

 夜は、ブルーノート東京で、ジェフ・ローバーのライヴを堪能。ハッキリ言って、無茶苦茶好かったです。このところは、プロデューサーとして多忙な日々、という印象が強かったですが、この日は本当にジェフ・ローバー・フュージョンでシーンに出て来た30年前を彷彿とさせるバリバリの弾きまくり。で、サックスのエリック・ダリアスがこれまた吹きまくり。いや〜、これは観ておいて大正解でした。ドラムスはリッキー・ローソン、ベースはネイト・フィリップス。ネイトさんがまた中田好みのベースを弾いていて、改めてファンになっちゃいました!

「Smooth Jazz Seduction」


<3月14日(金)>

「今日の出来事」

●午前中からUSEN AOR ch.、4月分の選曲。アーティスト特集は新譜も出たことですし、と、マイケル・マクドナルドをフィーチャー。ドゥービー時代の曲は敢えて選ばず、ソロ作からとデュエットもの、ゲストもので120分組んでみました。例によってオーソドックス第1で、マニアック目なのは、Above The Clouds feat. M. McDonaldの<If I Ever Lose This Heaven>くらいでは....。それにしても、曲そのものは非常にポピュラーですからね。

 続いて、月曜日の午後に都内某所で取材が確定したデヴィッド・フォスターさんへのインタヴューの質問事項を考えました。実は、大物さん&大きなプロジェクト?だけに、代理店さんから予め質問事項をメールして下さい、とリクエストされたのでした。時間も、撮影を入れて1時間ですし、あくまでも基本的な部分が中心ですのでそんなに難しいことはないのですが、ま、念には念を入れて、慎重に考えてみました。

 そして、夕方前から「Adult Oriented Radio」の収録=アドリブ:山崎さんゲスト分。山ちゃん=月末男、ですが、今回は1週早く、22日(土)のO.A.になります。29日(土)はこの5年間を振り返る系の企画にしたいので。
 そして、終了後はいつもの4人定例の食事会。ゲストも2人ほど参加し、またまた盛り上がりましたが、しっかし、今日の先導隊=山崎さんの出たとこ勝負の行動はなんともユニークなものがあります。笑いが止まらない、というか....。アッという間に24時で、なんとも後ろ髪を引かれる感じでした。もっと呑みたかったです....でも、明日もあるし、タクシーで帰るにはやや遠いし....。池袋からは小雨の中、敢えて30分、歩いて帰宅。iPodでBob Baldwinの新作を聴きながら歩いたら、アッという間に我が家、という感じでした。

 帰宅後、メールをチェックすると、ランディ・グッドラムさんからメール。ある日、突然、来るのがなんとも彼らしいです。

「Smooth Jazz Seduction」


<3月13日(木)>

「今日の出来事」

●午前中から、今日やる2本のインタヴューの質問事項整理。そして、お昼過ぎに出っ発(でっぱつ)。

 1発目はジェフ・ローバーで、新しくなったEMI ミュージックのオフィスで行いました。赤坂に新しく出来たでっかいビルの27階だったかですが、入るのもかなり面倒臭くて、昔の人間(?)である私は、出来るものなら近づきたくない、という感じでした。まあ、セキュリティの徹底は、非常に好いことなのでしょうが....。
 と、それはともかく、ジェフさんはもう4回目のインタヴューなので、流石に、顔も覚えていてくれて、インタヴューも楽しく出来ました。最新作『He Had A Hat』が先月のグラミー賞でも"Best Contemporary Jazz Album"にノミネートされているので、その話しから入って行き、その他、いろいろと訊かせて頂きました。

 そして、今度は原宿にあるテイチクさんのビルにお邪魔し、Biancaの取材。メンバー5人全員登場、といったケースはもちろん、これまでにも体験していますが、全員が女性、というのは初めてではないかと思います。先日、ライヴの後に軽くご挨拶をしているので、特に緊張もワクワク・ドキドキもなく(?)、至って普通に出来ました。って、当たり前ですが。ただ、話してみると面白い、と言うか、印象が大きく変わった人もいて、そこが収穫でした。頑張ってライナー書かないと! でも、かなり魅力的な音です。特に、中田が一番好きな曲で、かつ、メンバーも全員が「最もBiancaらしい曲!」という<Red Carpet>は非常にクールで好いです。そう、曲の好さ、と、ドライヴ感(と言うか、三科さんのドラムス!)が、このグループの"売り"でしょうね。アンサンブルやルックスももちろんグッドですが。売れて欲しいです。CDは5月に登場。プロデュースは笹路正徳さんです(笹路さんにも随分とお会いしていません....)。

 夜は久方ぶりに家で食事。やはり落ち着きます&美味しいです。

「Smooth Jazz Seduction」


<3月12日(水)>

「今日の出来事」

●遂に、日記をアップしてしまいました! 1月末のお休み以来、約6週間ぶりに再開。もちろん、アップこそしていないものの、しっかり毎日書いていたので全然問題はないのですが、しかし、Smooth Jazz Seductionが全然滞っているので、かなり格好悪いです。スミマセン....ま、しょうがないと言えばしょうがないし、急に忙しくなり、これはちょっと追いつける気配が無くなって来たのですが....ま、様子を観ましょう、暫くは。

 午前中は、その更新に費やし、午後は、来週収録予定の「Adult Oriented Radio」、佐藤竹善さんゲスト出演分、の進行表作り。そして、マネージャーさんに速攻でメール。ぜひぜひ、盛り上がりますように! 

 その後は明日、行う、2本のインタヴュー用にジェフ・ローバーさんとBiancaの音源を聴いてイメージを膨らませました。

 ランスとメールのやり取り。毎年、桜のシーズンになると日本に遊びにきますが、今年もまたまた来日します。今回は、総勢4人組だそうですので、そんなに何日も一緒に飲み会することは無さそうですが、いつもの焼き鳥パーティー、1回は実行したいです。

「Smooth Jazz Seduction」


<3月11日(火)>

「今日の出来事」

●午前中から「Adult Oriented Radio」の検聴、Qシート書きに取り掛かるも、番組の後枠をやっぱりこう換えたい、と急に思い出し、急いでスタッフに電話。運よく捕まり、またまたスタジオに出向き、4分間だけ差し替え。そして、それを検聴し、急いで発送。なんとか、明日着に間に合いそうです。

 アドリブ誌の山崎さんから突然のメール。主な内容はこんな感じでした。

「デヴィッド・フォスターが来日して、1時間ほどインタビュー出来るかもしれませんので、その際は、よろしくね。
 一両日中にスケジュールが出ますので、決定次第、あらためて連絡させていただきます。
  どうぞ、よろしくお願いします」


 マジですか〜!?!? ですね。実現して欲しいです。

 ギター・マガジンの編集長から連絡があり、ジェイ・グレイドンさんにインタヴューをしたいということで、ジェイさんに速攻でメール。即日レスがあり、電話ではなくEメール・インタヴューを選ばれました。マイケル・ランドウさんにも同じくオファーを出していて、こちらもオッケーを頂いています。5月号のギター・マガジン、非常に楽しみです、って、まだインタヴューそのものが終わっていないのですから、ちょっと気が早過ぎますが。

「Smooth Jazz Song File」