<10月18日(月)>
「今日の出来事」
●今回はいつものような“出張当日早起き仕事”はなく、仕度も余裕を持って出来ました。が、しかし、ダメですね〜、相変わらず大雑把のO型。当日になって、あ、レンタカーの予約してなかった、とか、ホノルルの最後の夜の宿泊先が決まっていない、とか、結構ボロボロ。しかも、地下鉄に乗る直前に、あ、忘れ物!(外貨の財布です!!!!)と気付き家に引き返すなど、結局はいつもと同じくバタバタ状態。今回は行きも帰りもそれほど荷物が多くはない、との判断から車ではなく電車で成田に行ったのですが、電車にして正解。車だったら危なかったです。成田着後はいつものように昼食を済ませ、雑誌類を買い、先方さんへのお土産も忘れずに....。今回もノースウエストだったのですが、これが非常に好かったです。全機種、ではないそうですが、乗ったジャンボは最新型で、そこにはエコノミーも全席個人モニター付きで映画、音楽からゲームまで、各人それぞれが好きに楽しめるシステムになっていました。ヴァージン・エアーなんかは随分と前からこのスタイルで人気を確立していたので、特に目新しいことではないですが、でも、ノースウエスト愛好家の私としましてはただただ喜ばしい限り。さらに、前方の(いわゆるファーストかビジネスですね)何席かは電源まで確保されているそうなので長いフライト中ず〜〜っとパソコンで時間をつぶすことも可能だ、というわけです。ま、逆に、最近のノート・パソコンはレギュラーの充電池で最長8時間くらい使える物も出ているそうなので特に電源の確保も必要無くなっているのかもしれませんが....。フライトは特に大きな揺れも無く快適。8時間半くらいも特に苦にはなりませんでした、今回もジャンプ・シート前の足が伸ばせる席を知り合いの方が押さえてくださったので。感謝。
 さて、サン・フランシスコに着くと曇り空でしたが、ま、特に寒くもなく昼間は半袖1枚で全然OKでした。で、レンタカーを借りると時間はもう9時半頃。街に出ればちょうど10時位になると思い、そのままレコード店へ。ゴールデン・ゲート・パークそばにあるアミーバ・ミュージックにいったのですが、これが開店が10時半と解り、ありゃありゃ。隣りがマクドナルドなのでそこで朝食を済ませ、というパターンも考えられたのですが、車をパーキングに停め、ゴールデン・ゲート・パークを散歩することに決定。考えてみたら中に入ったことは無かったので。が、しかし、デカ過ぎて、公園を体感する前に30分が経過。健康のためには好かったかな、と思いつつ、ちゃんとポイントを決めて散策しないと効率が悪いことを実感しちゃいました。そしてレコード店に突入。手始めにこんなCDを購入しました。

Will Downing「A Love Supreme-The Collection」(2002:Spectrum)
英国編集のベスト盤。$10.98と、値段はちょいと高めでしたが、好いんです、ウィル・ダウニングの作品だったら。もう、最近は、私のアイドルのような人ですからね。
Michael Franks with Crossfire「Live」(1980:Warner)
オーストラリアでしかCDになっていなかったと思いますが、アメリカの中古店でもゲットできました。このライヴ盤は非常に好い内容ですから必携です。でも、私のパソコンでは掛からなかったのが残念。出張中にも聴きたかったので。あ、でも、レンタカーで聴けてニッコリ、です。
Eric Darius「Night On The Town」(2004:Higher Octave)
Higher Octave Musicから登場した黒人サックスマンのアルバム。プロデュースは全編スムース・ジャズ・ギターの申し子、ケン・ナヴァロが手掛け、まさにそのスムースな風の連続。<Love TKO>と<Let's Stay Together>というお馴染みのR&Bクラシックスをカヴァー。かなり好い仕上がりです。1曲だけですが、本人、歌も歌っています。
Grady Nichols「Sophistication」(2004:Compendia)
