<10月19日(火)>
「今日の出来事」
●早朝に目覚ましを掛けて、午前6時半には空港にチェック・インを!という予定だったのですが、結局いつもの時差ボケで頭も身体も午前2時頃からCDをランダムに聴きながら感じたことをありのままに書いていると時間も限りなくチェック・アウト・タイムに近づき、ある意味非常に有意義な過ごし方ではありました。が、しかし、どうも外の様子が今イチ....。降ってきましたね、結構。夕べはまだ小雨だったのに..。で、私が空港に向かう頃はかなりの大雨。そして、この雨=分厚い雨雲が浮いている=飛行機がその中を通過する時、結構揺れるのでは....気圧の関係で....が大当たり! 久々に無茶揺れの飛行機に当たってしまいました。もう200〜300回は飛行機に乗っている中田ですが、いや〜、今回のは非常に嫌でした。で、ミネアポリス経由でナッシュヴィルに到着。時間はもう午後6時に近く、そこからレンタカーでモーテルにチェック・イン。昨年の秋に泊まったRed Roof Innを今回も選択。冷蔵庫こそ無いですが、全然問題の無い清潔な部屋が$39.95+taxは非常に嬉しいです。しかも空港まで車で5分弱。オマケにガソリン・スタンドもマクド、ウエンディーズも直ぐ目の先。これはポイント高いです。そして、ジェイニー・クルーワー&ブルース・ガイチ宅に電話をしてそちらでディナーをご馳走になることに。シェフ:ブルーチが長時間肉を煮込んでくれたそうで、それとポテト、サラダ、そして美味な赤ワインという贅沢なフル・コース。娘さんのサマンサも相変わらず活発で、こっちも元気になっちゃいます。ジェイニーにはアルバム「Perfume」に関するインタヴューを行い、アルバムに対する思いやいろいろなエピソードを聞くことが出来ました。これはしっかりとライナーに反映されますのでぜひともお楽しみに。内容は、もう、素晴らしいの一語ですから! と、それはともかく、ガイチ夫妻から仕入れたいろいろなアーティストのエピソード、これが最高に面白かったです。もう、これだけで、アドリブ誌「AOR通信」のコラムが完全に埋まるほど。で、ここで、1つだけ披露しておきましょう。
マイケル・オマーティアンのスティーリー・ダン・レコーディングに関する秘話:どの曲だったか忘れたけれど、ピアノのパートを、左手の部分と右手の部分、別々にレコーディングさせられた、とのこと。マイケル曰く、何のメリットがあるのか全然理解できないけれど、仕方ないから言われたままにプレイした、そうです。別々にやらないと上手く弾けない、とか、そういうパートでも何でもなかったのに(ブルース・ガイチ談)。
他にもTOTO、エイミー・グラント、フェイス・ヒル&ティム・マッグロウ、キース・トーマス....いろいろありました。いつか、どこかで披露できたら、と思います。

<10月20日(水)>
「今日の出来事」
●ナッシュヴィルはあと1泊滞在できるので今日は1日レコード店巡り。本当はマイケル&ストーミー・オマーティアン宅にお邪魔したり、久々にランディ・グッドラム宅を訪問したりと、有意義な過ごし方も選択できましたが、とりあえず今回はCD漁りに専念することを選択。午前中からビシッと攻めてみました。
 まず最初に足を運んだのはダウンタウンから程近い定番店、Great Escape:Nashville店。考えてみたら1990年代前半、初めてナッシュヴィルに来た時、この店の存在を知ったからこそその後もリピートしたくなったと言えるほど重要なお店。今なお、大きな店の面積の半分以上を占めているのがアナログ盤たち。売り上げ比からしたら今や圧倒的にCDの時代なのに(実際お客さんのほとんどはCDしか見ていませんから)、それでもいつ行ってもアナログ売り場が小さくなっていないのは嬉しいの一語。今回もインペリアルズの「One More Song For You」が$2.99だったので日本に連れて行くことにしました。
 では、このお店で購入したCDを紹介しておきましょう。

