<5月16日(月)> |
「今日の出来事」 ●そして、2日目がスタート、するわけですが、今回はとにかく時差ボケの嵐、嵐。夜中から眠れなくて結構困っちゃいました。CD聴くしかないですね....。で、そうこうしているうちに朝を迎え、たまにはシャレてカフェで朝食、でもどうですか? と鐘ちゃん。野郎2人で、シャレて、もないですが、悪くないですね、と、フィッシャーマンズ・ワーフの辺りを車で徘徊し、あ、では、あそこに、と。ヨーロッパ風のプチ・ホテルみたいな出で立ちのお店で、外から行ける2Fのテラスで風を浴びながらコンチネンタル・ブレックファーストを。パンが美味しかったし、朝のコーヒー&OJ(オレンジ・ジュースをこう呼びます。通じますよ、マジで)はとても好い感じ。日本では、私、朝から白飯、味噌汁、ですから。が、しかし、高え〜〜〜! 2人で約30ドル。¥3,000以上じゃないっすか。赤坂のホテルのブレックファーストじゃないんだから、勘弁して下さいな。ま、今回の旅、最初で最後となることは、間違いないです。でも、SFはホテルも何も全体的に高めです。って言うか、LAがリーズナブルなのかもしれませんが....。 では、本日も行動開始! 昨日はバークレーに行ったので、今日は、ダウンタウン、そして、ヘイトへ。 まずはダウンタウン地区へ。路面電車の終点(パウエル・ストリート&マーケット・ストリート)に程近いビルを1Fから4Fまで縦長に占拠しているのがRasuputinです。バークレーのお店もでかいですが、こちらも総面積はなかなかのもの。面白いのは2Fまでは階段で行けて、その上はエレヴェーターになるのですが、中にエレヴェーター・ボーイが居るんです。しかも、イスに腰掛けていっつも本を読んでる。さらに、足下にはラジカセが。あれ、辛いです。あんな狭いところに何時間も居るわけで....。盗難防止、とかの意味なんでしょうが、いやあ、私には絶対出来ません、閉所は苦手なので。で、早速、中古CDフロアを2時間近く探険。ここでも、かなりの枚数を買い込みました。
Rasputin's
Various『Artist's Choice - Joni Mitchell』(2005 Hear Music)
Hear Musicが発信する独自のコンピ盤「Artists's Choice」シリーズのジョミ・ミッチェル編です。「Artist's Choice」、つまり、アーティスト自身が影響されたり、好きなナンバーを選び、それをコンピ盤にしてしまうという、嘘のようなホントのシリーズです。なぜ嘘のようか、というと、どのCDもレーベルの枠を超えまくっているので、日本だと許諾を得るの、相当難しいと思うからです。で、収録曲ですが、1曲目が環境音楽風ピアノ・インストで、2曲目がデューク・エリントンのオーケストラ、続いてビリー・ホリディ、マイルス・デイヴィス、さらに、チャック・ベリーあり、スティーリー・ダンあり(曲は....内緒です<笑>)、ディープ・フォレストあり、レイ・チャールズあり、マーヴィン・ゲイあり、ボブ・ディランあり。で、最後が1990年代後半のポップもの、ニュー・ラディカルズ(グレッグ・アレキサンダーですね、要は)の<You Get What You Give>(完璧トッド風です!)という全18曲を収録しています。このシリーズは他にも、ストーンズ、シェリル・クロウ、レイ・チャールズ、ノラ・ジョーンズ、ウィリー・ネルソン、ヨー・ヨーマ、等があります。そのうち、デヴィ・フォスとかのもやって欲しいです。ぜひ!