前回、6月の出張の時、この人のシングルを買いました。ジェフ・ローバーがプロデュースを手掛けていたので。ルックスはマイケル・ブーブレのような感じでなかなかイケてるし、曲も王道のスムース・ジャズで悪くない。少し前にフル・アルバムが出た話は聞いていたので今回絶対に買って帰ろうと思ったら直ぐに出てきました、安価で。ジェフ・ローバーは全曲のプロデュースと共作を担当。かなり力入っていますね。あ、主人公のグラディさんはサックス奏者。クール&スムースに吹く姿はまさにそのルックスどおり。中ジャケを見ると、綺麗なおネエさんに寄り添わせて自分は若干斜に構える、というひと昔前のシチュエーションが覗けますが、が、しかし、これが全然ダサくなく、かなりハマっている。まさに、音も2枚目、的なアルバムです。クリス・ボッティ、レイ・フラー他がゲストで参加。
Hubert Laws「Baila Cinderella」(2002:Scepterstein)
2000年の夏に吹き込んだ南米系な1枚。オトマロ・ルイーズ他が参加。チャイコフスキーの<白鳥の湖>を演っている以外は全て自作です。
Onaje Allan Gumbs「Return To Form-Live At The Blue Note」(2003:Half Note)
フュージョン的な活動もしていたキーボーディストが2000年11月11日、NYのブルーノートで録音した実況盤。ピアノ・トリオ+パーカッション、そして後半ゲストでサックスのレネ・マクリーンが加わるという編成で音はもちろん4ビート。
Jay Hoggard「Rain Forest」(1981:Contemporary)
フュージョン全盛期に登場したヴァイブ奏者の1981年作品。1993年にリマスターされFantasyから出たものです。チコ・フリーマン、ケニー・カークランド、ハーヴィー・メイスン他の豪華な面々が揃い、さらにアースでも大活躍のローランド・バティスタのカッティングが非常に好い味出してます。1曲目のイントロから、“あの頃”に戻してくれる音の質感。たまに聴くと、とにかくホッとします。はい。
Doc Powell「Cool Like That」(2004:Heads Up)
スムース・ジャズ界で確実なポジションを築き上げた黒人ギタリストの最新作。かつてはルーサー・ヴァンドロスを始めとするNY・R&B系アルバムの御用達的セッションマンでしたが、このところはLAのスムースな風が好く似合う、“ライトだけど渋いオヤジ”に転身。今回も1曲目からリラックスさせることこの上ないサウンドを届けてくれます。カーク・ウエイラム、ケヴィン・トーネイ、ロン・ブラウン、マイケル・リントン、ゲイリー・テイラー他、なかなか豪華なゲストも参加。ビートルズの<Let It Be>をカヴァーしていますが、ちょっぴりゴスペルっぽく、でも、全体的には“緩い”このサウンド・メイキングはヴェテランならではの余裕といった感じです。そして、その<Let It Be>の次に登場するゲイリー・テイラー:ヴォーカルの<You Mean More To Me>が非常にクール&メロディアスで絶品です。使います、この曲。なお、このアルバムは2003年11月に14歳の若さで他界した甥っ子Brandon Powellさんに捧げられています。
Shades Of Soul「Shades Of Soul」(2004:Narada Jazz)
アドリブ誌の輸入盤レヴューでも紹介したファンキーな1枚。ジェフ・ローバー、マーロン・マクレイン、ナタニエル・フィリップスからなるトリオでこれが初めてのアルバム。クリス・ボッティ他、いろいろなゲスト陣の中にアート・ポーターの名前も。細かな録音年月日は書かれていませんが、アートさんが不慮の事故でなくなられる前の音源も入っている、というのは結構貴重ですね。歌物が約半分。カシーフ作、イヴリン・キングがヒットさせた<Love Come Down>のカヴァーに思わずニンマリさせられます。
Various Artists「Narada Jazz Night Grooves- Party Jams」(2004:Narada)
アーバン・ナイツ、ジェフ・ローバー、ダウン・トゥ・ボーン、ユージ・グルーヴ、アレックス・ブーニョン(東芝から出たスムース・ジャズのコンピでは表記がアレックス・バグノンって書いてあってちょっぴり笑っちゃいました、余談ですが)、インコグニート、ウォーレン・ヒル他全10曲を収録したスムース・ジャズのコンピ盤。ただ、ネーム・ヴァリューからしたら選曲が今イチなのか、ホテルで掛けっ放しにしていたのですがあまり盛り上がりませんでした、自分の中では。
