<3月20日(日)>
●AORツアー in LA:同行者の日記はこちらをご覧下さい!

「今日の出来事」
●いよいよスタートしました、「AORてんこ盛りツアー in LA」、改め、「シーウインドの20数年ぶりリユニオン・ツアーを観ながらLAでAOR的なひとときを過ごす4泊6日、有志の集い」。いやあ、初日から凄かったです。同行した皆さん、感動以外の何物でもない!と中田確信!の巻ですね、ハイ。それでは、ゆっくりレポートしてみましょう。

●この日は朝6時起き。結局、朝、ひと仕事してからの身支度、になったのは中田の出張前あまりに当たり前の出来事なので別にビビリも焦りもしないのですが、今回はいわば半ツアー・コーディネイター。集合時間に中田自身が遅れたら、参加してくださる皆さんからの評価がいきなりダウン!と思い頑張ったのですが、スミマセン、結局、遅れちゃいました。なにしろ、旅の支度をし始めたのは出発の1時間半前。おかげで、パスポートや航空券はしっかり持ったものの、大事な某CDを持つの忘れる、パソコンに入っている中田のCDウォント・リストを携帯電話に転送するの忘れる、他、やっぱりポカしてしまいました。待ち合わせは7分遅れ位で済んだのでまだカッコ付きましたが、京成スカイライナーの接続次第では最大40分待たせになったので、ホント、危なかったです。で、朝、何をしていたかと言うと、FM Co-Co-Loのスムース・ジャズ番組「Afterglow」の選曲3週分素材発送。そして、各種請求書の発送、4月8日新譜、デヴィッド・ラズリー『Demos Vol.2 - Take A Look』の媒体用音資料発送、他、いろいろありまして.....

●何はともあれ、同行する皆さんとは直ぐに合流できて、チェック・イン、両替&海外旅行保険加入、買い物などを済ませて、ノースウエストのラウンジへ(スミマセン、ホント、いつもありがとうございます、アヤオカさん!)。そして定刻どおりに出発! 若干の揺れもありましたが特に問題も無くLAに到着致しました。入国審査を済ませて外に出ると今回のコーディネイター、森口哲也さん(レスリー・スミス『Les Is More』のプロデューサーの1人でもある、LA在住今年で20年と言うミュージシャン)が出迎えてくれて、さ、いよいよイヴェントのスタートです。まず、朝も9時頃だと言うのにホテルにチェック・インをトライ。今回は3年前に一度泊まったことのあるBest Western Sunset Plazaへ。有名なSunset Bvd.沿いにあり、House of Bluesのほとんど隣り。そして、タワー・レコードにもヴァージン・メガストアにも歩いていける、絶好のロケーションと、中庭のプールが非常にシャレているウエスト・ハリウッドのアコモデーションです。Best Westernというと、手軽なモーテル、という印象もありますが、ここはまさにホテル並みの作りで、私の親しい友人もLAに行ったらここ!と定宿にしているほどです。で、しっかりとチェック・インも出来、軽くコーヒーした後、さ、出発です。

●今日の目玉はシーウィンドのライヴですが、なんでも、昨年の6月から再結成のためのリハを始めていて新曲の練習もやっているとか。という、並々ならぬ気合いの入れようなのですが、それでいて、各人それぞれが多忙なために、昨日今日の2日間だけでリユニオン・ギグはいったん終了。もちろん、その後の日本公演への期待は残っていますが、とにかく超貴重な瞬間です。ジェリー・ヘイこそ今回未参加ですが、それ以外のメンバーは全員参加し、さらに、シーウィンド・ホーンズ・ファミリーの一員、ゲイリー・グラントも数曲ゲストでプレイするという、音的に何の不満も無いラインナップになっています。会場はオレンジ・カウンテイのエリアにあるセリトス・センターというところで、ここはいわゆる市民会館といった感じのホール。ライヴ・スペースの他にもシアターも併設されていて、裏にはシェラトン・ホテルもある絶好の環境が、いかにもカリフォルニアンな感じでした。で、この日のライヴですが、なんと、わずか300人と言う超限定規模。当然のごとく、チケットは即完だったので、本当にプレミアもののショーです。そしてライヴは午後3時にスタート。その1曲目には1976年の1stアルバム『Seawind』から<The Devil Is A Liar>が演奏されるのでした。ポーリン・ウィルソンの声は力強くかつスムース&キュート。サウンド面での要と言うかまとめ役、ボブ・ウィルソンのビート感も、そしてその相手方ケン・ワイルドのグルーヴ感も文句なし! そして、キーボードをメインに活躍するラリー・ウィリアムスのプレイもとにかく知的。MC役はサックスのキム・ハッチクロフトで、温かなジョークを交えたトークがまたその場の雰囲気を和ませてくれます。なんたって、平均年齢45歳?、いや、50歳? のオーディエンスですから。
途中20分の休憩を挟んで正味たっぷり2時間の中身は、インストが2割、ホーン舞台4人が勢揃いした曲も2割、といった感じで、さすがにホーンがバッチリ決まると快感そのもの。ゾクゾクっと身震いが走ります。ポーリンのソロからも3曲、そして、新曲も2曲披露されたセット・メニューは以下の通り。

1st Stage
1. The Devil Is A Liar
2. Free
3. Angel Of Mercy
4. Pearl
5. Sun Shadow
6. Window Of A Child
7. Everything Needs Love
8. Invitation
2nd Stage
1. Liquid Spies
2. Inner Urge
3. Rio De Janeiro Blue
4. Good Morning Heartahe
5. Love Lost
6. You're My Everything
7. He Loves You
8. Follow Your Road
9. Kept By Your Power(encore)

終盤はまさにスタンディング・オヴェーションとなり、拍手の嵐が会場中に響きわたります。そして、終演後はメンバー全員が登場しロビーでサイン会! 私たち一行も、ポスター&パンフレットにサインを頂戴し、貴重な貴重なシーウィンド・リユニオン・ツアーTシャツも購入。ポーリンと記念写真を撮ったリ、素晴らしいひとときを満喫しました。その後も、シーウィンドの長年にわたるマネージャー:ブルー・ジョンソン氏の経営するタイ料理レストラン、Bangkok Blueで打ち上げを兼ねた食事会があるというのでそこに足を運び、またまたメンバーと交流を図りました。さ、次は、来日公演! とにかく期待しちゃいます。

●そして、ホテルに戻って部屋でワインを呑みながらこの日記書き。ワインは帰りにスーパーで買ったカリフォルニアの赤ワイン。Diablo Creekというカベルネ・ソーヴィニオンのワインですが、これが結構いけます。あてずっぽで買ったんですけど、当たりでした。で、つまみは同じくスーパーで買ったスライス・チーズと、日本から持ってきたベビースター・チキン丸。このベビースターがホント、いけるんですよ。国内外問わず、旅に出る時のつまみとして、かなり愛用させて頂いてます。ちなみに中田は家に居る時は寝る前に酒を呑んで、なんてことは一切無いのですが、これもアメリカに来た時ならでは、ですね。おっと、眠くなってきたのでそろそろベッドに潜ります。今日は1枚もCDを買ってないのでBGMは日本から持ってきた渡辺貞夫さんの『Rendezvous』で(笑)。