L.T.D.『Love The World』(1976 A&M)
ジェフリー・オズボーンのいたソウル・グループの1976年もの。名曲<Love Ballad>を収録しています。これからもこの手のグループのベスト盤ではなく、オリジナル・アルバムはゆっくりと時間をかけて収集していきたいです。
Billy Griffin『The Very Best』(1996 Motorcity)
スモーキー・ロビンソンの後を受けてミラクルズに参加したヴォーカリストが1989年から在籍した英:Motorcityでのベスト盤。レーベル・オーナーでプロデュースも手掛けるのはイアン・レヴィン。テイク・ザット、パサデナス、ポール・ヤング、EAST17他、数々のUKアクツをヒットさせた売れっ子です。で、まさにそれら系と言うか、ダンス・ポップ色が強く、いわゆる、ミラクルズ時代の彼と較べるのは難しい感じも。ミラクルズ在籍時のNo.1ヒット<Love Machine>もリメイクしていますが、軽くて苦笑い。ま、これが、イアンのサウンドなんですがね。
Dionne Warwick『Greatest Hits - Live In Concert』(2003 Twin Pack Music)
NYのインディからこんなアルバムが出てました。1960年代のバカラック・ナンバーが多いので、昔の録音かと思いきや、<That's What Friends Are For>や<Heartbreaker>も演っているので80年代中盤以降であることは間違いないでしょう。紙ペラ1枚のジャケット、クレジット一切無し、と、淋しい作品ですが、<That's What 〜>で出てくるハーモニカはかなりスティーヴィーに近くてニッコリ。そこに絡む男性ヴォーカルも無茶苦茶ソウルフルでこれまたグッドです。ジェイ・グレイドン関連のアルバムからは全く演っていません、ご参考までに。
The Escorts『The Greatest Hits』(2005 Empire)
1970年代に活躍したメロウ・ソウルの定番グループ、のベスト盤。ジョージ・カーがプロデュース&作曲を手掛け成功したのはソウル好きならば誰もがご存じの筈。全19曲+インタヴュー(アカペラ付きの変なテイク)のフル・ヴォリューム。<By The Time I Get To Phoenix><Ooh Baby Bay><La La Means I Love You><I Only Have Eyes For You>等、著名曲のカヴァーもバランス好く収録。ソウル・バーを思い出さずにはいられないイキフンです。
Prince『Purple Rain』(1984 Warner)
盤が紫色の国内盤LPしか持っていなかったので....。
Dennis DeYoung & The Music Of Styx『Live With Symphony Orchestra』(2004 Grand Illusion Music)
タイトルのまんま、の2枚組です。デニス・デヤングがかつて在籍したスティクスの曲を中心に演じた実況盤で、バックにはシカゴの交響楽団が! 1曲目から<Grand Illusion>、そして<Lady>へと続き掴みはOK! 以後も、<Ave Maria>のような曲を挟みつつ、基本はスティクス〜デニス・ソロ・チューン。シンフォニーが入っているとは言え、基本的には、オリジナルのアレンジを尊重しているので、<Mr.Roboto>も全く違和感なく楽しめます。声の伸びは相変わらず。音程は以前よりも正確かも....。この人、素晴らしい声とイモーションを持っているのに、音程が甘いのだけは前から非常に気になっていたので。ライヴでこれだけ歌えてればバッチリです(って、修正したかな、TD時に....)。何れにしましても、2枚組で$7.95は超お得でした!
Liza Minnelli『Gently』(1996 Angel)
ブルックス・アーサー:プロデュース。ジョニー・マティス、ドナ・サマーとのデュエットを含む、スタンダード中心のヴォーカル・アルバムです。コーラスで、ブレンダ・ラッセル、メリサ・マンチェスター、ブルース・ロバーツ他が参加。ロビー・ブキャナンがアレンジし、ランドウ(控え目のソロあり)、JR、スチューベンハウス、キャストロが揃った曲が1曲、マーヴィン・ハムリッシュがアレンジし、ウィル・リー、ジョン・トロペイが参加した曲が1曲、ハービー・ハンコックがアレンジ&ピアノという曲が1曲。その他には、ジョン・ゲラン、ロジャー・ケラウェイ、グラント・ガイスマン、ランディ・ブレッカーといった名前が見つけられます。でもあくまでも、スタンダード中心ですので。
The Young Rascals『Groovin'』(1969 Atlantic)
このCDは持っていなかったので。タイトル曲はAORのルーツのルーツ、的な意味合いを持っていると考える中田ですが、アルバム全体的にはソフト・ロック系の音が満載。いくら、フェリックス・キャヴァリエールが居るからと言っても無理にAOR的な断片を見つけだそうとするのには無理がありました。ま、時代が時代ですからね。
El Chicano『The Best Of El Chicano』(2004 Geffen)