Paul Hardcastle「Hardcastle 2」(1996:JVC)
この人のアルバムは日本盤と内容が違ったりジャケが違ったりいろいろなので油断が出来ません。とにかく、アメリカのスムース・ジャズ・ステーションでポール・ハードキャッスルの名前は超プライオリティですからね。
Jazzmasters「The Jazzmasters II」(1995:JVC)
そんな感じでこちらも一応買っておこうかな、と。高くないので。
Steve Gadd「The Gadd Gang」(1987:Columbia)
日本ではガッド・ギャングというグループ名義で出ていたアルバム、アメリカではスティーヴ・ガッドのソロ作として出ていたようですね。ジャケットは同じだと思うのですが、CDの背表紙&レーベルを見るとSteve Gaddの名義になっています。恥ずかしながら、このCD持っていなかったので、安かったのも幸いしてレジまで連れて行ってしまいました。リチャード・ティーさんのピアノ、本当にヒューマンな香りプンプンですね、改めて。
Niels Lan Doky「The Target」(1987:Storyville)
ジノ様との交流も深い北欧のピアニスト:ニルス・ラン・ドーキーがペデルセン、ジャック・デジョネットとのトリオで制作したアルバム。
Dave Valentin「Sunshower」(1999:Concord)
4ビートとスムース・ジャズの中間で楽しめるコンテンポラリー・ジャズの良質作品です。ラテンのノリで押すのではなく、あくまでもソフィスティケイト。こういうのをFM Co-Co-Loの「Afterglow」で使うと非常にお洒落でしょうね。
Bill Banfield「Striking Balance」(2004:B Magic Music)
こちらはギタリスト。勉強不足か、馴染みのない人ですが、ネルソン・ランジェル、パトリース・ラッシェン、マーク・レッドフォード他のゲスト参加が確認されたので試しに、とばかり買ってみました。フルアコでスムース・ジャズを演じていますが、ギターの腕前は今イチ、ってな感じですね。マイルス・デイヴィスの<Nardis>を演っている以外は全て本人の作・共作ですが、特に好い、と思われる曲はないです、残念ながら。1曲、パトリースがリード・ヴォーカルをとる曲はプロデュースがMichael Powellとなっていますが、さて、これはあのマイケル・J・パウエルなのでしょうか? サウンド的には、そうと言われればそう思えるし、違うと言われても納得、の、中途半端クワイエット・ストームだったりします(とかなんとかけなしておきながら、どこかのステーションでオン・エアーしてしまったら、お許しのほどを....<笑>)
Gabriela Anders「Last Tango In Rio」(2004:Narada)
Warnerから出た「Wanting」(1998)はポール・ブラウンとジョージ・デュークがプロデュースを手掛けたこともあり、非常にセンスの好い音に仕上がっていましたが今回はタンゴとブラジルの融合?という感じでかなりマニアックです。顔は相変わらずそそる系ですが(笑)。スタンダードを4曲取り上げている以外は全て自作。その辺りの創造性、積極性は十分に評価できますが....。
Renee Olstead「Renee Olsead」(2004:143/Reprise)
10代前半の天才少女。デヴィッド・フォスター&ウンベルト・ガティカの全面プロデュースでデビュー! ジャズ・アルバムですがポップ感覚で楽しめます。フォスターの書き下ろしバラードもちゃんとジャズしているし、ビリー・チャイルズ、ジェレミー・ラボック他、多彩なアレンジャ−陣も好い仕事していると思います。しかし、この少女が、昨年の秋、今は亡きシェリー・ワイスさん(スニーカーの元マネージャー)の家で2ショット写真を撮ったあの子だとは今でも信じがたいです。ホント、子供でしたからね。
Lamont Dozier「An American Original」(2002:Hithouse)