Patti LaBelle「Timeless Journey」(2004:Def Soul)
ベイビーフェイスからサンタナまでいろいろな人が関わっています。
Jennifer Holliday「Feel My Soul」(1983:Geffen)
モーリス・ホワイトが全編プロデュースを手掛け、デヴィッド・フォスターも曲作りやプレイで活躍した好盤。CDは持っていなかったのでちょっと嬉しいです。他にもジョン・リンド、ラリー・ダン、ビル・マイヤーズ、デヴィッド・ラズリー、ジノさま&ロス・ヴァネリ、ジェリー・ヘイ、ジェレミー・ラボック、カルロス・リオス、ロビー・ブキャナン....がプレイ、アレンジ、曲作りで関わっています。80年代前半のアースそのもの、という曲からゴスペルまでいろいろです。
Shannon「The Collection」(1994:Castle Communications)
ディスコ通には堪らない名曲<Let The Music Play>(1984年)で始まるベスト盤。
Bill Withers「Still Bill」(1972:Columbia)
少しずつ時間を掛けて、コレクションしています。これは<Use Me>と<Lean On Me>という初期の名曲を収録した重要作品。リイシュー盤なのでボーナスが2曲付いていました。
Kool And The Gang「The Best Of Kool And The Gang 1969-1976」(1993:Polygram)
持っていたかもしれませんが、改めて。<Summer Madness>とか、いつラジオで使いたくなるか解らないですからね。
Stephanie Mills「Born For This !」(2004:JM)
新譜のようです。頑張ってますね。コンテンポラリー・ゴスペルとBCMの中間、といった内容でした。ビー・ビー・ワイナンズの作品も取り上げていますし。
Stephanie Mills「The Power Of Love:A Ballads Collection」(2000:MCA)
1975年から1992年まで、時代とレーベルを越えて組まれた12曲入りコンピ。スウィートです。ひと昔前なら女性を口説くのに最適のアルバム、だったかもしれないな....なんてことを思いました。飛ばし聴きしながら。
Gary Taylor「Electric Bohemian」(2004:Morning Crew Music)
Mr.クワイエット・ストームとでも呼びたいシンガー、プロデューサー:ゲイリー・テイラーの最新作。同系のスター:ウィル・ダウニングとの共演が聴けるトラックもあります。が、しかし、通して聴くには、まったりし過ぎ、という気が無きにしも、です。基本的には好きな人ですが..。
Colin Blunstone Rod Argent「The Zombies As Fas As I Can See...」(2004:Colin Bulnstone & Rod Argent)
ゾンビーズの中核だった2人の久々の共演盤、のようです。2〜3年前に偶然同じステージに立ったのがこれに繋がったとか。
Naked Eyes「The Best Of Naked Eyes」(1991:EMI)
なんか、久しぶりに聴きたくなって買ってしまいました。後にクライミー・フィッシャーを形成するロブ・フィッシャーはこのグループの出身。今では帰らぬ人となってしまったようですが....。バカラックの<Always Something There To Remind Me>をポップに演じているのが今でも印象に残っています。
Utopia「Anthology(1974-1985)」(1989:Rhino)
トッド・ラングレンのプロジェクト:ユートピア。実はオリジナル・アルバムを1〜2枚しか持っていないので勉強し直そうかと思っていたのですが、なかなか中古盤でも出てきません。なので、とりあえずこのベストから行ってみようか、と。ああ、オリジナルの<Love Is The Answer>ってこんな感じだったんですね..。イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーやビル・キャントスのヴァージョンのほうが全然好み....いや、そういうことではないんです! これこそがユートピアのサウンドなのですから。それから、NYのキーボーディスト&プロデューサー:ラルフ・シャケットはこのグループの出身だったのですね。再勉強。
Cherie「Cherie」(2004:Lava)
可愛らしいギャル、ですが、レーベルからも想像できるようにウンベルト・ガティカが制作に絡んでいます。あとは、レット・ローレンス、クリフ・マグネス、さらに、懐かしい所でコリー・ハートなんかもプロデュースに絡んでいます。音は1曲目のイントロからフォリナーの<Urgent>をサンプリング?拝借?したもので、その曲は完全に今時のポップ・ロックだったりしますが、以後は結構アダルトなバラードも少なくなかったり....全体的にはかなり80'sを意識した感じが伝わってきて、そこは結構好感持てたりしちゃいました。レット制作の曲でクイーンのロジャー・テイラーがドラムスを叩いているのが、へ〜!!でした。
Carly Simon「Reflections:Carly Simon's Greatest Hits」(2004:BMG)
彼女のベスト盤、幾つもあるんですが、でも出ると買いたくなってしまうんですよね....。
Utada「Exodus」(2004:Island Def Jam)
勇気を出して買ってしまいました(笑)。安かったので($6.99)。で、早速聴きました。想像していたR&B寄りの音ではなかったのが意外でしたが(結構、エレクトロニクスしてました。ビヨークほどではないですが、好い意味で外れている....と言うか、アルバムをちゃんと聴くの初めてだから実は何も解ってない、というのが正しい所ですが、普段はどうなのでしょうか....R&Bでは本場にかなうわけない、と路線を修正したのかもしれませんね)、まあ、でも、とにかく曲が詰まらない! アメリカの若い女性がこの音楽をどう捉えるかは全く解りませんが、日本の43歳男性にはその魅力が全然伝わりませんでした。私が歳なのでしょうかね....。ただ、歌唱そのものは決して悪くないと思います、フォローするわけでもないですが....。
William Joseph「Within」(2004:Elektra)
デヴィッド・フォスターが全面プロデュースを手掛けたイケメン君のデビュー作、という風に紹介したいのですが、これが、ピアニストなんです、シンガーではなく。しかも、ジャズでもクラシックでもない、新しいイージー・リスニング。フォスターの「Symphony Sessions」よりも全然曲者で、レッド・ツェッペリンの<Kashimir>まで登場する不思議なアルバムです。ジョシュ・グローバン、マイケル・ブーブレと成功させた大人の音楽シリーズ。その最新作は、またなんとも形容しがたい人でした。
Keiko Matsui「Wildflower」(2003:Narada Jazz)
Kirk Whalum「Into My Soul」(2003:Warner)
Grover Washington,Jr.「Discovery:The First Recordings」(2001:Fantasy)
Spyro Gyro「Rites Of Summer」(1988:MCA)
Molly Johnson「ANother Day」(2002:Narada Jazz)
Fattburger「Time Will Tell」(1989:Intima)
Doug Cameron「Rendezvous」(1996:Higher Octave)
Jeff Bradshaw「Bone Deep」(2003:Hidden Beach)
Steve Oliver「3D」(2004:Koch)
Tom Scott「One Night/One Day」(1986:Soundwings)
Joe Samplie-David T.Walker「Swing Street Cafe」(1981:MCA)
Vanessa Rubin「I'm Glad There Is You:A Tribute To Carmen McRae」(1994:Novus)
Jeff Kashima「Peace Of Mind」(2004:Native Language)
Nicole C.Mullen「Everyday People」(2004:Curb/Warner)
Avalon「The Creed」(2004:Sparrow)
Shirley Caesar「Sailin'」(1984:Word)
Shea Norman「My Heart Depends On You」(2004:Zomba)
Fernando Ortega「Hymns Of Worship」(2003:Word/Curb/Warner)
David Phelps「Revelation」(2004:Word/Curb/Warner)
DeGarmo & Key「History Masters」(2003:Sparrow)
Commissioned「Ordinary Just Won't Do」(1989:Light)
Sheila Walsh「The Best Of Sheila Walsh」(2004:Integrity)
Charlie Peacock「Full Circle-A Celebration Of Songs And Friends」(2004:Sparrow)