後にTierraを結成するSteve & Rudy Salasが在籍したイーストLAのラテン系ポップバンド。トップ40ヒットを2曲持っていますが、うち1曲はデヴィッド・バトー作詞・作曲の<Tell Her She's Lonely>。中田はこの繋がりからこのグループをチェックした次第です、だいぶ後になってから。
Kerri Sherwood『As Sure As The Sun』(2002 Sisu Music)
プロデュースが全編クリフ・ダウンズで、しかも、1曲クリフがデュエットまで演っている、ということで即購入した1枚。ナッシュヴィル・ベースと思われる女性シンガーで、音楽性はいわゆる良質なAC系。基本的には自作・自演派で、本人はピアノをプレイします。ベス・ニールセン・チャップマン....? いや、それよりは明るめです、雰囲気。でも、レイドバックした曲も多く、通して聴くにはちょっとまったりし過ぎかも....、もったいない。バックにはトム・ヘンビーも参加しています。
The Police『Zenyatta Mondatta』(1980 A&M)
ディジパックの未開封が$5.95で登場! もちろん買い!です。
Burton Cummings『My Own Way To Rock』(1979 Epic)
ゲス・フーですね、元。アナログは持っていますが、ちゃんと聴いたことはなかったので(笑)、今回が初試聴。リチャード・ペリーがプロデュースしていたので以前買ったのだと思いますが、特にここからはヒット生まれていません。顔もそうですが、音楽性&ヴォーカル・スタイルもドゥービーのトム・ジョンストンに結構近いんですね。さらによりアーシーで、正直、音的には苦手ですが大半の曲がジェフ・ポーカロですし、収集しておく価値は十二分にありますね。他は、レイ・パーカーJr.がリズム・ギターで数曲、ボビー・キングがコーラスで1曲…。それほど美味しくはない....かな。
Bruce Hornsby & The Range『The Way It Is』(1986 RCA)
これもアナログしか持っていなかったので。タイトル曲は、いまだによくスムース・ジャズ・ステーションWAVE:94.7FMから流れてきます。スムース・ジャズですか....ね?
The Rippingtons『Moonlighting』(1986 GRP)
またまたこれもアナログしか持っていなかったので。リッピントンズもこれでほとんど揃ったのではないでしょうか? 集めるのみ、です、スムース・ジャズ!
The Crusaders『Southern Comfort』(1974 MCA)
Rick Braun『Beat Street』(1995 Mesa/Bluemoon)
1995年の4作目(スムース・ジャズで)。1stなんかと較べると、サウンドは完全にそれっぽくなっていて、ゲスト参加したボニー・ジェイムス、ピーター・ホワイトとの絡みもバッチリ、という感じです。ミュートしたホーン(ペット&フリューゲル)がとにかくクールで都会的。とにかく格好良いです。全て自らの作曲or共作。カヴァーに頼らない確固たる姿勢が十分に伝わってきます。
Chuck Loeb『The Muisc Inside』(1996 Shanachie)
Shanachie移籍第1弾、通算ではベストを除くと7作目になると思われる作品です。トニ・ブラクストンの<Breathe Again>をカヴァーしている意外は全てオリジナル曲。例によって、テクの見せつけではなく、クールにアンサンブルする、メロディ重視の内容になっています。とは言え、マイケル・ブレッカーのEWIを始め、ウィル・リー、ミッチェル・フォアマン、アンディ・スニッツァー、ジム・ビアード、ボブ・ミンツァー、ネルソン・ランジェル、エディ・ダニエルズ等、豪華なゲスト陣のプレイも無視は出来ませんね。
その後、いったん部屋に戻り、今度はヘイト地区のAmoebaへ。ここもとにかくデカい! 全ジャンルくまなく見ていたら時間が幾らあっても足りません。で、例によってジャズからスタート。しましたところ、結構捜しているものがあって嬉しかったです。なんて調子に乗っているうちに枚数は約40枚に....これでおそらく、サン・フランシスコだけで軽く100枚を突破したことでしょう。好いやら怖ろしいやら....では早速、収穫のご報告をば。
Amoeba Music
George Benson『In Your Eyes』(1983 Warner)
ダン・ヒルとマイケル・マッサーの共作によるタイトル曲、それから<Feel Like Making Love>のモダンなカヴァー....。アリフ・マーディンがプロデュースし、ロビー・ブキャナンがアレンジやキーボードで好サポートするなかなかの名盤。ようやくCDで買えました。
George Benson『Twice The Love』(1988 Warner)
ジェイ・グレイドンがプロデュースした<Starting All Over>を収録した、こちらも捨てがたい1枚。こちらは以前からCDで持っていましたが、そんなに高くなかったので買い増し、しました。
Walter Beasley『For Your Pleasure』(1998 Shanachie)