”2002年のグラミーで"Best Traditional R&B Album"にノミネートされた”と表ジャケットに書いてあるソロ作。この人の音源は本当に際限がないのでこれも....と期待せずに買ったのですが、最新の録音なのでしょうね、ポール・ジャクソンJr.、ジェラルド・アルブライト、フレディ・ワシントン他の名手が全面的に参加。ラモントさんがホランド=ドジャー=ホランドの3人で生み出したモータウン・クラシックス12編を全然違ったアダルトR&B的解釈で演じています。これも「Afterglow」で使えますね、どれか。
Dan Fogelberg「Home Free」(1972:Columbia)
最近、自分の中で再評価しているダン・フォーゲルバーグの1972年作品。非常に瑞々しいです。
Celine Dion「A New Day : Live In Las Vegas」(2004:Epic)
Bonus DVD付き。新曲も2曲。

といった感じで1回戦は終了。で、より細かなことを言ってしまうと、だいたい10数枚のジャズ系CDを買い物カゴに入れた時点で約45分が経過してしまうので、まずそれだけ会計を済ませ、いったん、路上のパーキングに置いてあるレンタカーに戻り、またコインを投入。25セントで15分という、好いんだか高いんだか解らない、しかも、最大1時間分しか入らないのでまとめて$2(2時間分)を投入、というのが出来ないのがまた厄介。もちろん、このコイン・パーキングのシステムは場所によって全然違いまして、クォーター(25セント)で1時間以上停められる場合もありますし、チャイナタウン等はクォーターで7.5分しか停められないブーイングものだったりします。いずれにしましてももちろんお札は使えないので、とにかく小銭が必要不可欠。それだけは気を付けています、毎回。
 さて、時刻は正午を回りましたが、ここで食事どころに行くと絶対に混んでいます。それはイコール車を停めにくい。ならば、と、今日2件目のレコード店へ。続いては、有名なゴールデン・ゲート・ブリッジを渡って北へ。ミル・ヴァレーという素敵な街にある中古専門店(アナログが9割以上の超老舗)に行ったのですが、これといって特に当たらず。シングルもちゃんとABC順に揃っているので、先日この日記でも取り上げたArkadeや、持っていないローラ・ブラニガンの初期のシングル他を探したのですが、全然気配なし。昔はかなりお世話になったのですが....流石に昨今は難しいですね、掘り出し物に出会うのって....。
 気を取り直して次の場所へ。とにかく、サン・フランシスコは1泊だけ、しかも明日の朝も6時にはホテルをチェック・アウトしなくてはならないので、勝負は今日1日だけ。気を抜かずにひたすら歩み続ける私です。で、今日の3軒目はミル・ヴァレーからリッチモンド=サン・ラファエル・ブリッジを渡って東へ約30分。大学で有名なバークレーです。ここはアミーバ・ミュージックとラスプーチンという2軒の巨大店が控えているので、全ジャンルをチェックしていると1店につき3時間くらい平気で経ってしまいます。流石にそうはいかないので例によってスムース・ジャズ中心にディギング(掘り起こし)。まず最初に入ったのがラスプーチンのほうなんですが、これが結構当たり! まず、ヘイトのアミーバより相対的に値段が安い。これは魅力です。そして、ジャズは地下フロアにあるんですが、数も多くゆったり見れる。大人には嬉しい店です。で、ハービー・ハンコックの「Lite Me Up」のディジ・パックを見つけて大喜びの中田! ジェイ・グレイドンが1曲プロデュースしているのでコアなAORファンにはお馴染みのアルバムかとは思いますが、日本盤こそ見れどアメリカ盤はほとんど目にしていない比較的レアな作品ですが、なんと、ディジ・パックはフランス盤でした。なんか、解る気がします、ハイ。で、このアルバムって、どうにもミュージシャン・クレジットが曖昧なのですが、フランス盤もそれは一緒でした。ジェイの曲とナラダ・マイケル・ウォルデンがプロデュースした曲はしっかりと面子載っているのに、ハービー制作の曲は今イチ解り難いんですよね。ルークとデヴィッド・ウィリアムスが活躍しているのは音だけで解りますが....