 そして早めの昼食へ。夕べ、ブルースが言っていた美味しいチャイニーズ・レストラン:P.F.Chang'sに行ってみたのですが....凄い!大人気!11時半過ぎだというのに200席はあろうかという大箱がほぼ満杯!中田も危うく待ちになるところでした。で、麺食いの中田的にはヌードル・イン・スープが食べたかったのですが無かったので涙を呑んで焼きそば系に。で、これが旨い!ホント、美味しかったです。アメリカは何でもヴォリュームだけで味は大味、という印象が強いですが、ここのは醤油だかオイスター・ソースだかの味付けとガーリックの絡みが絶品。そして麺自体も非常に良質なものでした。しこしこ感と言うかがしっかり感じられましたし、これは馬鹿に出来ません。そうですね、繁盛する理由がわかった気がします。店の作りは非常にモダンで天井が高い典型的なアメリカ風。チャイニーズ・レストランと詠わずにチャイナ・ビストロという響きを前面に出しているのも嗚呼納得、です。また次回も寄りたいお店です。今度は夜にゆっくり行きたいですが、いや〜、予約が大変ですかね。なんたって、中田が食事を終えお店を出ようとした12時15分くらい、すでに20人くらいの人が待っていましたからね。2525 West End Avenue, Nashville (615)329-8901 HPもありました。www.pfchangs.com グルメな人はHPだけでも覗いてみてください。
 その後またまたGreat Escape方面に戻り、そこから車で1分の所にあるCD Warehaouseへ。こちらは相対的に値段が安かったのが嬉しかったです。