スームース・ジャズ系の旧譜を確実にコレクションすることが最近の中田の日課ですが、今回もこのアルバムが$5.99で出てきたのは嬉しい限り。これで、ウォルター・ビーズリーのアルバムは全部揃ったのではないでしょうか....。ビッシュの<It Might Be You>、そして、ジャム&ルイス作の名曲<Everything I Miss At Home>をカヴァー。2曲とも、メロウなソプラノ・サックスでセクシーに演じています。
Randy Bernsen『Paradise Citizens』(1988 MCA)
フュージョン・ギタリストです。なんと驚くことに日本盤でした。で、持ってはいたのですが$3.99だったので購入しました。ジャコの<Continuum>を演っていて、そのジャコ様も他の曲に参加しているので(でも、実際は、参加、ではなく、1980年頃に録ったプレイを編集して繋いだものだとか)、ライナーはアドリブ松下編集長が担当。他にもウェイン・ショーター、ハーヴィー・メイスン、マーカス・ミラー、スティーヴ・ガッドを始め、スッゴイ人たちが多数参加していますが、でも、スリル系ではなくメロディアス系ライト・フュージョンです。エリス・ホールのヴォーカルものもありますが、ホント、この人、歌上手いです、いつ聴いても。
Randy Bernsen『Mo' Wasabi』(1986 Zebra)
これはなんと$1.99で出て来ちゃいました。超ラッキーです。これも凄い面子が揃っていて、ガッド、マーカス、ジャコ、ブレッカー、ショーター、ハンコック....いろいろと登場します。上記の3作目よりは音楽的ですが、それでも、テクの追求、といったアルバムではないですね。タイトル曲はコーラスが付いた半歌もので、"Mo 'Wasabi !"とか"Sushi...."とか耳に飛び込んできます。なんだかついつい微笑んでしまいました。
Alexandra Caselli『Out The Aquarium』(2003 Moonjumpers)
ストレート・アヘッドなピアノ・トリオ・アルバムです。が、買ってしまったのは、シーウィンドの名バラード、<Follow Your Road>をカヴァーしていたから。で、これがまた、結構、好い出来なんですよ。ベースの絡みとか絶品です。このCDも$1.99。こういうのがあるから止められないんですよね、CD漁業。
Club 1600『Club 1600』(2000 N-Coded)
2〜3年前から大ファンになっているプロデューサー、レックス・ライドアウトのプロジェクトです。メイサ・リーク、ウィル・ダウニング、ロイ・エイヤーズ、キエリ・ミヌッチ、デヴィッド・マン他、スムース・ジャズ界の人気アーティストが多数参加した、限りなくブラコン・チックなスムース・ジャズです。
Paulinho DaCosta『Agora』(1977 Pablo)
言わずと知れた人気パーカッショニストが1976年8月にレコーディングしたリーダー作。リー・リトナー、グレッグ・フィリンゲインズ、ラリー・ウィリアムス他が参加したクロスオーヴァーな作品です。ポリーニョは控え目なヴォーカルも披露しています。ウンベルト・ガティカがエンジニアを担当していますが、これも、彼にとっては初期の仕事になりますね。あとは、エリック・ブリング2曲を作・共作している点もポイントでしょうか。河合奈保子さんやフィニス・ヘンダーソンのアルバムで好い仕事してましたからね。
Mehmet Ergin『Beyond The Seven Hills』(1997 GRP)
勉強不足でした。作家だかプレイヤーだかでクレジットを目にしている人なのですが、リーダー作があり、しかもそれがGRPから、というのはうっかりしていました。本職はアコギです。たが、王道のライト・フュージョンではなく、若干、ワールド寄りです。ヴァイオリンとかいっぱい入っていますし。何はともあれ、$1.95はとてもラッキーでした。
Kevin Eubanks『Face To Face』(1986 GRP)
こちらもGRPのギタリストです。この人はアルバムや時代によってプレイが変わりますが、これはフュージョンですね。グルーシン&ローゼンがプロデュースしていますし。面子は結構変則で、マーカス or ロン・カーターに、グルーシン、ラルフ・マクドナルド、2曲だけドラムス:バディ・ウィリアムス、といった感じです。<That's What Friends Are For>のカヴァーを黄昏チックに演っています。あと、スティーヴィー・ワンダーがディオンヌ・ワーウィックに提供した<Moments Aren't Moments>のカヴァーは無茶苦茶ファンキーですね。かと思えば、それに続くのはジョビンの<Wave>で、ここではしっとりメロウに。でも、ピッキングのアタックはしっかり強め、というのが彼らしかったです。
The Go Jazz All-Stars『The Go Jazz All-Stars』(1997 Go Jazz)
1991年4月20日に東京で収録されたGo Jazzオールスターズのライヴ盤です。ポリスターさんがNAC=New Adult Contemporaryを打ち出していた時期ですね....懐かしい....好い時代でした....。ベン・シドラン、ジョージー・フェイム、ボブ・マラック、リッキー・ピーターソンが参加。あ、我が家にも日本がありました....。
Al Jarreau<So Good>(1988 Reprise)