そこで購入したCDはこんな感じです。

Herbie Hancock「Lite Me Up」(1982:Columbia)
というわけで、ディジ・パック仕様をゲット! これは無茶苦茶嬉しいです。ジェイ・グレイドン・プロデュース、作曲がジェイ、フォスター、ビル・チャン、ハービーの4人、という<Paradise>は、激大好きな1曲なので。 Everette Harp「All For You」(2004:A-440)
Ben Tankard「Piano Prophet」(2004:Verity)
Harvey Mason「With All My Heart」(2004:BMG)
全くの新録のようですが、テーマはピアノ・トリオ。贅沢にも大半の曲で異なるピアニスト&ベーシストを起用し、様々な光りと可能性を放つジャズ・トリオの奥深さを打ち出しています。参加ミュージシャンは、ケニー・バロン&ロン・カーター、チック・コリア&デイヴ・カーペンター、フレッド・ハーシュ&エディ・ゴメス、モンティ・アレキサンダー&チャーネット・モフェット、ボブ・ジェイムス&チャーリー・ヘイデン、デイヴ・グルーシン&マイク・ヴァレリオ、ハービー・ハンコック&デイヴ・カーペンター他です。とにかく豪華。完全な4ビート・アルバムです。
Boney James「Pure」(2004:Warner)
Paul Hardcastle:Jazzmasters「The Smooth Cuts」(2004:Hardcastle)
Special EFX「Butterfly」(2001:Shanachie)
1997年以降、キエリ・ミヌッチのソロ・プロジェクトと化してからの3作目。1曲目からWAVEステーションで頻繁に聴いたナンバーが登場しニッコリの私ですが、ジェイ・ベッケンスタイン、ウォーレン・ヒル、チャック・ローブ、デヴィッド・マン、ロジャー・スミス…ゲスト陣もかなり豪華で、さらにポイント・アップ、なアルバムです。
Walter Beasley「Go With The Flow」(2003:N-Coded)
アーバン・スムース系サックス奏者による欲しかったアルバム。ノラ・ジョーンズでヒットした<Don't Know Why>を自ら歌っているカヴァーは結構雰囲気もあってグー。他にも、ビリー・オーシャンのバラード<Suddenly>も自らの歌でカヴァーしていますが、こちらはちょっと無謀かも..の一歩手前という感じもしちゃいました。
Various Artists「The Best Smooth Jazz Ever」(2002:GRP)
Urban Knights「Urban Knights III」(2000:Narada)
ラムゼイ・ルイスを中心とするファンキー・フュージョン・グループ、アーバン・ナイツ。この前2作はGRPからのリリースだったのでこれがNarada移籍第1弾となりますね。ここまで、ラムゼイは健在ですが、プロデュースは早くも全編息子のフレイン・ルイスへと移行。この後、親父さんは退き、息子のグループへと変わっていくのですね。納得。アール・クルー、デイヴ・コッズ、ステイプルズ他がゲストで参加。10CCの<I'm Not In Love>もほぼ原曲に忠実ながらタミのヴォーカルでスムースにカヴァーしています。
Various Artists「Smooth Jazz Vocals」(2003:N-Coded)
Najee「Love Songs」(2000:Blue Note)
Various Artists「Smooth Jazz Saxuality」(2001:Shanachie)
Various Artists「A Smooth Jazz Affaire」(2003:Native Language)
Down To The Bone「Spread The Word - Album III」(2001:Internal Bass)
Brian Bromberg「Choices」(2004:A-440)
バカテクを駆使せずメロディアスに奏でるライトでファンキーなフュージョン・アルバム。スムースと言えないこともないですが、主旋律を奏でるのはブライアンのベースが大半ですし、やっぱり彼のアルバムです、当たり前ですが(笑)。ジェフ・ローバー、デヴィッド・ベノワ、ブライアン・カルバートソン他、有名どころが参加。
Dotsero「Essensual」(1996:Ichiban)
