<11月20日(火)>

「今日の出来事」

●午前中はリラックスし、午後から「Adult Oriented Radio」 の検聴をしよう、と思っていると、速攻でCDを集めて人に渡さないといけない、という事態になるも、これが、30枚くらいあり、しかも、例によって、どこにあるのか見つからないものも多数.恥ずかしながら、私のデスクの右側はCDだ、紙資料だ、VHS(!)だ、が、ホント、ただ単に山積みなっていて、という状態なんですが、その禁断の山を崩してしまい、CDだなんだが、どびゃ〜っと分散。もう、逆に、これは好い機会だと開き直って、整理をスタート。夜、必要だったCDを渋谷までとある人に届けに行き、帰宅後も、しっかりと続きをする至って地味な日。結局、検聴は明日に延期。迂路デューサーさんにも、搬入が1日遅れます、の電話を入れる、渋い1日でした。ま、でも、探しているCDがなかなか出て来なくても、その昔探していて出て来ない、諦めた! というものが出て来たりして、ま、結果的にはプラスの1日の模様。と、考えると、渋い1日も、全然、ノー問題です。

「Smooth Jazz Song File」
(324)Dori Caymmi <Obsession>
 from『Dori Caymmi』(1988:Elektra)




<11月19日(月)>

「今日の出来事」

●例によって朝から「Adult Oriented Radio」 の選曲、翻訳、進行表作りをして午後から収録。今日は11月24日OA分の前半1時間だけなので、2時半スタート、4時アップ。そして新宿に移動して5時からスーザンの取材。いや〜、好い話し、たくさん出ました。『桜の樹が教えてくれた』は、国境を超えたスタンダード集で、<Autumn Leaves>から滝廉太郎さんの<花>までいろいろな曲が収められているんですが、それらの曲の歌詞、そして、その表現法、などを訊ねると、「一語一語、"味わい"ながら伝える」といった、独特の表現をしてくれました。一語一語、"噛みしめ"ながら、という日本語と恐らく同じなのでしょうが、"taste"という単語を使うことが非常に印象的でした。究極のヒーリング・ヴォイスとして多くのリスナーを虜にしているスーザンさんですが、インタヴューを含め、普段の話し方は、明るい、明るい、ただの"ネアカ"のアメリカ人。一緒に居ると、ホント、幸せな気分になれます。この新作も、大事な人へのプレゼントとしてかなり使われるのでは? そんな良作です。同名のフォト・エッセイもサンマーク出版から出ています.併せてどうぞ。

 そして、取材で一緒になったアドリブ:山崎さんと渋谷に移動し、AXで、Amazonsのデビュー20周年ライヴを鑑賞。ドラムスが沼澤尚さんだった関係で、招待で入れて頂いたのですが、いやあ、大盛況でしたね。ゲストも豪華で。って、でも、最後までは観れずに退出してしまったのですが...ということが予め解っていたので、開演前に、沼澤さんのところにご挨拶。一緒に進めている企画もあり、その話しもありましたもので....。あ、その沼澤さんからキーボードの森俊之さんを御紹介頂いたのですが、お顔を拝見するのは初めてで、この方が、デヴィッド・フォスター好きでもある所の超売れっ子キーボーディストさんか〜!を体感しました。凄い好い感じの人で、本番でのプレイがまた凄い! ローズ系もクラヴィ系もオルガンも完璧でしたね、旋律、グルーヴ感、使い分けのセンス、etc.。本当に、お世辞抜きで感動しました。機会がありましたら、ぜひ、お話しさせて頂きたいです。

「Smooth Jazz Song File」
(323)Lea Delaria <Call Me>
 from『Double Standards』(205:Telarc)




<11月18日(日)>

「今日の出来事」

●今日はまたまた料理の日。前回ほど時間は掛けませんでしたが、買い物から楽しんで、頑張って作って。あとは特に....。あ、ランスさんがハワイからやって来ました、本日。今日は鐘ちゃんにケアをお任せしてしまいましたが、週末はパ〜ッと盛り上がりたいと思います。
 夜は、明日、アドリブ誌用にインタヴューを行うスーザン・オズボーンさんの最新作『桜の樹が教えてくれた:Sakura』を聴きながら、いろいろと質問を考え、という静寂のひと時を過ごしました。

「Smooth Jazz Song File」
(322)Chris Standring <I Can't Help Myself>
 from『Soul Express』(2006:Trippin' N' Rhythm)