Crusaders「The Good And Bad Times」(1986:MCA)
David Sanborn「Voyeur」(1981:Warner)
George Howard「Dancing In The Sun」(1985:MCA/GRP)
Hubert Laws「Romeo & Juliet」(1976:Columbia)
Earl Klugh「The Best Of Earl Klugh」(1991:Capitol)
Spyro Gyra「Morning Dance」(1979:MCA/Amherst)
Denny Jiosa「Inner Voices」(1996:Blue Orchid)
Wayne Watson「Simply」(2004:Provident)
Phillips, Craig & Dean「Let The Worships Arise」(2004:INO)
Sara Groves「The Other Side Of Something」(2004:Sponge)
Ron Kenoly「Solo Para Ti」(2003:Right Hand)
Greg Long「Born Again」(2004:Christian)
Christine Dente「Becoming」(2003:Rocketown)
Gary Chapman「Simply」(2004:Provident)
New Song「More Life」(2003:Reunion)
Rachael Lampa「Rachael Lampa」(2004:Word/Curb/Warner)

 その後もレコード店を求めて流離う私。イエローペイジで気になったレコード店に到達するべくLabanon Pikeを走っていると右側のショッピング・モールの中にまたまたCD Warehouseの看板を発見。引き寄せられるかのようにハンドルを右に切り大きな駐車場へ。流石に規模はナッシュヴィル:Vanderblitの店ほどではなかったので大きな収穫はありませんでしたが、それでも微笑み顔で4枚を購入しました。

The Staff「The Staff」(2000:Pioneer)
Tommy Coomes Band「My Savior's Love」(2004:Billy Graham Evangelistic Assciation)
Fred Hammond「Somethin' 'Bout Love」(2004:Zomba)
Out Of Eden「Love, Peace & Happiness」(2004:Gotee)

 その後、目的のレコード店に到達するも、中古の数は極めて少なく、何も買わずで退散。こうなると次はその分を挽回したくなるもので、Great EscapeのMadison店へとGo ! 車で20分くらいだったでしょうか? Old Hickoryを西に向けて走るとほとんどその道沿いなので非常に解りやすいです。で、ここでは10枚強を購入。大半がジャズ/フュージョン系とその周辺です。