ジェイ・グレイドンもプロデュースに参加した『Heart's Horizon』からのシングル。Extended Mixが入っていたり、計4トラック収録。たったの$1.99でした。
The Henry Johnson Quartet『An Evening At Sea』(2000 Chiaroscuro)
基本的には4ビートの人ですが、昔Heads Upに在籍し、デバージのカヴァーを演っていたりしたので、なんとなくスムース系の香りも感じてしまう次第。とは言え、ここでは完全にスウィングしちゃってますがね。1999年に豪華客船?で行ったライヴの模様。1曲、私の大好きなヴァネッサ・ルービンが歌っています。
Steve Khan『Headline』(1992 Polydor)
私は特にスティーヴ・カーンのファン、ということはないですが、『Gaucho』でもソロを弾いているし(しかも、私が最も好きな曲<Glamour Profession>!)、大した方だと言うことは間違いのない事実でしょう。このアルバムは4ビートですね、基本的には。選曲は渋目のスタンダードが多いです。お、4曲目はタイコがびしばし来る、と思ったら、やっぱりデニ・チェンでした。ベースも唸るね、と思ったら、アンソニー・ジャクソンでした。そういう聴き方が好きな方ならば楽しめるかもしれません。
Nils Landgren Funk Unit『Funky Abba』(2004 Act)
北欧のトロンボーン奏者&バンド・リーダーによる作品。タイトル通り、アバの曲をファンキーにアレンジしてやってます。2曲くらいはラジオで使えそうです。バックに、マグナム・コルトレーン・プライス、ティル・ブレナー、そして、大好きなギャングウェイのギタリスト:ヘンリック・ジャンソンの名前を見つけてニッコリした中田でした。本家アバのベニーさんも1曲、ピアノで参加してます。
Nils Landgren Funk Unit『5,000 Miles』(1999 Act)
同じくニルス・ラングレンのリーダー作。ここにもマグナム・コルトレーン・プライスが参加。
Chuck Mangione『An Evening Of Magic : Live At The Hollywood Bowl』(1979/1999 Hip-O)
アナログで2枚組だったライヴ盤。CDでも2枚組なの$5.99。美味しすぎます。1978年の7月16日収録で、例によってグラント・ガイスマンが全編のギターを担当。これを聴くだけでも購入の価値は十二分にあります、マジで。1曲目がいきなり<Feels So Good>で、早くもここでノン・ディストーションの速弾き全開!(まあ、スタジオよりは若干荒めですが....)。その他、ブラス・セクションはJeff Tkazyikが仕切りとリード・トランペットを担当、この人がJeff Tyzikであることは改めて言うまでもないでしょう。
The Manhattan Transfer『Mecca For Moderns』(1981 Atlantic)
ジェイ・グレイドン・プロデュースによる定番中の定番。中田家にあるのは一番古い日本盤だったので、若干、音が良さ気かな、と思って買いました。
Tim May『Trio』(2004 Tim May)
スタジオ・ミュージシャンとして渋い活動をしているギタリストの最新ソロ作。4ビートで、全曲オリジナル。エイブ・ラボリエル:ベース、ボブ・ジミッティ:ドラムスとのトリオ編成になっています。あくまでもマニア向け。ま、こういうのもあります、的な1枚。
Duncan Millar『Dream Your Dream』(1998 Instinct)
英国人と思われるスムース・ジャズ系のキーボード奏者。Instinctのコンピ盤でよく目にしていつの間にかファンになった人です。Instinctならではのクールで知的なサウンドはラジオ狙い? ポップ・ジャズ化? を由としないコアなフュージョン・フリークもちゃんと認めるのではないでしょうか? 2001年の『Good To Go』ほどゴージャスな印象は与えませんが、それでもやっぱり好きですね、この質感。バックにはガリアーノのアーニー・マッコーン(g)他が参加。嬉しい$4.99でした。
Alphonse Mouzon『The Best Of Alphonse Mouzon』(1988 MPC)
3月に1枚アルバムを見つけて以来、急激にファンと化したアルフォンソ・ムゾーンのベスト盤。元来は手数王のジャズ・ロック・ドラマーながら、1980年代以降はコンポーザー、プロデューサーとしての面を強調し、キーボードも完璧にこなすマルチ・クリエイター。これはその80年代のアルバム6枚からセレクトしたベスト盤で、音の方は典型的なLAフュージョンになっています。バック・ミュージシャンは、ハービー・ハンコック、マイケル・ブレッカー、スタンリー・クラーク、フレディ・ハバード。ヒューバート&ロニー・ロウズ、レイ・パーカーJr.、リー・リトナー、アーニー・ワッツ、ポール・ジャクソンJr.、リチャード・エリオット、シーウィンド・ホーンズなど、超一流どころばかり。15曲目の<The Lady In Red>(オリジナル曲)では、ハンコック、ブレッカー、リトナー、シーウィンド・ホーンズが一堂に会してます。全く火花は散って居ませんが....