<11月17日(土)>

「今日の出来事」

●結果的には非常に素晴らしい1日でしたが、スタートは最悪! ここ2〜3日、どうも調子が今ひとつだったiMacが遂にアウトになり、午前10時頃、早速、アップル・ケアに相談の電話。結局、ああでもないこうでもないを繰り返し、殆ど1時間、オペレーターの方の指示を仰ぎながら格闘したもののどうにもならず、最終的には修理に出すことに。ただし、ファイヤー・ワイアーのケーブルもあったのでノートに必要データを移し込み、とりあえず大事にはならなかった模様。数々のリストがおじゃんになったらもう生きていけないですから、私(笑)。ということで、この日記はノートで書いてます。

●そして、午後から早々、川崎のクラブ・チッタに出向き、パイロットのライヴを見学。まずは、リハーサルを覗かせて頂いたのですが、これが、もう安心して観ていられる、と言いましょうか、非常にスンナリで、夜の本番に向けての不安はゼロ! ギターの人とキーボードの人が新メンバー(非オリジナル・メンバー)ですが、この2人も本当に好い音出していて、流石、デヴィッド・ペイトンさんの目と耳は確かだ〜!を早くも実感しちゃいました。

 で、開場の1時間前にはリハも終了してしまい、さ、これから2時間、どうやって費やすか...で、川崎駅の駅ビル的な建物のB1Fにある「ラーメン・シンフォニー」でいろいろ食すべし、に決定し、そこで2杯。1杯めの「本丸亭」は相変わらずの美味しさ(とは言え5年くらい前に本店で食べた時のインパクトと較べると若干落ちたりはしますが...)でしたが、もう1軒は今イチでした、敢えて名前は書きませんが。ま、でもラーメン・コンプレックスがあちこちに出来つつも、閑古鳥状態、という話しをよく聞くので、土日のここはそれなりに集客出来てて好かったな、と胸を撫で下ろす私です。
 その後も、ほとんど未知の世界:川崎の繁華街を1時間くらい散歩して時間をつぶし、5時半頃に開場に到着。そして、6時を数分過ぎて、遂にライヴがスタート。ペイトンさんの最新ソロ『Fellow Man』の1曲目に収められたインスト小曲、そして、マネージャー:カーク・キースターさんのMCをイントロダクションに、パイロットの初飛行がいよいよ実現したのでした!

<演奏曲目>
1. 55 North 3 West
2. You're Devotion
3. Penny In My Pocket
4. Do Me Good
5. Goldmine
6. The Search
7. Over The Moon
8. Smokin' Drinkin'
9. I Wonder
10. January

休憩

11. You're My No.1
12. Lovely Lady Smile
13. Get Up And Go
14. Canada
15. I Want
16. Don't Speak Loudly
17. Fellow Man
18. No Ties No Strings
19. Call Me Round
20. Magic

EC1 Library Door
EC2 Just A Smile

 もう、何も言うことはないと思います。限りなく100%に近いオーディエンスが、限りなく100%に近い満足感と共に帰路に着かれたと思います。アドリブ誌:山崎エディターも、吉田鐘太郎氏も、「本当に好いライヴだった!」 を連発していましたからね。
 終演後、楽屋を訪れ、メンバーと一緒に記念撮影! また、来年もお待ちしています、ぜひ!

P.S. こぼれ話しです。当日のセットリスト=演奏曲目表を開演前に頂戴しておいたのですが、なんと、曲名の横に、とある英字と数字が書かれているではないですか! 何だと思います? 正解は、それぞれの曲のキー(コード)とBPM。すっごい、吃驚! こんなことはもちろん初めて! キーを書くことも極めて稀ですが、ディスコ・ミュージックでもないのにBPMが記されているとは....しかも、シークエンスの曲などホンの数曲で、基本的にはライヴ・ミュージックなのに....恐れ入りました!
「Smooth Jazz Song File」
(321)Eddie M <Inner City Blues>
 from『Ward Street』(1998:JMI)




<11月16日(金)>

「今日の出来事」

●今日はまさに雑用デイで、あっちいって書類を、こっち言って振込を、みたいな日でした。そして、夕方から「Adult Oriented Radio」、山崎稔久さん登場週の収録。11月24日(土)OA分で、最近の山ちゃんにしては珍しく(?)、AORのど真ん中がたくさんかかります。