Sam Levine「Something To Believe」(1993:Brentwood Jazz)
Hubert Laws「Storm Then The Calm」(1994:Music Masters)
Brian Bromberg「Basses Loaded」(1988:Intima)
Bobbi Humphrey「City Beat」(1988:Malaco)
George Howard「Midnight Mood」(1998:GRP)
Kirk Whalum「And You Know That !」(1988:Columbia)
Ben Tankard & Tribe Of Benjamin「Git Yo Praize On !」(1997:Verity)
Ben Tankard「Instrumentally Yours」(1996:Tribute)
Ben Tankard「Christmas Love」(2000:Verity)
Ben Tankard「Keynote Speaker」(1990:Tribute)
Peter Mayer「Stars & Promises-Alive」(2002:Little Flock Music)
これは、あのマニア受けの良かったグループ:FMの中核だった方ですよね。今回もその同僚ジム・メイヤー&ロジャー・グース他が参加。あと、マック・マキャナリーも作曲、ギター、ヴォーカルで参加しています。内容はナッシュヴィルの大学でライヴ・レコーディングされたクリスマス・アルバムで、トラッドの香りもしたりします。

 そしてその勢いをキープしつつナッシュヴィル最大の中古店、Phonoluxeへ。ここは品揃えは中々、特にCCMの在庫量は間違いなくナッシュヴィル随一なのですが、他店のように$9.99とせず$10と、切り上げ価格になっているので、なんか高く感じてしまいます...。ここではポップ、ジャズ、CCMをバランス好く購入。これがナッシュヴィルでの打ち止めとなりました。