Alan Pasqua『My New Old Friend』(2005 Cryptpgramophone)
古くはアラン・ホールズワースの、そして少し前はリー・リトナーのバックで来日しているキーボード奏者、アラン・パスクァ。あ、そういえば、ダン・ハフのジャイアントに居た時期もありましたね。ということで、ジャズからロックまで何でもこなす才人の最新作はピーター・アースキン、Darek Oles(b)とのトリオによる4ビート・アルバム。スタンダード他のカヴァーとオリジナルが大体半々で収められています。あれあれ、よくよくクレジットを見ると、VideoArtsの海老根社長の名前がエグゼクティヴ・プロデューサーの1人に....。今度聞いてみましょう、近々、ご飯食べましょうよ、という話しをしているので。
Rhythm Logic『Rhythm Logic』(1999 Zebra)
マイケル・ホワイト、ブライアン・シンプソンを中心とするスムース・グルーヴ系ユニットの1st。日本から遅れること1年の1999年にアメリカでもリリースされていました。メイサ・リーク、フィル・ペリー他、ゲスト陣の声も楽しめるご機嫌な1枚。$1.00でゲットは申し訳ない気分です(日本盤とジャケット違いなのもあって即購入)。
Joe Sample & The Soul Committee『Did You Feel That ?』(1994 Warner)
1990年代以降? 80年代後半以降?(+1970年代の名作数枚)はしっかりと押さえていたつもりなのですが、このアルバムは何故だか外していました。ガッド、フレディ・ワシントンのリズム隊に、アーサー・アダムス&マイケル・ランドウという全くタイプの違ったギタリストが2人参加したスチュワート・レヴィン・プロデュースによる1枚。全体的には品好くブルージー。2曲目でスタンダードの<The Sidewinder>が出てきたのが嬉しかったです。これまた申し訳ない$1.99。
Doc Severinsen『Facets』(1988 Amherst)
大人のジャズ・ファンにとっては全然有名な人なのでしょうが、私的には1990年頃、なんとなく知ったトランペッターです。で〜....ゲゲッ〜! これは酷い! 中味のディスクの盤面も間違いなくDoc Severinsen『Facets』なのに、収録されている内容は全然違います。アーシーな弾き語りブルースが20数曲。こんなの初めて、に近いです、はい。でも、好いです、豪華な面子を見てるだけで心も晴れますから(笑)。アーニー・ワッツ、リトナー、ピーター・アースキン、アラン・パスクァ、ポリーニョ・ダ・コスタ....。基本的にはスタンダード中心になっています。
Marlena Shaw『Go Away Little Boy : The Sass And Soul Of Marlena Shaw』(1999 Columbia)
Christoph Spendel『The Art Of Solo Piano』(1997 Blue Flame Jazz)
Terry Steele『Day By Day』(2002 JTS)
T Lavitz『Mood Swing』(1991 Nova)
Urban Knights presents 『The Chicago Project』(2002 Narada Jazz)
Yellowjackets『Shades』(1986 MCA)
Various『Tha' Hot Club』(2004 Shanachie)
Various『Oasis Smooth Jazz Awqards Collection』(2000 Native Language)
Various『Smooth Jazz:The Best Of Native Language, Volume 1』(2002 Native Language)
Various『GRP & KBLX Presents The Quiet Storm』(1991 GRP)
Various『Jazz For Couch Potatoes !』(2004 Shanachie)
Various『Smooth Jazz...Cruisin'』(2004 Native Language)
Various『Smooth Jazz Radio Hits Volume 2』(2000 Instinct)
Ceili Rain『Change In Your Pockt』(2004 WBOB)
その後、コーリアンのレストランで焼き肉をパク付き、満腹状態で帰宿。さ、スタミナ付けて明日からの漁業に精を出さねば〜! おやすみなさい。
|
|
|
|