●そして、通常ならばそのままスタッフと食事会ですが、今日は単独行動で、日本に到着したパイロットのデヴィッド・ペイトンさん、そして、マネージャーでありJakレコードのオーナーでもあるカーク・キースターさん、この2人と懇親会。泊まっているホテルのロビーで待ち合わせ、その後、食事に。金曜なのでどこも満杯で入れませんでしたが、とりあえず入れた和洋系の店で楽しく2時間くらい。
 私と会う前はファン・クラブの人たちと懇親会?をやっていたそうで、約50人の熱心なファンが集まり、本物のパイロットの前で感激の瞬間を過ごされました。年齢はどれくらいだったのですか? と聞くと、かなり幅広い感じだったとか。そして、デヴィッドさんが「僕のことを僕以上に詳しく知ってるんだ!」と感激していらっしゃいました。
 明日のライヴは22曲演奏する予定で、数曲だけ同期ものがある、とのこと。2時からチッタでリハーサルを行うそうで、それも観に行くことになりました。とにかく楽しみです!
P.S. デヴィッド・ペイトンさんから最新ソロ作を頂戴致しました。タイトルは『Fellow Man』で、自身のサイト(http://www.davidpatonsongs.com/buymusic.htm)ではもう売っているとのこと。で、これを聴かせていただいたら、これがまた大らかなポップで、ちょっぴりコンテンポラリーな感じもあって、非常に好い出来でした。なんたってデヴィッドさん曰く「今までのソロ作の中で、ベストな仕上がり!」とのことですから。
 果たして、クール・サウンドから登場することはあるのでしょうか....現時点では全く解りません。

「Smooth Jazz Song File」
(320)Jennifer Warnes <Rock You Gently>
 from『The Hunter』(1992:Private Music)




<11月15日(木)>

「今日の出来事」

●今日はUSENの選曲、もう1本。自由企画な特集で、折角、イーグルスが好いアルバムを作ってくれたのでそれに絡めたい、ならば、「中田流ウエスト・コースト・サウンド」が好いだろうと判断(イーグルス・ファミリー特集は前に一度やっているので)。
 で、イーグルスの新作から、私の好きな、ドン、グレン、ティモシーのヴォーカルを各1曲ずつフィーチャーし、それにシングルを加えた4曲を選曲。それに合わせる感じで、CS&N、ビーチ・ボーイズからポコ、フールズ・ゴールド、そしてJ.D.サウザー、カーラ・ボノフからヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、マーテジー・バリンまで、約2時間でまとめてみました。
 もちろん基本はAORチャンネルなので、ビーチ・ボイーイズと言っても初期のサーフィン・ポップ系ではなく、スティーヴィー・ワンダー作詞・作曲・ハーモニカの<I Do Love You>(1985年)だったり、逆に、ど真ん中AORセレクションとは少し趣を変えたいので、クリストファー・クロスだったら<Say You'll Be Mine>、ドゥービー・ブラザーズは<One Step Closer>、みたいな選曲になっています。
 今回からUSENの担当プロデューサーが替わり、それに伴い、選曲表の書き方もちょっと変わったりしたので、かなり時間掛かっちゃいました、iTunesに入っていない曲が大半だったので(私のiTunesの7割はスムース・ジャズで、AOR系は2割程度ですから....)、それの読み込みにも時間掛かっちゃいますし。

●といった具合で夕方になり、夜は、なんだかまた飲み会で盛り上がって。あっという間の1日でした。

「Smooth Jazz Song File」
(319)Roger Smith <Roger's Groove>
 from『Just Enough』(2004:Trippin' N' Rhythm)




<11月14日(水)>

「今日の出来事」

●午前中に昨日取り掛かったUSEN:Will Downing特集を仕上げ、午後は改めてPeter Cincottiのアルバムを聴き、質問を考え、3時過ぎからワーナーのオフィスで彼にインタヴュー。
 いや〜、長身の甘いイケメンで、こりゃあ人気出ますわね〜、を実感しました。最新作『East Of Angel Town』はまだアメリカでは出ていなくて、来年の1月に満を持しての登場になるわけですが、日本盤は12月5日のリリースで、プロデュースはデヴィッド・フォスターとウンベルト・ガティカが全編で関わっている、というマニア必携の1枚。と言いましても、音的にはフォスター色は殆ど感じられませんが....
 ま、それはともかく、Concordからジャズ・シンガー&ピアニストとしてデビューを飾った彼が、今回、Warnerに移籍しポップ・ロックなシンガー・ソングライター・アルバムを作った、という流れをいろいろと聞けて興味深かったです。あと、結構、冗談の多い人だったのが意外でした。もっとクールなイケメンだと思ってたので。雑誌はアドリブ誌です。12月売りの1月号に掲載予定。頑張って書き上げます。

●そしていったん帰宅し、雑務をやり、7時からコットン・クラブでピーター・ホワイト(g)&ミンディ・エイベア(sax)のライヴを観て来たのですが、いや〜、素晴らしい!の一語。一緒に行った友人も「ミンディを見直した!」とえらく喜んでいました。アメリカでもこの2人+リック・ブラウン(tp)でクリスマス・アルバムを発表しツアーを回っているだけあって息はピッタリ。そして、2人のレパートリーのバランスも、ショーの盛り上げ方も、本当に申し分無かったです。ピーター・ホワイト=優しいアコースティック・ギターの調べ、というイメージでしたが、ノって来るともうロック・ギタリスト!そのものでして、ジミ・ヘンばりと申し上げましょうか、歯で弾いちゃうぞ〜!というモーメントもあり、思わず笑ってしまいました。
 そうでなくても、ミンディの曲では黒のストラトを弾くことが多く、なんか、意外な発見と言うか、非常に得した気分になれました。