かつてはNovaに在籍していたフュージョン・グループ。ジョージア州を本拠地にするソウル/リズム&ブルース・レーベル:Ichibanから何枚かアルバムを出している、というのが面白いですね。なんたって音は完璧なNAC/スムース・ジャズですから。ネルソン・ランジェル他との仕事で知られるキップ・ケッパーが1曲、コ・プロデュースで参加しています。
Various Artists「The Best Of Narada Jazz : Night Grooves 2」(2002:Narada Jazz)
Tom Grant「Mango Tango」(1988:Verve Forecast)
ポートランドをベースにするフュージョン系キーボード奏者。かつてポニー・キャニオンから出ていた日本盤CDは所有していますが、ジャケットが違うので買いました。いやあ、内容も好いですね。知的にメロディアスで。スムース・ジャズの先を行っていた作品かも知れません。
Michael Franks「Passionfruit」(1983:Warner)
Dave Vatentine「Mind Time」(1987:GRP)
フュージョン界を代表するフルート奏者の87年作品。例によって、軽やかなラテン・フュージョンが楽しめますが、一方でクラシカルなもの、ちょっとニューエイジなもの、とヴァラエティは豊か。アール・クルーが1曲ゲストで参加。 Alphonse Mouzon「Early Spring」(1988:Optimism)
タイトル通りに、カリフォルニアの春を思わせる、爽やかなキーボード&リズム・ワークが堪能できる作品。カヴァーはマイルスの<Seven Steps To Heaven>。ゲストはアーニー・ワッツ、ロニー・ロウズ、ブランダン・フィールズ他。
Alex Bugnon「Head Over Heels」(1990:Orpheus)
NYのキーボーディスト:アレックス・ブーニョンの2nd?。基本的にはNAC/スムース路線ですが、時代が時代なのでタイコの音とか派手目です。大半は本人の打ち込みで作られていますが、キース・ロビンソン(g)、ヴィンセント・ヘンリー(sax)が随所で好サポート。他にも、ドナルド・バードがゲスト参加し、ペットをクイ〜ンと唸らせているファンキーな曲があったりします。また、ルーサーの<Any Love>をムーディーにカヴァーしているのがグッドです。

続いて、アミーバ・ミュージック。

Will Downing「All The Man You Need」(2000:Motown)
大好きなウィル・ダウニング。オリジナル・アルバムで唯一持っていなかったアルバムが安価で手に入りニッコリ。本人の味わい深さは昔も今もこの頃も特に変化はないのですが、気持ちモダンなプロダクションは時折スリリングな雰囲気も漂わすもので、これはこれでありかな、と。ただ、昨年の「Emotions」のほうが私は数段好きですが、ブラコンっぽくて。プロデュースは5人以上の人が分けあっていますが、最大の理解者?レックス・ライドアウトが1曲だけ、というのが、そのまま音に出ている感じがします。シャンテ・ムーアをゲストに迎えた<When You Need Me>は非常に雰囲気があってなかなかグッドです。
Keiko Matsui「The Very Best Of」(2004:GRP)
Frayne「Frayne」(2004:Omtown)
現在、アーバン・ナイツの主格となっているフレイン・ルイス(ラムゼイ・ルイスの息子さんの模様)のグループ。黒人2人に、なんと、白人シンガー、というトリオ編成は結構意外でした。と言うのも、既にコンピ盤でアイズリーの<For The Love Of You>のリメイクを披露していて、これが、かなりソウルフルだったから。アルバム全体としては軽く水準は行っていますが、アーバン・ナイツでのハイ・ポテンシャルからすると、もっともっと上に行けるのでは....敢えて厳しいジャッジを下しちゃいます! Ramsey Lewis Trio「Time Flies」(2004:Narada Jazz)
不良品CDでした! 音が雑音しか入っていません。しかも、20分くらい。パソコンでかからないのはともかく、ステレオでも一緒、というのは拙いですね。今さら、取り替えにも行けないし(笑)。お、<The In Crowd>を再演している模様....。
Roger Smith「My Colors」(1996:JVC)
現在はタワー・オブ・パワーのキーボードを担当している黒人プレイヤー。初めて見るジャケットだったので即買いしたのですが、よくよく調べてみると、95年にインディから出た1stの再発でした。曲は一緒です。 Alphonse Mouzon Band「Back To Jazz」(1985:Tenacious)