Jeff Golub「Unspoken Words」(1988:Gaia)
Kevin Eubanks「Sundance」(1984:GRP)
George Howard「Love Will Follow」(1986:TBA)
George Howard「Steppin' Out」(1984:TBA)
George Howard「Reflections」(1988:MCA)
George Howard「A Nice Place To Be」(1986:MCA)
Kirk Whalum「The Promise」(1989:Columbia)
Gerald Beasley「Signs」(1994:Heads Up)
Shakatak「Drivin' Hard」(1981:Polydor)
そう言えば、<Nightbirds>の前のシャカタクをちゃんと聴いたこと無かったな、この機会に、と思って買ったのですが、なんかテクノっぽい部分もあったり、まだ洗練される一歩手前、という感じでした。特にお薦めは致しません。
Henry Johnson「Missing You」(1994:Heads Up)
Chris Botti「First Watch」(1995:Verve)
Bobby Caldwell<Don't Lead Me On>(1990:Sin-Drome)
For Adult Radio Advance promotional samplerと書かれたジャケット無しの2曲入り。トラック2は<Stuck On You>でした。
Todd Rundgren「The Very Best Of Todd Rundgren」(1997:Rhino)
1970年から89年までの代表的ナンバーが年代順に登場するベスト盤。ここにもユートピアの<Love Is The Answer>入ってました。
Michael Amante「Tell Her I Love Her」(2003:BMG)
フィル・ラモーンが全編プロデュースを手掛けたクラシカル・シンガー。ひょっとしたら、前にも買っているかも....。ロイ・オービソンの<Crying>からダイアン・ウォーレン作の<Back On My Feet>いろいろ演っていて、しかも、<Mala Femmena>という曲には作者(Toto)とだけ書かれていてビビりましたが、聴いたら全然そういう曲では無かったです。
Michael Buble「Totally Buble」(2001:Extraordinary)
フォスターのバック・アップで全米デビューを飾る前の作品のようです。
Keri Noble「Fearless」(2004:Manhattan)
エグゼクティヴ・プロデューサーがアリフ・マーディン。レーベルがキャピトル系。ちょっと違ったノラ・ジョーンズを発掘したかったのでしょうか? よりストーリーテラー的なSSWという印象を受けました。プロデュースはギタリストとしてリーダー作を出しているジェフ・アランデルでした。
Denise DeCaro「Love Always」(????:Big Bang)
今回一番吃驚したのがこれです。いやあ、出ていたんですか、彼女のアルバム。もう10年以上前に彼女の家に呼ばれて、なんとか日本のレコード会社に売り込んでくれ!と故ニック・デカロさんの実兄フランク・デカロ(デニースはこの人の奥さん。ですので故ニックさんの義理姉になります)から執拗に売り込まれ、いい加減最後のほうは疲れてしまったあの日が非常に懐かしいです。このアルバムは何年に出たのか書いていませんが、結構、自主っぽいので、詳細はプロデュースを手掛けたトム・サヴィアーノさんに訊いてみたいと思います、後日。
John Farnham「Greatest Hits」(1997:BMG)
LRBにも在籍したことがあるオーストラリアを代表するヴォーカリスト。1曲目はデヴィ・フォスもカヴァーした<You're The Voice>。この人のヴァージョンがいわゆる本家で、オーストラリアではかなりのヒットになったようです(作者の1人はクリス・トンプソンで、彼のヴァージョンも存在はしますが....)。エニウェイ、AORというよりはポップ・ロックですが、でも、結構好いです。私は好きです。17曲収録。
Kenny Rogers「Eyes That See In The Dark」(1983:RCA)
ビージーズとの共演が新鮮だった1983年盤です。とにかく、RCA時代のケニー・ロジャース、ホント、入手困難になっていますから、こういうのキッチリ押さえておかないと。
Kenny Rogers「Greatest Hits」(1988:RCA)
ということで、そのケニ−さんのRCA時代のベスト。ジェイさんのプロデュース、フォスターさんのプロデュース、それぞれ1曲ずつ選ばれています。
Stormie Omartian「The Prayer That Changes Everything」(2004:Integrity)
薄い紙ジャケに入ったプロモ盤だったのでわずか$2で買えました。もちろん中身は全曲入っています。
Rachel Farris「Soak」(2003:Big3)
久々に見つけたDino & John Elefante全面プロデュースものです。
Rebecca St.James「Live Worship:Blessed By Your Name」(2004:ForeFront)
Bob Carlisle「Simply」(2004:Provident)
これも8曲入りの簡易なベストです。
FFH「Still The Cross」(2004:Essential)
ポイント・オブ・グレイスを大成功させたスコット・ウィリアムソンがデビュー作から力を注いでいるイキイキ・ポップ・グループ。
4 Him「Simply」(2004:Provident)
またまた8曲入りベスト盤シリーズの1枚です。
The Katinas「Family Christmas」(2004:Gotee)
Wayne Watson「Signatures」(2004:Spring Hill)
Signature、すなわち、名刺代わりとも言うべき代表曲を厳選し、それをアコースティック風に再レコーディングした企画盤です。
Charity「Tears Will End」(2004:Curb)
これはCurb単独ものだったのでCCMではなくポップかな、とも思ったのですが、マイケル・W・スミス、DCトークでお馴染み、マーク・ハイマーマンが全面プロデュースなので、やっぱりCCMでしょう。

 そしてモーテルに戻りCDの整理をしているうちに睡魔が訪れベッドで2時間くらいうとうとと。こうなるとゆっくり食事に行くのはハードなので目の前にあるウエンディーズでハンバーガーとチキンをテイク・アウトし、ガソリンスタンド内のコンビニ系でビールを買い部屋で済ませました。もちろんBGMは買ってきたばかりのCDからいろいろと選びながら。その後、またまたうとうとしてしまい、気が付いたら12時半くらいに。そこからLAの友人に電話をしたりして以後はCDの打ち込み(この日記用です)をマイ・ペースでやっていたら、なんと、4時過ぎまで平気で掛かってしまい、結局、ちゃんとは寝ずに明日の移動へと突入です。ま、飛行機の中で眠れるんじゃないですかね、逆に。