 ミンディはアルトとソプラノでこれまたエキサイティングにブロウしてくれました、あと、歌も歌って。凄くスキニーで非常に色っぽかったです。10cm以上のヒールを履いていたので、実際はそんなに大きくなさそう。ゆっくりお話ししたい人です、時間があったら。もちろん、プライヴェートではなく、インタヴューとして、ですが。
 バックはグレッグ・カルーカス(key)、スタン・サージェント(b)、エリック・ヴァレンタイン(ds)という豪華メンバー! グレッグさんの曲も1曲聴けましたし、スムース・ジャズではなくハード・コア・フュージョンをやらせたら、かなりの手数王!と思わされたテクニシャンのエリックさん、そして、レフティーなのに弦の張り方は通常の右利き用のままという、ウェイマン・ティズデイル状態のスタンさん、何れも凄い人たちです。ホント、1人でも多くの方に観て頂きたいです、って言っても、明後日:金曜日までなので難しいかもしれませんが....

●そして、場所を変え、知人組と合流して飲み会。さらに、乱入者?あり、非常に楽しかったです。

「Smooth Jazz Song File」
(318)Angie Stone <Happy Being Me>
 from『The Art Of Love & War』(2007:Stax)




<11月13日(火)>

「今日の出来事」

●昨日収録した「Adult Oriented Radio」 の検聴、Qシート書き、発送。そして夜はUSEN AOR ch.の選曲を途中まで。アーティスト特集で、ウィル・ダウニングをやってしまうことに決めました、ニュー・アルバムも出たことですし。その昔に、<I Go Crazy>のカヴァーを演っていますし、メロウなブラコンとしてAORファンにも十二分にアピール出来る人なので、あり、です。

「Smooth Jazz Song File」
(317)Russ Freeman <East River Drive>
 from『Drive』(2002:Peak)




<11月12日(月)>

「今日の出来事」

●朝から本日収録の「Adult Oriented Radio」 の選曲、翻訳、進行表作り。家を1時に出なくてはならないので、間に合わないのでは....と焦ることしきり。しかし、気合いを入れたのでちゃんとオン・タイムでスタンバイ完了。そして2時から収録を行いましたが、今回は後半1時間のほとんどがリクエスト特集でして、やはりリクエスト特集は楽しいですね、いろいろな方々の選曲&メッセージが直に体験出来るので。

 そして帰宅&夕食後は、ひたすらCD-R作り。本当は昨日のうちに完成させたかったのですが間に合わず今日になってしまいました....。例によって出て来ないんですよね、CDが。ものはスムース・ジャズ系の寄せ集めコンピでして、全くもってプライヴェート仕様。全然、仕事とは関係ない代物です。

 さ、明日からは、昼も夜も忙しモード! 風邪だけは気を付けたいです、相変わらず、今日も半袖だけで外出していたので。でも、下は長ズボンなので全然楽です。膝が出ているといないで、全く違いますからね。

「Smooth Jazz Song File」
(316)Cathi Ogden <It's A Feel Thing>
 from『Out There』(2001:Debut)




<11月11日(日)>

「今日の出来事」

●今日は9月27日に天に旅だった祖母の四十九日をやりまして、朝から家族と車でお寺に向かい、帰って来たらもう早い夕方、そんな感じでした。

 そして夜は、野球のアジア・カップ決勝戦をTVで観戦。日本代表の中日ドラゴンズと韓国代表のSKとの、好く言えばすっごく面白い白熱戦、悪く言うとなんであのままスンナリ逃げ切れない!?!?!?! な試合でして、後半の時点で3点リードしていた中日が8回に2点本塁打で同点にされて、9回の表にようやく勝ち越しの点が取れた、という展開。TV中継が珍しく1時間も放送を延長してくれたものの、結局、時間無いで決着が付かず、その後は気になってしょうがないからいろいろな局のスポーツ・ニュース系で結果をやらないか、ザッピング状態。そして、夜も好い時間に...ま、日本が勝って好かったですが、しかし、東京ドームの観客席は満杯には程遠い入りでしたし、TVのスポーツ・ニュースに於ける扱いも、そして、翌日のスポーツ新聞に於ける扱いも、極めて小さし。それよりは、オリンピックのアジア予選だ〜! 星野ジャパンだ〜! 解るんですけど、なんか淋しいですね。巨人が日本一になってたらまた全然違ったのでしょうけど....難しいです....。

「Smooth Jazz Song File」
(315)Art Porter <Inside Myself>
 from『Pocket City』(1992:Verve Forecast)