いきなりソニー・ロリンズの<St.Thomas>で幕を開けるのですが、これがなんとも軽い! 今イチだな....口うるさい4ビート・ファンが聴いたら絶対に非難ごうごうだろうな、と思いつつも、以降の曲はその軽さを上手く生かしたアルフォンス節だったりしますので、ま、それも完璧に個性だな、と。スタンリー・クラーク、トム・スコット、ポール・ジャクソンJr.、レイ・パーカーJr.、ネイザン・イースト他、例によってゲスト陣は豪華です。3曲ボーナス曲が入っていました。何れも他のアルバムからで、未発表音源ではなさそうです。
Alphonse Mouzon「As You Wish」(1995:Tenacious)
Atlantic Starr「Ulitimate Collection」(2000Hip-O)
1978年から1992年まで、レーベルを越えてコンパイルされたベストもの。別に、バラードだけのグループだなんて思っていませんし、<Always>の以前は結構ファンキーだったのは解っています。でも、改めて聴くと大したグループじゃなかったな....を今回実感。特にファンキー時代。今聴くとかなりダサイです。バラードはA&M時代もサム・ディーズの曲だったり、結構聴ける物がありますがね。
Karla Bonoff「Wild Heart Of The Young」(1982:Columbia)
なんか、CDでは持っているんだかいないんだか解らなくなってきたので..
Engelbert「Greatest Love Songs」(2004:Hip-O)
このMORシンガーは、時としてロビー・ブキャナン先生と絡んでいるので、全く無視するわけには行かない存在なのですが、これは失敗。1960年代の古い曲中心の編集盤でした。
Leo Sayer「All The Best」(1993:Chrysalis)
これは、FM Co-Co-Lo「Adult Oriented Radio」プレゼント用でしょうか..
Paula Abdul「Greatest Hits」(2000:Virgin)
なんとなく買ってしまいました。 Dan Fogelberg「36 All-Time Favorites」(1998:Sony Special Products)
3枚組ベストです。

そうしてCD漁りはひと段落。流石にお腹も空いてきたのでチャイナタウンでワンタンメンを食し、いつものパシフィック・ハイツ・エリアでモーテルを捜し、チェック・イン。早速、この買い込んできたCDを整理し、やがて睡魔の訪れと共に身体はベッドへ....。うとうとすること2時間余。あらあらもう9時ですか! これでは、フィッシャーマンズ・ワーフのお店も閉まってしまう!と、急いでお出かけ。今回もピア43脇のメイン・エリアにある店でクラムチャウダーを食べる、が、目的ですが、今回はTarantino'sに飛び込みで入りました。程良く混んでいましたが、窓際の端が丁度空いていて、そこで、マリーナを眺めながら一人淋しく?食事。クラムチャウダーは美味しかったのでカップ(ボウルだと大、カップだと小)にしたことを後悔するも、結局、パスタはしっかり残してしまったり、全体的にはプラス・マイナス・ゼロ、ってな感じでしょうか。ホント、このエリアで、クラムチャウダー以外に感動したこと、一度もないですね(だったら行かなければ好いのに....いや、でも、クラムチャウダー命、なのです、私)。
 その後、フィッシャーマンズ・ワーフの辺りを散歩し、軽くお土産も購入。特に意味もなく買ったジャンパーが後で役に立つとは....。

「今日のラーメン」file no.012 [Bow Hon Restraurant 賓漢海鮮館]
●サン・フランシスコのチャイナタウンは、歌にもなるほど有名ですが、いつも賑わっていて、車を止めるのが大変です。正規の駐車場はバカ高いし(でも、日本と較べたら可愛いものですが)。さて、前に入ったHon's Wun-Tun Houseは、スープも麺もワンタンも美味しかったのですが、この店はダメでした。午後4時くらいのアイドル・タイムだったので、お客さんがほとんどいないのは気にならなかったのですが、味そのものが今イチ。場所は、850 Grant Avenue。値段的には可もなく不可も無くでしたが、お店の雰囲気も特に好いわけではないし(っていうか、今イチ、やる気が伝わってきません)、ここは避けたほうが無難でしょう。